「胃がん」を予防するために食生活で気を付けるポイントとは?【医師解説】

胃がんを予防する可能性の高い食べ物・食生活とは?メディカルドック監修医が解説します。
※この記事はMedical DOCにて『「胃がんの前兆として唇」に症状が現れることはある?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
和田 蔵人(わだ内科・胃と腸クリニック)
目次 -INDEX-
「胃がん」とは?
胃は体のみぞおち辺りにある臓器です。口から食べた食物を消化し、一旦ためて少しずつ腸に送り出す役割を担っています。
胃がんは、胃の内側の粘膜からがんが発生したものが多いです。この胃がんは粘膜から次第に壁の外側に向かって広がっていきます。
日本では、2021年の統計では大腸がん、肺がんに次いで胃がんは3番目に多いがんです。早期発見や治療の進歩により死亡数は徐々に減少傾向ではありますが、罹患数は増加傾向が続いており、気をつけなければいけないがんの一つと言えます 。
胃がんを予防する可能性の高い食べ物・食生活
禁煙
先で述べたように、喫煙が胃がんの原因となります。禁煙をすることが胃がんを予防することにつながります。喫煙が原因となる病気は胃がん以外にも肺がん、食道がん、肺気腫、高血圧などがあります。思い立ったら、なるべく早めに禁煙をすることが非常に大切です。
節酒
アルコールを多く飲むことが、胃がんの危険因子となります。アルコールも胃がん以外の多くの病気の原因となり得ます。1日日本酒で1合(ビールで500ml、ウイスキーダブル1杯(60ml)、焼酎110ml、ワイン200ml)未満程度に抑える様にしましょう。
減塩・塩蔵食品を控える
塩蔵食品(魚の干物やたらこなどの魚卵、漬物など)を多く摂取することが胃がんのリスクとなっていることが分かっています。日本人は塩蔵食品や塩分摂取が多い傾向にあります。なるべく、薄めの味付け、塩蔵食品は控えめにするようにしましょう。
「胃がんの前兆と唇」についてよくある質問
ここまで胃がんの前兆と唇について紹介しました。ここでは「胃がんの前兆と唇」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
胃がんを発症すると一番多い症状について教えてください。
和田 蔵人 医師
胃がんは症状が出ないことが多いです。胃がんが進行しても、どの症状が最も多いかについてのはっきりとした報告はありません。しかし、みぞおちの辺りの痛みや食欲低下、吐き気などがみられることが比較的多いと考えられます。
また口唇炎や口角炎など唇の症状は、胃がんで特徴的とは言えません。しかし、胃の不調から唇の症状があらわれることもあるため、続くようであれば気をつけなければなりません。
しかし、これらの症状は胃炎や胃潰瘍などのほかの病気でもみられ、症状のみでは区別をすることができません。これらの症状が持続する場合には、早めに消化器内科を受診して相談をしましょう。
編集部まとめ 唇の症状と胃の症状が続く場合には、消化器内科で相談をしよう。
口唇炎や口角炎が起こる場合、唇をなめる癖で起こることも多いです。そのため、唇の症状単独では、胃の病気と直接関連の無いことも多いです。しかし、みぞおちの痛みや嘔気、食欲低下など胃の症状を伴う場合には、胃の病気の可能性も考えられます。胃の不調によりビタミンやミネラルの吸収障害が起こることで唇の症状がみられることもあるからです。
胃がんは通常自覚症状がみられないことも多いです。しかし、この記事で挙げたような症状が持続し、特に胃の症状が一緒にみられる場合には、胃がんを含めた胃の病気の可能性も考え、消化器内科を受診すると良いでしょう。胃がんの早期発見のためにも、いつもと違う、ちょっとした不調に気が付くことも大切です。
「胃がん」と関連する病気
「胃がん」と関連する病気は5個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
胃がんと同じような症状が出る病気は多くあります。上記の病気もその中の1つです。腹痛や嘔気、食欲低下、体重減少などの症状がみられる場合にはこれらの病気を区別することができないため、消化器内科で相談をしましょう。
「胃がん」と関連する症状
「胃がん」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
- みぞおちの痛み
- 嘔気、嘔吐
- 食欲低下
- 体重減少
- 口角炎・口唇炎
胃がんは自覚症状が出にくいです。しかし、がんが進行すると、上記の様な症状がみられることがあります。気になる症状が持続する場合には、早めに消化器内科で相談をしましょう。



