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「ワセリン」に種類があるのをご存じですか? 正しい選び方も薬剤師が解説

 公開日:2024/11/06
黄色と白色

ワセリンには代表的なところで白いもの黄色いものがあるそうです。肌が敏感な方は、黄色よりも白色に近いものを選んだ方が良いと薬剤師の玉井さんは言います。詳しく教えてもらいました。

玉井 大輔

監修薬剤師
玉井 大輔(薬剤師)

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地域における公衆衛生の拠点として、旅行や医療に関するコンサルタントを主業とした法人を設立し、運営。新卒入社した外資系製薬企業では、MR(メディカル・レプレゼンタティブ)として全社で営業成績が1位となり、特別報奨を授与。その後、調剤薬局(精神科)の管理薬剤師を経て、全国の調剤薬局、並びにドラッグストアーに勤務薬剤師及び派遣薬剤師として勤務しながら、MA(メディカル・アフェアーズ)に関連する職能の幅を広げるに至る。修士号(公衆衛生学)を取得した後は、課題形成、問題分析、対策立案のアプローチにより、開局1年未満の調剤薬局(神経内科・漢方内科)の売り上げを対前年で138%の進捗率にする。

編集部編集部

ワセリンにはいくつか種類があるのですか?

玉井 大輔さん玉井さん

天然成分である石油の純度を高めて精製されたワセリンには、製造の過程において硫黄化合物などの不純物を含むこともあります。精製度によって黄色ワセリンや白色ワセリンなどの複数の種類に分類されています。

編集部編集部

ワセリンを選ぶときのポイントはありますか?

玉井 大輔さん玉井さん

ワセリンは、精製の純度が高くなるほど黄色から白色へと変化していく傾向があり、肌に対する刺激も少なくなります。たとえば、アレルギー体質などで肌が敏感な方が保湿剤として使用する際には、黄色よりも純度の高い白色に近いものを選んだ方が良いでしょう。

編集部編集部

ワセリンと保湿剤のちがいは何ですか?

玉井 大輔さん玉井さん

保湿剤とは肌の水分を保つための製剤のことを指し、精製された石油を主成分とするワセリンもその一つです。ほかには、天然保湿成分である尿素や、人体の血液をサラサラにする成分でもあるヘパリンの類似物質などを主成分とした複数の保湿剤が流通しています。

※この記事はMedical DOCにて《【薬剤師監修】「ワセリン」の効果や正しい使い方は? 乾燥肌を予防するための使用方法》と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修薬剤師