「パーキンソン病になりやすい人の3つの性格」はご存知ですか?初期症状も医師が解説!
公開日:2025/11/06

※この記事はメディカルドックにて『「パーキンソン病になりやすい生活パターン」はご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
神宮 隆臣(医師)
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熊本大学医学部卒業。熊本赤十字病院脳神経内科医員、熊本大学病院脳神経内科特任助教などを歴任後、2023年より済生会熊本病院脳神経内科医長。脳卒中診療を中心とした神経救急疾患をメインに診療。脳神経内科疾患の正しい理解を広げるべく活動中。診療科目は脳神経内科、整形外科、一般内科。日本内科学会認定内科医、日本神経学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本脳血管内治療学会専門医、臨床研修指導医の資格を有す
目次 -INDEX-
「パーキンソン病」とは?
パーキンソン病は、徐々に進行する神経変性疾患です。手足の震え(振戦)、動作の遅れ(動作緩慢)、筋肉の緊張が強く、うまく力が抜けない(筋強剛または筋固縮)、バランスがとりづらくなる(姿勢保持障害)などの症状が現れます。特に中高年の発症が多いことが特徴です。この記事では、パーキンソン病のリスクを高める生活習慣や、発症しやすい人の特徴・性格、初期症状、原因について詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。パーキンソン病になりやすい人の性格
それでは、パーキンソン病になりやすいとされている人の性格について述べていきます。内向的
自分の内面を重視し、他人との交流をあまり好まない内向的な性格が、パーキンソン病のリスク要因とされています。柔軟性がない
真面目でストイック、時に強迫的な傾向がある性格も、パーキンソン病と関連している可能性があります。新しいものへの興味が薄い
新しいことに対する興味が低い性格も、パーキンソン病のリスク要因となることがあります。パーキンソン病の前兆となる初期症状
パーキンソン病の初期段階で現れることが多い症状について解説していきます。振戦
手や指がリズミカルに震える振戦は、パーキンソン病の特徴的な初期症状です。特に安静時に見られます。 パーキンソン病に特徴的なものとしては、親指と人差し指を前後に擦り合わせる、丸薬丸め様振戦というものがあります。動作緩慢
動作が遅くなることも初期症状の一つです。歩幅が狭くなり、歩行が困難になることがあります。筋固縮
筋肉の緊張が増し、動かす際に抵抗が強くなる状態です。ひどくなると痛みが生じることもあります。「パーキンソン病になりやすい生活パターン」についてよくある質問
ここまでパーキンソン病になりやすい生活パターンなどを紹介しました。ここでは「パーキンソン病になりやすい生活パターン」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
パーキンソン病になる可能性の高い食べものはありますか?
神宮 隆臣 医師
肥満が非喫煙者にとっては、パーキンソン病の発症を上昇させてしまうかもしれないという研究データがあります。 そのため、肥満につながるような高脂肪食品の過剰摂取は、パーキンソン病のリスクを高める可能性があります。バターやラード、動物性脂肪を摂りすぎることは避けましょう。
編集部まとめ
今回の記事は、パーキンソン病の発症に関連するような生活パターンや特徴、性格について解説しました。 パーキンソン病は、脳にレビー小体を形成するαシヌクレインという異常なタンパク質が溜まることで、黒質の神経細胞が死んでしまうために起こるものです。しかし、なぜそれが起こるのか、その原因はまだはっきりしていません。 今のところ、自分でできるパーキンソン病の予防策としては、運動したり健康的な食生活をとったりするといったことがあります。また、社会的な孤立を防ぐため、日頃からいろいろな物事に興味関心を持ち、人との交流を続けていきましょう。ご自身でできることから始めていきましょうね。「パーキンソン病」と関連する病気
「パーキンソン病になりやすい人」と関連する病気は5個ほどあります。 各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。循環器科の病気
- 高血圧
- 心疾患
消化器科の病気
神経科の病気
- アルツハイマー病
- レビー小体型認知症