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歯科矯正で歯並びを改善!歯科矯正の種類・悪い歯並びが与える影響・子供の歯科矯正のポイントを解説

 更新日:2024/08/06
矯正_歯並び

歯科矯正と聞くと銀色のワイヤーを歯に付けるものとイメージしている方が多いと思います。

しかし矯正方法もさまざまあり、目立たないものなどもあります。

今回は歯科矯正の種類・悪い歯並びが与える影響などについて解説していきます。

綺麗な歯並びは見た目だけではなく、健康や口腔機能に関わりますので矯正を考えている方は参考にしてみてください。

林 玲子

監修歯科医師
林 玲子(医療法人尚志会 林歯科医院)

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「略歴」
ノートルダム清心中学・高等学校 卒業。福岡県立九州歯科大学 卒業。平和道り歯科・口腔外科。広島インプラントセンター(広島市中区) 勤務。平成5年より林歯科医院にて診療に従事

歯科矯正で歯並びを改善

歯科矯正で歯並びを改善
綺麗な歯並びは実はさまざまなことに良い影響を与えます。
虫歯・歯周病になりにくい、噛み合わせが良いため食事の消化不良になりにくいなど、健康につながることばかりです。歯科矯正は早く始めたほうが良いものではありますが、始めるのが遅くなっても問題ありません。
また、ご自身のライフスタイルに合わせて目立たないように矯正をすることも可能です。歯並びを改善することで健康にもつながります。

歯科矯正の種類は?

歯科矯正の種類は?
歯科矯正の種類は主に3つあります。ワイヤー(ブラケット)矯正・裏側(舌側)矯正・マウスピース型矯正です。
それぞれ特徴がありますので解説していきます。

ワイヤー(ブラケット)矯正

ワイヤー(ブラケット)矯正は一般的な矯正方法です。ブラケットと呼ばれる器具を歯の表側に装着し、ワイヤーを通して動かしたい方向に向かって適切な力を加え徐々に歯を移動させる矯正方法です。
歯の周りには歯を支えるための骨(歯槽骨)があり、歯とその骨の間に薄い膜(歯根膜)のようなものがあります。歯根膜の役割は歯と骨を強固に結びつける・歯にかかる過剰な力を受け流すなどです。
ワイヤーによって一定方向に力が加わると動く方向にある歯根膜は縮み、元に戻ろうとして歯槽骨を溶かします。反対側では伸びた歯根膜が元に戻ろうと新しい歯槽骨を作り出します。このようにしてワイヤーでの矯正が行われるのです。
メリットは、さまざまな歯並びに対応できる点です。しかし装置が目立ったり食事がしにくかったりとデメリットもあります。

裏側(舌側)矯正

裏側(舌側)矯正は歯の裏側にワイヤーとブラケットを取り付ける方法です。原理はワイヤー(ブラケット)矯正と変わりません。
しかし装置が歯の表面にないので、装置が目立たないというのがメリットです。矯正の期間中も外見を気にせずに、日常生活を送れます。
そして、歯の表側につけるより虫歯になりにくいともいわれています。
しかし歯の裏側に装置をつけることで、滑舌に影響が出る場合があります。矯正装置が舌先に触れるためです。
さらに、表側のワイヤー(ブラケット)矯正に比べて費用が高くなる傾向にあります。表側よりデコボコしているため、専用の装置を作るのも取り付けるのも難易度が高いためです。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正少しずつ形の違う透明なマウスピースをつけることで、歯並びを矯正する治療法で、おおむね20〜40個ほどのマウスピースによって矯正を促します。
薄く透明なマウスピースは、治療中であっても他人に気づかれにくい矯正方法です。また食事・歯磨きの際には取り外すことで衛生面でも優れています。
マウスピースに金属は使われていないので、金属アレルギーの方でも矯正可能です。また、マウスピース型矯正では基本的に治療開始時に全てのマウスピースを渡すので、通院回数も少なくすみます。
しかし、ワイヤー(ブラケット)矯正に比べて、適応範囲が狭い傾向にあります。取り外しが可能なため、装着時間が短くなると、矯正期間が長くなってしまいますので注意が必要です。

矯正中の見た目を重視するならマウスピース型矯正がおすすめ

矯正中の見た目が気になる方はマウスピース型矯正がおすすめです。ワイヤー(ブラケット)矯正は歯の表側に銀色の装置をつけるためどうしても目立ってしまいます。
その点、マウスピースは薄く透明なものが多いです。薄くて透明なマウスピースは装着していても口元に厚みが出にくく、対面で会話していても歯列矯正中であることを気づかれにくい矯正方法です。
また取り外しが可能ですので、食事で気になることもなければ歯磨きで磨きづらいこともありません。
しかし、気をつけなければならないことがあります。マウスピースは1日20時間以上の装着が基本となります。上述したように、装着時間が短くなればなるほど矯正期間が長くなってしまいます。

悪い歯並びが与える影響

悪い歯並びが与える影響
悪い歯並びは見た目に影響するだけでなく、虫歯・歯周病の原因となったり身体の健康に影響が出たりと悪い影響を与えることがあります。
またご自身では気付きにくいかもしれませんが、発音がしっかりできていないことがあるようです。
歯科矯正は決して安くはありませんが、綺麗な歯並びは見た目が良く、これらの原因を取り除いてくれます。将来の健康も考えると、矯正を始めることを検討してみてはいかがでしょうか。

虫歯や歯周病になりやすい

虫歯と歯周病の原因はプラークといわれるものです。プラークとは細菌と代謝物で形成された物質のことを指します。プラークは歯のカルシウムを溶かす作用があります。
歯並びが悪いとこのプラークを綺麗に取り除けません。歯が溶け始めてすぐにプラークを取り除けば、歯は自然に修復することもあります。
しかし長期間付着したままのプラークは歯の深部まで溶かしてしまい、自然修復を妨げてしまうのです。その結果、虫歯や歯周病となってしまいます。
またプラークは口臭の原因になることもあります。プラークに含まれる細菌が硫化水素やメチルメルカプタンなどの強いガスを作り出すためです。

身体の健康にも影響が出る

悪い歯並びは身体の健康にも悪影響を与えることがあるようです。口腔機能は健康寿命に大きな影響を与えることがわかっています。
口腔機能が低下すると食欲も低下し栄養が偏り不足するようになります。その結果、筋力・免疫・代謝が低下することが認められているのです。
代謝が低下すると食欲が以前に増してさらに低下し、栄養が偏り不足する悪循環が起きてしまいます。免疫が低下するとさまざまな病気にかかりやすくなってしまいます。
病気でよく挙げられるのが認知症です。
このように、今は何もなくても将来的に身体の健康に影響が出るので注意が必要です。

発音がしづらいことがある

歯並びが悪いと発音がしづらいことがあるようです。歯が内側や外側に倒れていると見た目が悪いだけではなく、舌がスムーズに動きにくく不明瞭な発音になってしまう場合があります。
また顎の骨の幅が狭い時にも起こる可能性があるようです。その場合はサ行・タ行・ナ行・ラ行などの発音がしにくく、滑舌が悪くなりやすいです。
歯並びが良い場合でも、歯列に大きな隙間、いわゆるすきっ歯では呼気が歯の間から漏れてしまうため不明瞭な発音になってしまいます。

子供の歯科矯正のポイントは?

子供の歯科矯正のポイントは?
子供の歯科矯正のポイントは早期の診断と治療・専門家の指導・成長期に合わせた治療・定期的な治療などがあります。子供の癖なども把握した上で、早期に治療できれば綺麗な歯並びになります。原因となる行為を減らせるようにしましょう。

歯並びや噛み合わせを悪くする癖を把握する

子供の歯並びが悪くなる原因は、先天的な原因と後天的な原因などがあります。先天的な原因には遺伝があり、後天的な原因には口周りの癖・口呼吸などの生活習慣が挙げられます。

  • 遺伝
  • まずは遺伝ですが、歯並びが直接遺伝するとは考えられてはいません。骨格を形成する際に顎の骨格が遺伝すると考えられています。
    顎の骨格に対して歯のバランスが悪くなることで歯並びが綺麗に形成されません。上顎前出(出っ歯)・反対咬合(受け口)などは遺伝の影響が大きいようです。

  • 成長方法
  • 歯が生え変わる際に上の歯が本来の位置より内側に生えたり、下の歯が外側に生えたりなど、生え方でも歯並びが悪くなります。これらの原因は乳歯がなかなか抜けずに永久歯が生えてくることで位置がずれるとされています。

  • 口周りの癖
  • 口周りの癖というのは主に指しゃぶりや舌で歯を押すなどの行為のことです。永久歯がまだ安定していない時にこれらの行為をすることで歯の生える位置は正常でも斜めに生えてしまいます。

  • 生活習慣
  • 口呼吸や頬杖などが主な原因です。口呼吸が日常になっていると下顎が上がった状態になってしまいます。そうすると無意識に舌の位置が下がった状態になっていることが多いです。
    舌が下がった状態が続くと口の周りの筋肉が発達できずに、顎とのバランスが崩れ歯並びが悪くなってしまいます。頬杖をついていると外部からの負荷がかかり傾いてしまうことがあるようです。

これらのように先天的なものと後天的なものがあります。後天的なものは歯医者に定期的に受診することで改善することが可能です。
先天的なものでも早期に治療を始めると、悪い歯並びを悪化させずに済みます。

口の状態に適した矯正時期を見極める

口の中の状態は人によって違うため、一概にこの時期から始めるのが良いなどはありません。理想的なのは顎が成長段階にある幼児期から定期的に観察してもらうことです。
なぜなら、歯並びや噛み合わせの問題は、歯の土台の顎の形・大きさなどの要素が重要になってくるためです。始める時期に遅いことはないので気になっているのであれば、受診してみてもらうのが良いでしょう。

歯並びが気になるなら林歯科医院に歯科矯正の相談を

林歯科医院
林歯科医院は全国に誇れる診療を地域の皆様にという目標を掲げています。患者さんが通いやすい環境づくりと明るい雰囲気と心を込めたおもてなしを大切にしている歯科医院です。
またお子様を連れて来院する方には託児サービスを用意しているので、親子でも通いやすい環境になっています。

目立ちにくいマウスピース型矯正(インビザライン(※1))に対応

林歯科医院では前述したワイヤー(ブラケット)矯正・裏側(舌側)矯正・マウスピース型矯正全てに対応しています。その中でも、マウスピース型矯正は目立たず、比較的痛みも少ない矯正が可能です。
マウスピース型矯正インビザライン(※1)に対応しているため、目立ちにくい矯正を始めたい方は林歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。

矯正費用は440,000~880,000円(税込)と価格にも配慮

歯科矯正は決して安くはありません。しかし林歯科医院ではさまざまな矯正方法を用意しているため、矯正を始めやすい価格設定といえると思います。これは、多くの歯並びで悩んでいる方が治療を受けやすいようにと配慮されているからだそうです。
矯正をしようか悩んでいるけれど、費用が原因で躊躇している方も治療を受けやすいのではないでしょうか。ご自身のライフスタイルに合わせた矯正方法は、ストレスにならないので始めやすいでしょう。

歯並びコーディネーターによる無料の矯正相談を実施

林歯科医院では無料で矯正相談を実施しています。なかなか時間が取れない方でも矯正を始められるような環境づくりを大切にしているからできることです。
また、歯並びコーディネーターがカウンセリングを行うため、医師に聞きにくいことでも相談しやすいように配慮さされています。矯正を始めるのに遅いなんてことはありません。歯と健康は深く関わっているものなので、無料の矯正相談から始めてみてはいかがでしょうか。

2歳頃からの定期健診を実施し適した矯正時期を把握

歯医者
林歯科医院では、2歳頃からの定期健診も行っています。虫歯のチェック・歯磨きの指導・歯のクリーニング・虫歯予防と一緒に、噛み合わせのチェック・不正咬合を引き起こす原因のチェックも行っています。そうしてお子様のお口の状態を知ることで、矯正を始めるのに適した時期を診断しているそうです。
お子様の歯の定期健診を行い、将来の健康につなげましょう

(※1) 未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

林歯科医院の基本情報

アクセス・住所・診療時間

JR名松線 権現前駅 徒歩3分
JR山田線・近鉄名古屋線・近鉄大阪線 伊勢中川駅 車で5分

三重県松阪市嬉野須賀領町507-1

診療時間
9:00〜13:00
14:00〜18:00

★:14:00~17:00
※月曜日~金曜日午後は矯正診療のみ18:30までとなります。
※初診受付は診療終了の60分前までとなります。

この記事の監修歯科医師