FOLLOW US

目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 歯科TOP
  3. 矯正歯科TOP
  4. 矯正歯科コンテンツ
  5. マウスピース型矯正のメリットは?デメリット・ワイヤー矯正との違いについても解説

マウスピース型矯正のメリットは?デメリット・ワイヤー矯正との違いについても解説

 公開日:2024/02/07
マウスピースを持つ女性

歯科矯正といえば、笑って歯が見えるとワイヤーが見えて歯科矯正をしていることが周りにバレてしまうというイメージはありませんか?

舌側矯正といってワイヤーを歯の後ろに装着して歯科矯正を行う方法もありますが、どちらにしてもお金がかかったり、頻繁に通院したりするイメージがある方もいるのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、マウスピース型矯正です。こちらでは、マウスピース型矯正のメリット・デメリット・ワイヤー矯正との違いについて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

荒木 健太朗

監修歯科医師
荒木 健太朗(仙台おとなこども歯科・矯正歯科)

プロフィールをもっと見る
平成21年東北大学歯学部 大学院卒業(歯学博士)。東北大学歯学部卒業(歯科医師免許取得)。平成21年医療法人渡部会臨床研修医。平成22年同法人一箕歯科医院勤務医。令和3年12月医療法人社団歯科育英会設立。令和4年1月4日仙台おとなこども歯科・矯正歯科 開院。

マウスピース型矯正のメリットは?

マウスピース型矯正のメリットは?
マウスピース型矯正とは、透明なマウスピースを歯に装着して行う矯正方法です。マウスピース型矯正は、アメリカ・ヨーロッパなどの全世界で700万人以上の方が愛用しているといわれています。
特に、インビザライン(※1)と呼ばれるマウスピースによる歯科矯正システムが多くの病院で導入されています。その理由は、品質・精度がともに優れているからです。
世界でも多くの方が行っているインビザラインによるマウスピース型矯正のメリットとは何なのでしょうか。大きく3つのポイントについてみていきましょう。
(※1)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

透明で目立ちにくい

マウスピースは、透明に近い色をしています。歯に装着していても目立たず、会話もほぼ違和感なくできるため、他人に気付かれにくいというメリットがあります。ワイヤーが見えることに抵抗があって歯科矯正に踏み出せない方には、おすすめの矯正方法ではないでしょうか。
また、金属アレルギーが原因でワイヤーを付けられないために歯科矯正治療を諦めていた方も、マウスピース型矯正なら金属アレルギーを気にする必要はなく、きれいな歯並びを手に入れることができるでしょう。

痛みが少ない

マウスピース型矯正は、1週間毎にマウスピースを新しくすることで、歯に少しずつ力を加える矯正方法です。そのため、締め付けるような痛みがあるワイヤー矯正に比べて、痛みが少ないのが特徴となっています。痛みが苦手という方も歯科矯正に挑戦しやすいでしょう。
また、自分でマウスピースを取り外すことができるので、歯科矯正前と同じようにいつも通りの食事を楽しむことができます。マウスピースを外して歯磨きをすることができるので、歯もマウスピースもきれいな状態を保てます。

装着したままスポーツも可能

マウスピースは、装着したままスポーツをすることができます。歯の表側にワイヤーを付けている矯正をしている場合、サッカー・バレーのようなスポーツでは、ボールが当たってしまうと唇を傷つけやすいです。しかし、マウスピース型矯正では、滑らかなプラスチックの矯正装置を歯に被せるだけなので、もしもボールや相手の体が口元に当たったとしても、口の中を傷つけにくいでしょう。そのため、スポーツを理由にマウスピースを取り外す必要がないのです。ただ、厚みがあり、衝撃から歯や口を守るためのスポーツマウスガードとは異なります。
矯正用のマウスピースは薄いプラスチックでできているため、噛みしめるような強い力には耐えきれません。強い力を加えた場合、変形・ひび割れ・破損などのトラブルが起こる場合がありますので注意が必要です。

マウスピース型矯正にはデメリットもある?

マウスピース型矯正にはデメリットもある?
マウスピース型矯正には、デメリットもあります。デメリットも知った上で、マウスピース型矯正を始めましょう。こちらでは、大きく2つについて紹介していきます。

装着時間を守らないと矯正が予定通りに進まなくなる可能性がある

マウスピース型矯正では、1日あたり装着時間が20時間となっています。つまり、1日のほとんどをマウスピースを装着したまま生活することになります。マウスピースのメリットは自分で装着ができることですが、逆に外したいときにいつでも外すことができてしまいます。食事や歯磨きのときに外して、そのまま装着せずに寝てしまうこともあるかもしれません。
しかし、そのようなことを日常的に行ってしまうと、必要な装着時間を満たせず、治療が予定通りに進まなくなってしまいます。治療期間が延長になるだけではなく、治療による結果を保証できなくなりますので、マウスピースを外したときは装着することを忘れないようにしましょう。

装置を外せるため紛失の危険がある

マウスピース型矯正は、自分で着脱することが可能なマウスピースを使用します。そのため、手入れや装着時間の管理などは患者さん自身が行い、患者さんの協力が必要な治療法になります。
歯磨きや食事などで、マウスピースを外しておくこともあるでしょう。そして、透明のマウスピースをどこかに置いて、そのまま紛失してしまうということがあります。マウスピースを外すときは置く場所を決めるようにするなどの工夫をして、紛失しないようにしましょう。

ワイヤー矯正との違いは?

ワイヤー矯正との違いは?
マウスピース型矯正とワイヤー矯正では、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの矯正方法で違いがありますので、自分に合った矯正方法を見つけましょう。大きく4つに分けて、詳しくみていきます。

装置を自分で外せるか外せないかの違い

まず大きな違いは、装置を自分で外せるかどうかの違いです。ワイヤー矯正の場合は、自分で取り外すことはできません。
一方、マウスピース型矯正は1日20時間以上装着することができれば、食事や歯磨きのときは自分で取り外すことができます。ワイヤー矯正の場合はワイヤーが邪魔で歯磨きをしづらくなりますが、マウスピース型矯正は自分で取り外せるのでいつも通りの歯磨きができ、口腔内を清潔に保ちやすいでしょう。

痛みの違い

ワイヤー矯正は、ほぼ確実に痛みを感じる治療となります。それに比べると、マウスピース型矯正は、痛みが少ないといわれています。マウスピース型矯正は、持続的に微弱な力をかけることで歯を動かす治療です。そのため、大きな力をかけて調整するワイヤー矯正と比べると、歯を動かすときの痛みが小さいというわけです。
さらに、マウスピースは薄くて歯列にぴったりとフィットしていることから、舌や粘膜を傷つけることはほぼありません。

矯正期間の違い

個人差はあるものの、ワイヤー矯正とマウスピース型矯正を比較すると、矯正期間の違いはほとんどありません。ただし、以下の場合は矯正期間が長引く場合があります。

  • むし歯・歯周病になり矯正治療を中断した場合
  • マウスピース・ワイヤー矯正のゴムなどを正しく使用しなかった場合
  • 装置の破損などにより修理・交換が必要になった場合
  • 正しく通院しなかった場合
  • 治療後に保定装置を正しく使用しなかった場合
  • 加齢などにより顎の骨が硬くなっている場合 など

歯の動きには、歯周組織で新陳代謝が起こることが関係しています。規則正しい生活・栄養バランスの整った食事・良質な睡眠・適度に汗をかく運動などによって、身体の新陳代謝を活発にしましょう。歯が動きやすくなることで、治療期間の短縮に繋がります。

費用の違い

個人差はありますが、マウスピース型矯正の費用は約90~110万円(税込)、ワイヤー矯正の費用は70~105万円(税込)となっており、大幅な開きはないようです。

マウスピース型矯正は通院環境を考慮することも大事

マウスピース型矯正は通院環境を考慮することも大事
マウスピース型矯正を始めるにあたって、料金や治療方法をチェックする方は多いでしょう。しかし、ここで見落としてはいけないのが治療を始めてから通院ができるかどうかということです。せっかく高額な費用をかけても、途中で通院を止めてしまってはきれいな歯を手に入れることが難しくなってしまいます。

マウスピース型矯正は定期的に通院する必要がある

マウスピース型矯正を行う場合、治療計画に沿って数カ月おきにマウスピース型矯正装置を新しく付け替えて歯並びを整えていきます。定期的な通院では、歯の状態をチェック・新しいマウスピース型矯正装置の歯型採取や調整・その他必要なメンテナンスなどを行います。歯並びがきれいになってもまだ治療は終わりません。
歯を動かす治療が終了した後は、歯並びが元に戻る現象である後戻りを防ぐためにリテーナーという保定装置を一定期間装着する必要があります。そのため、マウスピースが不要になった場合でもリテーナーを装着している期間は通院が必要です。自己判断で通院をやめることはせず、医者の指示に従って定期的に通院して歯並びの状態などをチェックしましょう。

歯科医院が遠方など通院環境が良くないと治療が大変に

マウスピース型矯正を始めると、個人差はありますが治療が終了するまでに1~3年ほど期間がかかるでしょう。また、治療期間中は、1~3カ月おきに定期的な通院が必要です。これだけ長期に渡る治療期間を乗り切るためには、負担をかけずに長く通い続けられることが大切です。定期受診までに急に歯が痛くなって受診したいということもあるでしょう。
そのようなときのためにも、自宅・学校・仕事帰りに通いやすい病院を選ぶことをおすすめします。また、駅からのアクセスの良さも通いやすさを見極める上での参考にしてみてください。

マウスピース型矯正のご相談なら仙台おとなこども歯科・矯正歯科へ

仙台おとなこども歯科・矯正歯科
マウスピース型矯正のメリット・デメリット・ワイヤー矯正との違いについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

歯科矯正をしたくてもワイヤー矯正に抵抗があった方は、ぜひマウスピース型矯正を検討してみてください。

もし、マウスピース型矯正をしてみようと思われたら、ぜひ仙台おとなこども歯科・矯正歯科へ相談してみましょう。

デジタルシミュレーションで術後をイメージ

歯科矯正をした後の歯並びを確認してから、歯科矯正を始めたいという方におすすめなのが、デジタルシミュレーションです。

仙台おとなこども歯科・矯正歯科では、口腔内を精密にスキャンすることができるiTeroを使用して、術前・術後の歯並びを確認することができます。

歯科矯正後の歯並びをとてもわかりやすくイメージすることができ、歯科矯正へ前向きな気持ちで取り組めるでしょう。

LINEで気軽にマウスピース型矯正の相談が可能

マウスピース型矯正について相談したいと思った時、病院に直接聞きに行く時間がない、電話で話すタイミングもなかなか取れないという方におすすめなのがLINE相談です。

仙台おとなこども歯科・矯正歯科では、LINEでいつでも気軽に相談することができます。

QRコードをスキャンするだけで、簡単にLINEの友だちに追加できます。あとは、聞きたいことを文章にして送るだけです。

自分の好きな時間に気軽に相談できます。

分院を含め4医院あり通いやすい

分院を含め4医院あり通いやすい
仙台おとなこども歯科・矯正歯科では、他県に連携してる病院があります。

  • 長町ららら歯科・矯正歯科
    宮城県仙台市太白区長町5丁目3-1
  • 泉中央おとなこども歯科・矯正歯科
    宮城県仙台市泉区泉中央3丁目2-1 ルーセント21 1F
  • 仙台駅前歯科・矯正歯科
    宮城県仙台市青葉区中央1丁目8-40 5F

数年かけて治療を行うマウスピース型矯正をしていると仕事などの都合で引っ越しをする方もいるでしょう。

仙台おとなこども歯科・矯正歯科では、近隣で連携している病院があるので安心して治療に専念できます。

できるだけ痛みを少なくしたい・歯をできるだけ削りたくない・可能な限り自分の歯を残したいという方は、ぜひ一度受診してみてください。

仙台おとなこども歯科・矯正歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間

各線 仙台駅 車で3分
JR仙石線 榴ヶ岡駅 車で3分
JR仙石線 宮城野原駅 車で3分

宮城県仙台市宮城野区小田原2丁目2-52

診療時間
8:30~13:00
14:00~17:00

※GW・盆・年末年始は休診です。

この記事の監修歯科医師