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歯列矯正にはどんな種類があるの?

公開日:2017/10/26  更新日:2022/05/20

口元を美しく整えて自信を持ちたい、口元から健康になっていきたい――こんな思いで矯正治療を検討される方が増えています。従来の矯正治療では、お子さまの占める割合が多かったものの、近年では、成人してから矯正治療を始められるケースも散見されてきました。また、矯正装置の種類も豊富になっています。

多くの矯正装置の中から、ご自身の口腔内の現状と要望に添うものを見つけることが、矯正治療の第一歩です。

ここでは、一人ひとりによりよい矯正装置をご選択いただくため、矯正装置の種類についてまとめてみました。Medical DOC編集部がお届けします。

歯列矯正の大まかな区分とその特徴

歯列矯正は、歯並びや噛み合わせの改善を目的として行う歯科治療で、小学校低学年から高齢者にいたるまで幅広い年齢層を対象にしたものです。矯正治療によって、見た目が整うだけでなく、虫歯や歯周病の予防、口臭の軽減、顔のバランス調整といったさまざまなメリットを得られるため、治療を検討される方が年々増加しています。

その一方で、治療方法を具体的にイメージしにくい、費用が高額になる、矯正装置が目立つことに抵抗があるといった理由で、治療に踏み切れない方が多数おられるのも事実です。歯列矯正で用いる装置には豊富な選択肢があり、その全貌を捉えにくいというのがその原因のひとつかもしれません。

歯列矯正には、表側矯正・裏側矯正という名前で知られるワイヤー矯正(マルチブラケット装置)と取り外しが可能なマウスピース矯正、ミニインプラントを埋入するインプラント矯正、お子さまを対象とする小児矯正などの区別があります。ただし、矯正装置の選択肢は、口腔内の状況などによって限られる場合もあります。

ここでは、矯正治療についての不安や疑問を解消するために、それぞれの矯正装置の種類とその特徴を確認してまいりましょう。

成人を主な対象とした矯正装置

ワイヤー矯正の特徴

ワイヤー矯正の特徴

ワイヤー矯正は、ワイヤーとブラケットを用いた、もっともスタンダードな矯正装置です。従来は、金属のブラケットに金属のワイヤーを用いたものが主流で、口元の審美性を重視される患者にとっては、受け入れがたい部分もあったようです。

しかし現在では、金属のブラケットも小さくなり、白いワイヤーや白いブラケット、透明なブラケットなどが登場しています。目立たないかたちでワイヤー矯正を受けることができるようになり、患者の抵抗感を軽減することにもつながっています。

また、コンビネーション矯正のように、上顎が裏側、下顎が表側という組み合わせも可能。選択肢そのものが増えています。

矯正装置としての歴史は1900年代からと長く、実績を積み重ねているのが、ワイヤー矯正のメリットのひとつです。ただし、取り外しができないため、日ごろのお手入れにじっくり時間をかけられない場合、虫歯のリスクが高まるというデメリットがあります。

マウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正の大きな特徴は、治療期間中にも装置を取り外せること。透明で、装着していることが目立たないのも、審美面でのポイントでしょう。口の中の違和感も少なく、食事後には取り外してブラッシングができるため、虫歯や歯周病のリスクを軽減する一助にもなるでしょう。さらに、金属の装置を用いていないため、口腔内を傷つけることがありません。

インビザラインと呼ばれるマウスピース矯正もあり、3Dシミュレーションで矯正後の状態を事前に把握できるため、安心して治療に臨めるのが大きなメリットです。ただし、適応範囲の制限から、歯科医の判断によっては選択できない可能性があります。

取り外しができる一方、治療期間はどうでしょうか。実は、ワイヤー矯正とほとんど差がなく、年単位での治療が必要です。治療の必要性を十分に理解し、積極的に取り組む姿勢が求められますのでご注意ください。

インプラント矯正の特徴

インプラント矯正は、外科的処置によって埋入したミニインプラントを固定源とする矯正方法で、歯を短期間で確実に移動できるという特徴があります。一般的な矯正治療の半分ほどの期間で、よい結果を導きやすいのが大きなメリットです。

その反面、大がかりな手術を必要とし、費用が高額になるといったデメリットがあります。また、インプラント矯正を取り入れている歯科医院には限りがあるため、望んでも行えないケースがあることにご注意ください。

お子さまを対象とした矯正治療

お子さまを対象とした矯正治療

お子さまの矯正治療においては、歯と骨格の双方にアプローチする矯正治療が主になります。そのメリットは、お子さまの顎の成長過程を利用できる、きれいに歯を並べるだけのスペースを確保できる、歯並びを乱す悪習癖を取り除けるなどです。

お子さまのうちに矯正治療を行うことで、虫歯や歯周病のリスクを軽減できれば、歳を重ねても自身の歯で食事できる理想像をかたちづくれるかもしれません。お子さまの歯並びや噛み合わせに気がかりな点がある場合は、できるだけ早期に歯科医へ相談してみてください。

よりよい治療方法を選択するために

ここまでにさまざまな矯正装置とその特徴をお伝えしてきましたが、もっとも重視していただきたいポイントは、しっかりコミュニケーションを取れる歯科医院を選ぶこと。腕のよさはもちろんですが、長期間お付き合いする必要があるだけに、歯科医との信頼関係は非常に重要です。

口腔環境のみならず、審美性などにおいても一人ひとりの要望に添う矯正装置を選択すること。その前提が、歯科医との確かな関わりでしょう。どこかに不安や疑問を残していては、どれほど優れた矯正装置を選択しても、心からの満足を得ることができないかもしれません。

歯科医院には、矯正治療の無料カウンセリングが設けられているところもあります。そうした機会を利用して、治療内容や費用、期間などに加え、歯科医との関係性が築けるかどうかを、あらかじめ確認してみてください。満足のいく矯正治療で、心からの笑顔になっていただけることを願っています。

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この記事の医療情報監修者

監修歯科医師
隅田 能英(あさひ矯正歯科医院 院長)

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隅田 能英

日本歯科大学歯学部卒業、日本歯科大学矯正大学院修了後、同大学にて矯正学教室の講師を務める。1986年、あさひ矯正歯科医院開院。その後も日本舌側矯正歯科学術会の創設などに関わる。また、第一回国際舌側矯正歯科学会国内会長、日本舌側矯正学術会会長、東京矯正歯科学会理事、日本舌側矯正学術会アクティブメンバー認定医委員会委員長などを歴任。歯学博士であるとともに、日本矯正歯科学会認定医・指導医・専門医、日本矯正歯科学会専門医、日本舌側矯正歯科学会認定医。国内のみならず、ヨーロッパ舌側矯正学会、世界舌側矯正学会、ヨーロッパ舌側矯正歯科学会、アメリカ矯正学会などの各会にも所属。