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マウスピース型矯正を前歯だけにできる?メリットとデメリットを解説!

 更新日:2023/10/02
マウスピース型矯正を前歯だけにできる?

歯並びの気になる部分として、前歯を挙げる方は多いです。前歯は歯列の中で目立つ部位であり、前歯だけでも矯正したいというケースも珍しくありません。そんな前歯だけの歯並びの治療に、マウスピース型矯正が向いていることをご存知でしょうか?昨今、急速に広まっているマウスピース型矯正は、歯並びの治療を快適に行えることで人気の方法です。この記事ではマウスピース型矯正で前歯だけを治療する場合の方法やメリット・デメリットを詳しく解説します。

志賀 勇太

監修歯科医師
志賀 勇太(相武台ゆうデンタルクリニック)

プロフィールをもっと見る
平成22年3月北海道医療大学歯学部卒業
平成25年4月~平成26年3月北海道大学口腔顎顔面外科学教室研修医
平成26年4月医療法人社団一心会 新札幌いった歯科入社
平成26年8月医療法人社団一心会 厚別ウエスト歯科勤務
平成28年4月医療法人社団一心会 厚別ウエスト歯科副院長就任
平成28年10月医療法人社団一心会 新札幌いった歯科副院長就任
令和元年7月相武台ゆうデンタルクリニック開院

マウスピース型矯正を前歯だけにできる?

マウスピース型矯正を前歯だけにできる?

結論から言うと、マウスピース型矯正を前歯だけに適応することは可能です。そこでまずは、マウスピース型矯正がどんな治療法なのかを簡単にご説明します。

マウスピース型矯正とは

マウスピース型矯正とは、透明な樹脂製のマウスピースを使った矯正歯科治療の方法です。装置が目立ちにくく、自由に取り外せる点が従来の方法と異なります。現状、国内および国外には、たくさんの種類のマウスピース型矯正が提供されていますが、その中でもトップシェアを誇っているのが「インビザライン(※1)」です。インビザラインは、数あるマウスピース型矯正の中でもラインナップが豊富で、前歯だけの矯正治療にも対応しています。

(※1)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

マウスピース型矯正で前歯だけを治療する方法

マウスピース型矯正インビザラインで前歯だけを治療する場合は、以下のようなプランがあります。それぞれの特徴を解説します。

インビザライン・コンプリヘンシブ
インビザライン・コンプリヘンシブは、スタンダードな矯正プランです。全体矯正なので、前歯だけでなく、奥歯の歯並びまで治せます。前歯だけ治したい場合は、治療期間も比較的短くなりますが、費用に関しては通常料金のままである点に注意しなければなりません。部分矯正と比べると割高になってしまいますが、全体的な噛み合わせまで調整できるため、前歯だけの治療法として選択した場合もメリットは多いです。

インビザライン・モデレート
インビザライン・モデレートは、インビザライン・コンプリヘンシブとインビザライン・ライト中間に相当するプランです。使用できるマウスピースの枚数が片方の顎につき26枚までに制限されており、抜歯が必要のないケースや奥歯を大きく移動させる必要がない場合に適していますインビザライン・コンプリヘンシブと比較して治療費用を抑えることが可能です。

インビザライン・ライト
インビザライン・ライトは、前歯の軽度の凸凹などを矯正治療する場合に用いられるプランです。使用するマウスピースは片顎で14枚までに制限されています。治療期間は半年~1年以内となることが多いようです。

インビザライン・エクスプレス
インビザライン・エクスプレスは、マウスピースを7枚まで使用できる治療プランです。前歯だけの部分矯正や後戻り後の再治療、ワイヤー矯正とのコンビネーション治療などに活用されています。治療にかかる期間は2~4ヵ月程度で、費用は20万~40万円(税込)程度に設定している歯科クリニックが大半です。前歯だけにインビザラインによる治療を行う場合に適したプランですが、症状が強い場合は前述したインビザライン・モデレートやインビザライン・ライトの方が適しているといえるでしょう。

マウスピース型矯正で前歯だけを治療するメリット

マウスピース型矯正で前歯だけを治療するメリット

前段で述べたように、マウスピース型矯正インビザラインには、前歯だけを治療するプランが用意されています。特にインビザライン・ライトインビザライン・エクスプレスは、前歯だけの治療に特化した方法といえますが、それらの治療にどのようなメリットがあるのかも気になるところです。

目立ちにくい

前歯だけをインビザラインで治療するメリットは、装置が目立ちにくい点です。ワイヤー矯正では、治療する前歯の部分に金属製のブラケットとワイヤーが固定されますが、インビザラインでは薄くて透明なマウスピースを装着するだけで目立ちにくいため、前歯の不揃いを治療していると気付かれにくいでしょう。また、大切なプレゼンや面接、結婚式などがある場合は、その時だけ自分で矯正装置を外せるというメリットもあります。

治療終了後の歯並びをシミュレーションできる

インビザラインによる前歯だけのマウスピース型矯正は、治療を始める前の段階で治療終了後の歯並びの状態を確認することが可能です。患者さんの歯並びの状態を専用のスキャナーで読み込み、クリンチェックと呼ばれるソフトでデジタルシミュレーションします。前歯だけのマウスピース型矯正は仕上がりが重要となることから、事前に治療終了後の歯並びを確認できる点は大きなメリットといえるでしょう。

食事や歯磨きの際に取り外せる

インビザラインのマウスピースは、食事や歯磨きの時などに取り外すことができます。前歯だけの治療は、3~6ヵ月程度で終わることがほとんどですが、その間も食事や歯磨きでストレスや不自由を感じたくないものです。インビザラインなら矯正治療中でも普段通りに食事と歯磨きを行えます

治療期間が短い

前歯だけのマウスピース型矯正は、いわゆる部分矯正にあたることから、治療期間が短くなります。全体矯正では1~3年程度の期間を要することが普通ですが、部分矯正なら3~6ヵ月程度で治療が終わります。
 

マウスピース型矯正で前歯だけを治療するデメリット

マウスピース型矯正で前歯だけを治療するデメリット

前歯だけのマウスピース型矯正には、メリットだけでなくデメリットも伴います。以下に挙げる3点については、しっかりと理解しておく必要があるでしょう。

施術できる症例が限られる

繰り返しになりますが、前歯だけのマウスピース型矯正は「部分矯正」にあたります。部分矯正では施術できる症例がある程度、限定されてしまう点に注意が必要です。出っ歯や乱ぐい歯、受け口など、前歯だけに問題がありそうな症例であっても、実際は歯列全体を矯正しなければ治せない場合があり、その場合は部分矯正で治療することはできません。

自己管理が必要

マウスピース型矯正は、前歯だけの治療であっても、着脱を自己管理する必要がありますインビザラインの場合は、1日に20~22時間のマウスピース装着が必須となっています。その他、マウスピースの洗浄などのケアや、1~2週間に1回のマウスピースの交換もルール通りに行わなければなりません。そうした矯正装置の自己管理に自信がない方には、マウスピース型矯正ではなく、固定式のワイヤー矯正がおすすめといえます。

奥歯の噛み合わせまでは治らない

前歯だけのマウスピース矯正は、短期間で治療を終わらせることができますが、奥歯の噛み合わせまでを治すことはできません。非常に悪い噛み合わせで、奥歯まで動かさなければならないような場合は、インビザライン・コンプリヘンシブを用いた治療やマウスピース型矯正以外の治療方法を検討した方がいいでしょう。治療前の歯並びの状態によっては、前歯だけにマウスピース型矯正を施すことで、噛み合わせが悪くなってしまう場合もあります。

マウスピース型矯正で前歯だけを治療できる症例

マウスピース型矯正で前歯だけを治療できる症例

前歯だけのマウスピース型矯正には、治しやすい歯並びと治しにくい歯並びがあります。ここではマウスピース型矯正で前歯だけを治療しやすい症例をいくつかご紹介します。

1~2本ほどの前歯の出っ歯

出っ歯の症例で、前歯1~2本の乱れが原因である場合は、マウスピース型矯正で前歯だけを治療しやすいといえるでしょう。

前歯のガタガタ

前歯の歯並びがガタガタになっている乱ぐい歯(叢生)マウスピース型矯正で治療できるケースが多いといえます。ガタガタの程度が軽ければ、前歯だけをマウスピースで整えれば良いので、仕上がりも良くなります。重症例に関しては、抜歯をして全体矯正をする必要があります。

すきっ歯

歯と歯の間に不自然なすき間があるすきっ歯も前歯だけのマウスピース型矯正で治しやすい症例です。ただし、全体の歯並び・噛み合わせまでは改善できない場合がある点には注意した方が良いでしょう。

前歯が斜めに傾いている

前歯が斜めに傾いている程度の歯並びの不正なら、前歯だけのマウスピース型矯正で改善することが可能といえます。矯正による効果も短期間で実感しやすいでしょう。

マウスピース型矯正で前歯だけを治療する期間

マウスピース型矯正で前歯だけを治療する期間

マウスピース型矯正で前歯だけを治療する期間

マウスピース型矯正で前歯だけを治療する場合は、短ければ3ヵ月程度、長くても6ヵ月程度かかります。症状によっては、もう少し長い期間を要する場合もありますが、1年を超えることは稀といえます。

マウスピース型矯正で前歯だけを治療する通院回数

インビザラインで前歯だけのマウスピース型矯正を行う場合は、数回程度の通院で治療が完了します。インビザラインは通院回数が少ないことにも利点がある治療法であり、矯正治療が始まってからは2ヵ月に1回の頻度で通えば十分なケースがほとんどです。

マウスピース型矯正なら相武台ゆうデンタルクリニックに相談を

相武台ゆうデンタルクリニック

今回は、前歯だけをマウスピース型矯正で治療する方法について解説しました。歯並び全体を矯正する場合と比べると、費用が安く、治療期間が短い点がメリットといえます。とくにインビザラインは、前歯だけのマウスピース型矯正に特化したプランが用意されているため、多くの人が利用できるでしょう。そこで最後に、インビザラインによるマウスピース型矯正に強い、相武台ゆうデンタルクリニックについてご紹介します。

インビザラインを用いた矯正治療の豊富な実績

相武台ゆうデンタルクリニックでは、インビザラインによるマウスピース型矯正の経験が豊富とのことです。2022年に84例を治療し、近隣エリア(綾瀬市、伊勢原市、海老名市、厚木市、座間市、大和市)の歯科医院において、多くの治療を行われているそうです。前歯だけのマウスピース型矯正に使用できるインビザライン・ライトインビザライン・エクスプレスにも対応されています。

相武台ゆうデンタルクリニック説明用モニター

口腔内スキャナーによる精密な型取りと3次元シミュレーション

相武台ゆうデンタルクリニックでは、インビザライン用の口腔内3Dスキャナー「iTero(アイテロ)」を導入されているため、従来患者さんに負担を強いてきたシリコーン印象材による歯型取りが不要なだけでなく、治療前のデジタルシミュレーションを行うことが可能だそうです。「前歯だけのマウスピース型矯正を受けてみたいけれど、仕上がりがどうなるのか不安。」「そもそも短期間の部分矯正で歯並びは良くなるのか?」などの懸念をお持ちの方は、相武台ゆうデンタルクリニックに相談されてみてはいかがでしょうか。

相武台ゆうデンタルクリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間

小田急小田原線 相武台前駅 南口 徒歩1分

神奈川県座間市相武台3丁目42-41

診療時間
9:30~13:00
14:30~19:00

△:14:00~17:00
※受付時間は18:40(水・土は16:40)までとなります。

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