インプラントの名医の選び方｜歯科医師・歯科医院選びのポイントを解説

インプラント治療で歯科医師や歯科医院選びが重要な理由

インプラント治療は、機能性と見た目を回復できる治療法ですが、成功には歯科医師の技術や歯科医院の体制が大きく関わります。ここでは、なぜ歯科医師・歯科医院選びが重要なのか、その理由を3つの視点から詳しく解説します。

外科手術を伴う高度な技術が必要な治療のため

インプラント治療を行うことで、患者さんは自分の歯と同じように噛むことができるようになります。また、周囲の歯を削る必要がないなどのメリットがある一方で、治療期間が長いことや治療費が高額になるなどのデメリットもあります。費用相場は、1本あたり300,000〜500,000円（税込）程です。
インプラント治療は、人工の歯を顎骨に埋め込む外科手術を伴い、正確な位置への埋入や神経・血管の回避など、繊細で高度な技術が求められる治療です。
経験の少ない歯科医師がインプラント手術を行うと、インプラントの不安定化や神経損傷などのトラブルを招くリスクが高まります。そのため、インプラントに精通し、豊富な経験を持つ歯科医師を選ぶことが成功のカギとなります。また、歯科用CTやシミュレーションソフトなどの設備が整っているかどうかも、重要な判断材料です。
高額な治療費やリスクのことを考えると、インプラント治療を行う歯科医師や歯科医院は、慎重に選ぶ必要があります。

治療後も定期的に通うなど長い付き合いになるため

インプラント治療は一度で終わるものではなく、治療後も定期的なメンテナンスや検診が必要です。インプラントの破損や不具合、トラブルがあった際、放置するとインプラントが脱落してしまう可能性があります。信頼できる歯科医院を選ぶことで長期的に安心して通院でき、口腔内の健康を維持しやすくなるでしょう。
また、日本口腔インプラント学会によると、定期的なメンテナンスの有無によってインプラントの寿命が変わるとの報告があります。この報告では、2年間で4回以上メンテナンスを目的で通院した群とそうでない群に分け、インプラント周囲粘膜炎の罹患率を比べています。結果は、メンテナンスを定期的に行っていない群でインプラント周囲炎の罹患率が高くなりました。（参照：日本口腔インプラント学会『定期的メインテナンスの有無とインプラント周囲炎発症頻度についての症例対照研究』）
インプラント周囲炎は、インプラントの周辺に炎症が起こる状態です。顎骨が減り、インプラントが顎骨から脱落する原因にもなります。インプラントを長く使うためにも、定期的に歯科医院に通うことが大切です。

トラブルやリスクを抑えるため

インプラント治療は外科手術であるため、一定のリスクやトラブルが伴います。具体的には、治療後の神経損傷や異常出血、インプラントの迷入や誤飲などです。
このようなリスクを防ぐには、適切な診断や治療計画、経験豊富な歯科医師の施術が不可欠です。歯科医師は、患者さんの全身状態や骨の質などを十分に確認し、適切な治療法を選択します。また、万が一トラブルが起きた場合でも、迅速に適切な対応をしてくれる歯科医院を選ぶことで、大きな問題に発展するリスクを抑えることができるでしょう。
インプラント治療におけるトラブルやリスクを抑えるためにも、歯科医師や歯科医院選びは慎重に行いましょう。

インプラントの名医の選び方

インプラント治療を成功に導くためには、信頼できる歯科医師に出会うことが重要です。ここでは、優れた歯科医師を見極めるためのポイントを4つの視点から具体的に解説します。

インプラント治療の経験が豊富

インプラント治療には豊富な経験が欠かせません。インプラント治療は複雑な治療で、手術では想定外のことが起きる可能性があります。そのような状況下で冷静な判断をくだせるかどうかは、経験が左右します。
たとえばインプラント手術では、全身的なリスクと局所的なリスクが伴います。全身的なリスクは、患者さんの持病や身体の状態によるリスクです。糖尿病や心疾患、血液疾患などがある方は、インプラント治療を受けられない場合があるため、患者さんの持病の状態や服薬なども把握しておく必要があります。
局所リスクは、手術での神経損傷やインプラントの迷入などが挙げられます。インプラント手術で血管や神経が傷ついてトラブルになるケースもあるため、歯科医師の技術が求められます。
このように手術にはさまざまなリスクが伴いますが、そのリスクを抑えるには歯科医師の経験と技術が不可欠です。症例数が多い歯科医師は、さまざまな口腔内の状態に対応した経験を持ち、より的確な判断と技術を提供できるでしょう。

難症例にも対応可能

骨量が少ない、全身疾患を抱えているなど、難症例とされるケースでも治療が可能な歯科医師は、高度な技術と豊富な知識を有しているといえるでしょう。こうした歯科医師は、骨造成（GBR）やサイナスリフトといった高度な治療法を用いることができ、過去にインプラント治療が難しかった症例にも対応できる場合があります。
難症例にも対応できる歯科医師かどうかは、提供している治療メニューなどから確認することができます。

噛み合わせや口腔内のバランスも考慮した治療

インプラントは、なくなった歯の代わりになる人工の歯です。今まであった自分の歯と同じように使うためには、インプラントをただ埋め込むだけでなく、噛み合わせや口腔内全体のバランスまで考慮した総合的な治療を行うことが大切です。
周囲の歯との噛み合わせや口腔内のバランスが悪いと、インプラントや周囲の歯の負担増加や痛みなどが生じやすくなるだけでなく、インプラント自体の寿命も短くなってしまうでしょう。長期的に快適な口腔環境を維持するためには、見た目の美しさだけでなく、機能性を重視する歯科医師を選ぶことが重要です。

カウンセリングや事前の説明が丁寧

安心してインプラント治療に臨むためには、治療前のカウンセリングや説明の丁寧さも欠かせません。悩みや不安をじっくりと聞き取り、治療の選択肢やリスク、費用までわかりやすく説明してくれる歯科医師だと、安心して治療を受けられるのではないでしょうか。
また、質問に対して誠実に答えてくれる姿勢も信頼感のある治療につながります。インフォームドコンセント（説明と同意）を重視している歯科医院を選ぶことで、納得のいく治療を受けることができるでしょう。

インプラント治療を受ける歯科医師を選ぶ際の注意点

インプラント治療を受ける歯科医師を選ぶ際には、まずインプラント治療に関する豊富な経験があるかどうかを確認しましょう。具体的には、過去の症例数や治療経験や所属学会、活動歴などです。
また、治療計画やリスクについて患者さんにわかりやすく説明し、不安や疑問に真摯に答えてくれるかも重要です。歯科医師と信頼関係を築き、安心感を持って治療を任せることができるように、歯科医師選びは慎重に行いましょう。
加えて、歯科用CTスキャンや治療環境など、院内の設備や衛生管理体制が整っているかも確認するとよいでしょう。
これらのポイントを押さえ、慎重に歯科医師を選ぶことで安心してインプラント治療を進めることができます。

インプラント治療を受ける歯科医院選びのポイント

インプラント治療の成功には、歯科医師の技術だけでなく、歯科医院の体制や環境も重要です。ここでは、安心して治療を任せられる歯科医院を選ぶための具体的なポイントを紹介します。

歯科医師と歯科技工士の連携体制がとれている

インプラント治療では、埋め込む人工歯根だけでなく、その上に装着する人工歯の精度も重要です。人工歯は、歯科技工士が製作します。そのため、歯科医師と歯科技工士の緊密な連携が重要です。コミュニケーションがしっかり取れている歯科医院では、見た目や噛み合わせの微調整もスムーズに行え、より自然な仕上がりが期待できるでしょう。技工所が院内または提携している場合は、患者さんの要望が反映されやすく、治療の質がさらに高まります。

保証制度が充実している

インプラントは高額な治療のため、万が一のトラブルに備えた保証制度の有無は重要な選定基準のひとつとなるでしょう。保証内容は歯科医院によって異なり、一定期間内の脱落や破損に対する無料再治療保証を設けている場合や、治療費の一部負担、無償対応など差があるため、事前に期間・条件をしっかり確認することが大切です。保証制度があることで、安心感を持って治療を受けられるでしょう。

医療機器や設備が充実している

医療機器や設備の充実度も、歯科医院選びにおける重要な判断材料です。
インプラント治療では顎骨の量や質、神経や血管の位置などを把握するために、歯科用CTはによる精密検査が欠かせません。ほかにもガイドシステムなどの医療機器を導入している歯科医院では、診断の精度が高く治療の安全性も向上します。ほかにも、滅菌装置や専用の手術室などが整っているかどうかも確認しましょう。
先進的な設備は、患者さんの負担を軽減するだけでなく、治療の成功率にも大きく関わります。

料金体系が明確である

インプラント治療は自費診療のため、料金体系が明確かどうかも歯科医院選びでは重要です。事前説明で治療費の内訳を教えてもらい、追加費用の有無も確認しておきましょう。
また、安心してインプラント治療を受けるためにも、不明点はそのままにせず納得できるまでしっかり確認しましょう。

院内の衛生管理が徹底されている

インプラント治療は外科手術を伴うため、感染対策は重要です。院内の清潔さはもちろん、器具の滅菌処理やディスポーザブル製品（使い捨て器具）の使用、スタッフの手指衛生など、衛生管理が徹底されているかを確認しましょう。
見学や相談時に衛生面について丁寧に説明してくれる歯科医院は、患者さんの安全を考えているといえるでしょう。安心して治療を任せられるかどうか、確認することが大切です。

インプラント治療は医療法人社団湖秋会 吉祥寺セントラルクリニックにご相談を

インプラント治療で悩んでいる方は、東京都武蔵野市にある医療法人社団湖秋会 吉祥寺セントラルクリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

患者さん一人ひとりを歯科医院全体でバックアップして治療を行っているクリニックで、多くのスタッフの意見が治療に活かせるように開院当初からチーム医療を実践しています。

以下で、医療法人社団湖秋会 吉祥寺セントラルクリニックの特徴を詳しく紹介します。

インプラントのスペシャリストによるインプラント手術

吉祥寺セントラルクリニック院長の徳山先生は、松本歯科大学を卒業後、大阪医科大学で研修を積み、インプラント治療に長年携わってきました。インプラント治療を行っている歯科医師を対象に講義を行ったり、多くの講演会やセミナーで講演を行うなど、長年培ったインプラント治療の技術や知識を広く発信しています。
インプラント治療はただ人工歯根を埋め込むだけでなく、骨の状態や噛み合わせ、審美性などさまざまな要素を考慮する必要があります。徳山先生は長年の経験と豊富な知識を活かし、一人ひとりの患者さんに適切な治療計画を立て、精密なインプラント治療を提供されています。

顎骨が薄いなどの難症例にも対応可能

インプラント治療は、顎骨が薄い・少ないといった理由で治療が難しいケースもあります。こうした難症例に対応するため、医療法人社団湖秋会 吉祥寺セントラルクリニックでは、CGF（Concentrated Growth Factor）を活用した再生療法を導入しています。これは患者さん自身の血液から成長因子を抽出し、骨補填剤と混ぜて必要な部位に使用する治療法で、感染リスクが低く、治癒も早いという特長があります。
徳山先生は、このCGF再生療法やコンピュータガイドシステムを駆使し、従来は治療が困難だった症例にも積極的に対応されています。2010年にはピエゾサージェリーの専門コースを修了するなど、常に新しい技術を学び、インプラント治療の可能性を広げ続けています。

専門性の高いチーム医療を重視した短期集中治療

医療法人社団湖秋会 吉祥寺セントラルクリニックは、院内に歯科技工室を併設し、常駐の歯科技工士と歯科医師が密に連携するチーム医療体制を整えています。これにより、患者さん一人ひとりの口腔内の状態や希望に応じた精度の高い人工歯の製作が可能だそうです。歯科技工士が直接お口を確認し、歯の色や形、噛み合わせを細かくチェックすることで、自然な見た目を実現されています。また、即日仮歯の製作・装着にも対応しており、通常2週間かかる技工物も3〜5日程度に短縮できるそうです。
20名以上の歯科医師と30名以上の専門スタッフによるチーム医療により、検査から治療、メンテナンスまで一貫して対応できる点も医療法人社団湖秋会 吉祥寺セントラルクリニックの強みです。
短期間で質の高い治療が受けられ、治療期間の負担も軽減されることから、安心してインプラント治療を任せられるのではないでしょうか。

医療法人社団湖秋会 吉祥寺セントラルクリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数