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インプラント治療は安全なの?治療の流れ・メリット・歯科医院の選び方について解説

 更新日:2023/09/27
パソコンを持つ看護師

インプラント治療安全性について不安を感じるケースは珍しくありません。入れ歯・ブリッジと比較してメリットの多い治療法であるインプラントですが、手術や治療後の後遺症のイメージが先行しているのが原因だと考えられます。

そこで今回はインプラント治療の安全性や治療の流れについて解説していきます。インプラント治療に興味がある方は、是非参考にしてください。

川口 隆彦

監修歯科医師
川口 隆彦(川口歯科診療所)

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1944年 西新宿六丁目に生まれる
1968年 日本大学歯学部卒業
1972年 日本大学大学院歯学研究科補綴学専攻卒業
1977年 日本大学歯学部補綴学専任講師
1979年 ストーク新宿(西新宿六丁目)にて開院
1995年 新宿アイランドタワーに移転

インプラント治療は安全なの?

安全
インプラント治療は失った歯を補うため、顎にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。埋め込むために歯肉を切り、骨に穴をあけるため不安に感じる人は少なくありません。
インプラント手術中は麻酔によって痛みはほとんど感じませんし、治療前にはCT撮影や3Dモデルを作って顎の骨だけでなく顔の神経までチェックする歯科医院が現在増えています。
そのため安全性は非常に高く、安心して施術を受けることが可能です。
しかし手術において決して失敗しない、という保証はありません。インプラント治療を検討する際は、どの歯科医院にするかじっくりと時間をかけて決定しましょう

インプラント治療の流れ

流れ
インプラント治療においてまず重要なことは、現在の口内を把握することです。そこから治療方針を決定し、どのように人工歯根を埋め込むか計画を立てます。
以前は歯周病で顎の骨が衰えてしまった場合や、加齢・病気などが原因で強度が足りない場合はインプラント治療が行えませんでした。現在は骨を作る骨造成法や、頬骨にインプラントを埋め込む頬骨インプラントの確立で骨が弱っていても治療可能です。
ここからはインプラント治療の流れについて解説していきます。治療を受ける前にどういった流れになっているか知りたい方は、是非参考にしてください。

初期治療(歯周治療)

まずは失った部分の周辺を始めとした口内を目視・レントゲン・CTスキャンで確認します。既に歯周病の治療を受けている場合は、まず歯周病の治療が完了してから歯科医院にインプラント治療の相談を行うようにしましょう。
歯周病の状態でも治療は行える場合もありますが、人工歯根を固定する歯槽骨(しそうこつ)が骨吸収で減少する危険性があるため、治療してからインプラント治療を行うのが望ましいです。
顎骨の状態を確認し、治療が行える状態だと確認ができれば一次手術を受けられます。

一次手術(人工歯根の埋入)

一次手術では歯肉を切開し、顎の骨に穴をあけチタン製の人工歯根を顎に埋め込むまで完了するのが一般的です。インプラントは現在一回法と二回法と呼ばれる治療法が存在するため、治療日数や身体にかかる負担を考えてどちらにするか決定しましょう。
一回法の場合は人工歯を取り付ける部分を露出した状態で人工歯根を埋め込み歯肉を縫合し、二回法の場合は人工歯根を歯肉の中に完全に埋め込んで歯肉を縫合します。
一回法の場合は下記の治癒期間が経過すれば人工歯の製作・装着に移行できるため、二次手術の必要はありません。

治癒期間(骨と人工歯根の安定化)

人工歯根に使われているチタンが骨と結合するまでの期間を治癒期間と呼びます。骨の状況や体質によって個人差がありますが、チタンと骨が結合するために必要な期間は3ヶ月~6ヶ月程度です。
その間はインプラントの上に仮歯を被せます。これは審美性を確保するとともに歯並びの矯正にも効果があるため、歯科医師と相談してどのような仮歯を取り付けるか決定しましょう。
人工歯根の治療後は定期的に検診を行い、インプラント周囲炎が発生していないかの確認や定着具合を確認します。二回法を選択していた場合、定着が確認してから二次手術が行われます。

二次手術

上記で解説した通り、一回法を選択した場合この二次手術は行いません。二回法を選択していた場合、縫合した一次手術の歯肉を再度切開しインプラントを露出させて人工歯を取り付け可能にする器具を取り付けます。
一回法を選択した場合は人工歯を埋め込んだ後直ぐに器具を取り付けますが、人工歯根が安定するまでは人工歯は装着しません。

人工歯製作・装着

二次手術が完了すれば人工歯の装着が行えます。人工歯は素材・見た目を自身で決定できるため、医師と相談して製作しましょう。
現在人工歯の素材はセラミック・金属・ゴールドなどさまざまです。審美性や強度などに多少違いがあるため、人工歯を装着する部分が何処かを考えながら素材を決定しましょう。
インプラントの人工歯は他の歯と比べても強度がありますが、歯ぎしりや過度の力で欠ける恐れがあります。睡眠時マウスピースなどを使用するのがおすすめです。

インプラント治療のメリットは?

メリット
ここまでインプラント治療の流れについて解説してきました。ここからはインプラント治療にはどのようなメリットがあるかについて解説していきます。
インプラント治療は自費治療となるため保険適応される入れ歯・ブリッジと比べると治療費が高く、人工歯根の結合期間に時間がかかるなどのデメリットも少なくありません。
しかし入れ歯・ブリッジにはないメリットも存在します。そのためメリット・デメリットを正しく理解し、どの治療を選択するか歯科医師と相談して決定しましょう。

天然歯と変わらない噛み心地

部分入れ歯は天然歯と比べて噛む力が6割減少、ブリッジは3~4割減少するといわれています。またどちらも歯茎に機構が覆いかぶさるため、天然歯と比べて味覚が変化し食事を楽しめなくなるケースも珍しくありません。
インプラントは食事をする時の噛み心地や、味覚の変化が少ない点がメリットとして挙げられます。その理由は歯肉を切り開き骨に人工歯根を埋め込むためです。
歯茎の露出は天然歯とほとんど変わりがないため、噛みしめた際の感覚や味覚のズレが他の治療法と比べて少なくこれまで通り食事を楽しめます。
機能性として食事をこれまで通り楽しみたい、という人はインプラントを検討してみましょう。

ほかの歯を傷めない

ブリッジは入れ歯と比べて噛み心地は上回るものの、周囲の歯を削ってブリッジ状の人工歯を入れる必要があるため、周囲の歯を傷めてしまうというデメリットが存在します。
インプラントは失った歯があった部分を切開し、人工歯根を定着させるため他の歯に与える影響が少ないのがメリットの一つです。
入れ歯の一種である部分入れ歯も、保険適用の場合失った歯の両脇に金具を取り付ける治療法を採用します。金具を健康な歯に使わない入れ歯による治療法も存在しますが、こちらもインプラントと同様に保険適用外です。

取り外す必要がない

入れ歯は寝る前に取り外し、洗浄液につけておく必要があります。睡眠時に入れ歯を取り外すのは、衛生面の観点から外しておくのが望ましいからです。
睡眠中は唾液が少なくなり細菌が発生しやすくなるため、殺菌効果を持たない入れ歯を入れたままにしておくと細菌の繁殖を加速させてしまいます。
インプラントは人工歯・歯肉に細菌を残さないようにする通常の口内ケアでカバーできるため、取り外す必要はありません。
しかし口内ケアを怠るとインプラント周囲炎が発生する原因となってしまいます。定期的に歯科医院に通院し、口内チェックと歯の磨き方を指導してもらいましょう。

インプラント治療を受ける歯科医院の選び方

選び方
ここまではインプラント治療の流れについてや、インプラント治療のメリットについて解説してきました。インプラント治療の安全性は、どの歯科医院で受けるかが非常に重要です。
そのため治療を受ける歯科医院を決定する際は、さまざまな角度から情報を集めて決定を行いましょう。
ここからはインプラント治療を受ける歯科医院の選び方について解説していきます。今回はどのような設備を揃えている歯科医院が良いかに重点を置き解説していきますので、治療を検討している方は是非参考にしてください。

新しい設備が整っているかどうか

インプラント治療の安全性において重要な要素は、治療実績や治療を担当する歯科医師の技術力歯科医院の設備です。
初期治療で口内の確認を行うCTスキャンや、第一・第二手術を行うための手術室など、どのような設備が揃っているかを確認しておきましょう。
設備の紹介は歯科医院の公式ホームページや、電話での問い合わせで確認できます。治療を受けたいと考えている歯科医院が決定したら、どのような設備があるか調べてみると良いでしょう。

滅菌対策が徹底しているかどうか

インプラント歯周炎は手術中の細菌感染や、術後のアフターケアが不十分な場合に発生します。そのためアフターケアの指導をきちんと行っているか、手術中の滅菌対策を徹底しているかをカウンセリングの段階で確認してみましょう。
人工歯根・人工歯の丈夫さは天然歯とほぼ同等ですが、痛覚がなく殺菌効果も弱いため自覚症状なく周囲炎が進行してしまいます。
そのため手術中の細菌感染のリスクをできるだけ減らすことが、インプラント治療の安全性において重要な要素の一つです。

インプラント治療の相談なら川口歯科診療所へ

スタッフ

川口歯科診療所は専用の手術室を完備しており、手術室の設備はNASA規格の手術用空気洗浄ユニットや徹底した医療器具の滅菌など、あらゆる視点から滅菌対応に力を入れています。

他にも歯の矯正や歯周病治療も行っていますので、歯に関するお悩みがある方は相談してみると良いでしょう。

インプラント手術ナビゲーション「X-Guide」システムを導入

インプラント治療において、あらかじめCTスキャンなどで口内を確認する事は重要です。川口歯科診療所は手術時間の短縮や正確性を向上させるため、X-GuideX-Guideシステムを導入しています。

これによりリアルタイムで口内・骨・神経全てを手術中に確認できるため、手術における負担軽減などさまざまメリットを得られます。

歯科用CT装置で3次元画像による診断・治療が可能

川口歯科診療所で使用している歯科用CT装置により、3次元画像を使った診断・治療が可能です。このCTは国際標準規格に準拠したシステムであり、0.01mm単位の正確さで診断が行えます。

CTのデータを元に顎・骨の位置を適切に把握することは、安全な治療に必要不可欠です。

CAD/CAMシステムで高精度な補綴物の作製が可能

CAD/CAMシステム
川口歯科診療所で使用されているCAD/CAMシステムによって、高精度な補綴物(ほてつぶつ)の作製が可能となっています。このシステムで使用される素材はセレック呼ばれる白いブロックから、補綴物を作成します。

通常であれば口内をスキャン・設計・製作まで完了するには2週間程度かかりますが、CAD/CAMシステムであれば最短で即日に補綴物が製作可能です。

また審美性にも優れているため、付けた時の違和感も軽減できます。

 
インプラント治療を受けてみたいけれど何処に相談すれば良いか分からないという方は、川口歯科診療所での受診を一度検討してみてはいかがでしょうか。

インプラント治療費の詳細はこちら

川口歯科診療所の基本情報

アクセス・住所・診療時間

地下鉄丸の内線 西新宿駅 直結(徒歩1分)
都営大江戸線 都庁前駅 徒歩1分
JR東日本各線等 新宿駅 西口 徒歩5分

東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー2F

診療時間
9:00~21:00

★:09:00~12:00/13:00~17:00

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