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セラミック治療を受ける歯科医院の選び方|治療の重要性・メリット・デメリットを解説

 更新日:2024/06/19
セラミック治療を受ける歯科医院の選び方|治療の重要性・メリット・デメリットを解説

歯科治療は、むし歯や歯周病を治すなどの機能的治療や、歯並びの改善や歯を白くする美容的治療などがあります。セラミック治療は、この2つの側面を満たす治療法です。

では、セラミック治療を受けるにはどのような歯科医院を選んだらいいのでしょうか。治療の重要性やメリット・デメリットと併せて、セラミック治療を受ける歯科医院の選び方を解説します。

山田 拓

監修歯科医師
山田 拓(クオーレ歯科クリニック)

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2008年神奈川歯科大学卒業。千葉県をはじめ、都内、神奈川県の歯科医院に勤務。分院長などを経て、2017年6月東京都武蔵小金井市に「クオーレ歯科クリニック」を開業。日本歯周病学会、国際口腔インプラント学会、国際インプラント学会に所属。

歯科治療の被せ物が取れる理由とセラミック治療の重要性

歯科治療の被せ物が取れる理由と治療の重要性
歯科治療で被せ物をしたことがある方のなかには、被せ物が取れた経験をした方も少なくないでしょう。なぜ、被せ物が取れてしまうのでしょうか。

被せ物が取れる原因は主に経年劣化とむし歯です。保険適用の歯科治療では被せ物に銀歯を使うことが少なくないですが、銀歯は特に経年劣化しやすいといわれています。
歯と被せ物の間に汚れが溜まり、そこからむし歯になることもあります。むし歯によって被せ物をしている歯が溶け、被せ物が外れてしまうのです。
一方、セラミックは経年劣化に強く、被せ物を固定するセメントとの相性がよくすき間ができにくい特徴があります。
汚れも付きにくいため、むし歯になるリスクも軽減できます。このため、セラミックを使った被せ物は取れにくいといわれています。
また、銀歯を長期間使用すると金属アレルギーを発症するリスクがありますが、セラミックならその心配もありません。セラミック治療は見た目の美しさだけではなく、機能性においても安全性の高い治療だといえます。

セラミック治療を受ける歯科医院の選び方

セラミック治療を受ける歯科医院の選び方
セラミック治療を受ける歯科医院を選ぶ時は以下のポイントを確認しましょう。

院内設備や滅菌対策はどうなっているか

安全性が高く、高度な治療を提供するためには、設備も大事です。セラミック治療は高い精度を求められるため、先進的な設備や安全性を高めるための精密な検査を行える設備を完備している歯科医院なら、より高度な治療を受けられるでしょう。
また、衛生管理が徹底されていることも大事なポイントです。滅菌のための装置を導入していたり、患者さんごとにハンドピースの交換をしていたり、空気浄化装置の設置状況など、どのような衛生管理を行っているか確認しておくといいでしょう。

セラミック治療の素材は豊富に揃っているか

セラミックにはさまざまな素材があり、素材によって特徴が異なります。
たとえば、ジルコニアは透明感があり自然で美しい仕上がりなうえに、強度が高いため奥歯のセラミック治療に向いています。
メタルボンドは、内側が金属で外側がセラミックで、強度が高く変色しにくいのが特徴です。
このほかにも、オールセラミックハイブリッドセラミックなど、さまざまな素材があります。それぞれの特徴は後述しますが、素材によって特徴が異なるため素材が豊富に揃っているとさまざまな症例や患者さんの希望に対応できるでしょう。

歯科医師からデメリットを含めた説明がしっかり行われるか

セラミック治療に関わらず、歯科治療にはメリット・デメリットがあります。メリットだけを聞いて治療を受けると、こんなはずではなかったと後悔することもあるでしょう。
メリットだけを伝える歯科医師もなかにはいますが、デメリットも含めた説明をしっかりと行ってくれる歯科医師だと、より安心して治療を受けられるでしょう。
また、患者さんの質問に丁寧に答えてくれる歯科医師であれば、納得したうえで治療を始められるでしょう。

料金設定は適切か

セラミック治療は自由診療となるため、保険適用の治療と比べると費用が高額になります。そのため、少しでも安くしたいと考える方は少なくないでしょう。
費用の相場はクラウン(被せ物)で70,000〜150,000円(税込)程、インレー(詰め物)で35,000〜80,000円(税込)程ですが、歯科医院によっても素材によっても異なります。
料金設定が高すぎる歯科医院もあるため、料金設定は適切なのかをしっかりと確認してください。

保証期間の有無

保証期間があると、トラブルが起こった時も安心でしょう。また、保証期間があるということは、患者さんのことを考えて治療を行っていると考えることもできます。
保証期間の有効期限や保証内容は歯科医院によって異なります。治療を受ける時は有効期限も確認しましょう。

セラミック治療のメリット・デメリット

セラミック治療のメリット・デメリット
ここまで、セラミック治療の重要性や、セラミック治療を受ける歯科医院の選び方などを解説してきました。次は、セラミック治療のメリット・デメリットをみていきましょう。

メリット:歯が自然できれいな見た目になる

セラミックは色調や透明感を調整できます。患者さんの歯に合わせた色調にできるため、自然できれいな見た目になります。
前歯など目立つ部位は口腔内写真を撮影して、実際の歯の色に合わせます。
銀歯などの被せ物や詰め物は、口を開けた時に目立ってしまうため気になる方もいるでしょう。セラミックなら、そのような悩みも解決できます。

メリット:金属アレルギーの心配がない

セラミック金属が使われていないため、金属アレルギーの心配がありません。そのため、金属アレルギーがある方でも治療を受けられます。
銀歯などを使用すると、溶け出した金属イオンが体内に取り込まれることで、金属アレルギーを発症するリスクもあります。また、金属が体内に取り込まれるのは身体にとっても良いことではありません。

メリット:歯茎の黒ずみを防ぎやすい

上述したように、金属を使用する素材での被せ物では歯茎が黒ずんでしまいます。
歯肉が薄い方では色を透過して黒ずんだり、被せてから経年的に歯肉退縮が起こった時に、被せ物の縁の金属色が目立つようになります。
しかし、セラミックは金属を使っていないためその心配がなく、歯茎が黒ずむこともありません。

デメリット:保険が適用されない

セラミック治療は保険が適用されません。そのため、保険診療と比べると高額になる傾向があります。
保険診療は、治療開始ができる時期(補綴物維持管理)や使う素材などのルールが決められています。
機能性の回復を目的とする治療は保険適用となりますが、審美性を重視するセラミック治療は保険適用となりません。

デメリット:割れる可能性がある

セラミックは陶器素材のため、強い力が加わると割れる可能性があります。奥歯などは強い力が加わりやすいため、注意が必要です。特に、歯ぎしりや食いしばりなどの癖により割れてしまうことがあります。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを使うなどの対策が必要になることもあるでしょう。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、セラミック治療を始める前に歯科医師に相談するのがおすすめです。

セラミック治療の素材の種類と自分に合った選び方

セラミック治療の素材の種類と自分に合った選び方
セラミック治療に使われる素材には次のようなものがあります。

ジルコニアクラウン

人工ダイヤモンドともいわれるジルコニアクラウンは、強度が高く奥歯のセラミック治療に適しています。また、ジルコニアをフレームとして表面に陶材(セラミック)を盛ることで自然で美しい仕上がりが期待できます。デメリットは、天然の歯よりも硬いため調整が不十分だと割れることがあることや、修理ができないため不具合があると再作成になってしまうことなどです。費用相場は1本あたり100,000~150,000円(税込)程度です。

オールセラミック

オールセラミックセラミックだけで作られたもので、透明感があり自然な美しい見た目で変色や劣化しにくく、自分の歯と同じくらいの硬さなので咬み合う歯に負担が少ないという特徴があります。目立ちやすい前歯などに使われることが多いです。デメリットはジルコニアと同じく割れたり欠けたりしてしまうことがあることや、ジルコニアと比べると強度がやや劣るところなどです。費用相場は1本あたり50,000~180,000円(税込)程度です。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、プラスチックとセラミックを混ぜた素材です。オールセラミックに比べると安価であり、金属よりも自然な見た目となります。デメリットは、他のセラミックに比べると強度や審美性が劣ることや、プラスチックが変色することがあるなどです。費用相場は1本あたり30,000~70,000円(税込)程度です。

メタルボンド

メタルボンドは、内側が金属で外側がセラミックの素材です。金属が使われているため金属アレルギーの心配があったり、長期使用すると歯茎が黒ずんでしまう場合があるなどのデメリットがありますが、強度が高く変色しにくいのが特徴です。ジルコニアセラミックと同じように、奥歯のセラミック治療に適しています。費用相場は1本あたり70,000~100,000円(税込)程度です。

素材によって、耐久性も違います。ジルコニアクラウンは7~10年とされ、耐久性に優れています。オールセラミックも同じく7~10年ですが、衝撃に弱いため奥歯に使うと割れてしまうことがあります。メタルボンドは7年程度、ハイブリッドセラミックは5年程度です。
保険適用のレジンが2~3年程度、銀歯が3~5年程度ということを考えると、セラミックは耐久性に優れているといえるでしょう。

このように、素材によって特徴が異なるため、審美性を優先するのか、強度を優先するのかなどを基準に、歯科医師と相談しながら素材を決めるといいでしょう。

セラミック治療のことならクオーレ歯科クリニックにご相談を

クオーレ歯科クリニック
セラミック治療を考えているのなら、クオーレ歯科クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。
クオーレ歯科クリニックの特徴を紹介します。

豊富なセラミック素材で安心の保証期間

クオーレ歯科クリニックは、豊富なセラミック素材を用意しています。
これまで説明した通り、セラミック治療は素材によって強度や価格が異なります。豊富な素材を取り揃えているクオーレ歯科クリニックなら、ご自身の希望に沿ったセラミック素材で治療をしてもらえるでしょう。
銀歯や銀の詰め物からセラミックに変更したり、金属が含まれたセラミックからオールセラミックに交換したりすることも可能です。また、保証期間もあるので治療後も安心でしょう。

痛みに配慮したできるだけ歯を削らない・抜かない治療

クオーレ歯科クリニック治療
歯科治療を受ける時、痛みが気になる患者さんは少なくないでしょう。クオーレ歯科クリニックでは、そんな患者さんでも不安なく治療ができるように、痛みに配慮した治療をしているそうです。痛みを感じにくいように、麻酔を打つ時は、体温位に温めた麻酔液と通常より細い針を使うなどの工夫をされています。
また、健康な歯を残せるように、できるだけ歯を削らない・抜かない治療を提供されているとのことです。

カウンセリングを重視した患者さんに寄り添った治療

カウンセリングを重視し、患者さんに寄り添った治療を提供しているのもクオーレ歯科クリニックの特徴の1つです。
患者さんのお口の悩みや治療に対する考えなどをじっくり聞くことを大切にされています。患者さんが納得して治療できるように、治療方法・メリット・デメリットなどを詳しく説明するといいます。
費用や治療にかかる期間などもきちんと伝えてくれるので、治療時の不安も軽減できるのではないでしょうか。

少しでも長く自分の歯で快適に過ごしたい、歯を美しくしたいとお考えの方は、クオーレ歯科クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

クオーレ歯科クリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

JR中央線 武蔵小金井駅南口徒歩3分

東京都小金井市本町1-8-4ライオンズマンション武蔵小金井第二101

診療時間
10:00~13:00 ◼️
14:30~19:00

▲…9:30~13:00/14:00〜16:00
◼️…9:30~14:00

【費用(税込)】
クラウン:77,000〜132,000円
インレー:38,500〜71,500円
【治療期間】1週間~1ヶ月半
【治療回数】2~4回

この記事の監修歯科医師