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虫歯は再発する!?虫歯の再発を予防するセラミック治療とは?

 更新日:2023/10/31
虫歯の再発を予防するセラミック治療

せっかく虫歯を治療したのに、また同じところに虫歯が再発したという経験をしたことがある方はたくさんいるのではないでしょうか。

繰り返し再発する虫歯は、歯にダメージを与えます。ダメージを繰り返すため歯の寿命が縮まることも少なくありません。

年齢を重ね、入れ歯の生活を送らないためにも、今から虫歯の再発を予防しておきたいものです。

ここでは、なぜ虫歯の再発が起こるのか・どうすれば虫歯の再発を防げるのか・虫歯の再発防止におすすめの方法を解説します。

小竹 和真

監修歯科医師
小竹 和真(守谷ステーション歯科)

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奥羽大学歯学部歯学科 卒業
明海大学歯学部付属 明海大学病院臨床研修医 終了
千葉県千葉市の日本歯周病学会認定医のもとで勤務
千葉県柏市の日本歯科保存学会専門医のもとで勤務
埼玉県春日部市の歯科医院に勤務
守谷ステーション歯科開業

虫歯が再発する原因

虫歯が再発する原因
治療した後の虫歯は、再発しやすいといわれています。せっかく治療したのに、「また歯医者通いか」と頭を抱える人も多いでしょう。では、何が原因で虫歯の治療後は再発しやすくなるのでしょう。

歯が脆くなっている

虫歯を治療した歯は、治療の過程で歯の強度が弱まり、歯が脆くなっています。
歯の構造は、表面の固い部分である「エナメル質」、柔らかい部分である「象牙質」、神経が通っている「歯髄(しずい)」の3層構となります。虫歯の治療では、虫歯の部分を完全に取り除くため歯を削らなければなりません。
歯を守るためのエナメル質を削るため、その下にある柔らかい象牙質が露出してしまいます。治療により歯の強度が低下し、脆くなるため、虫歯が再発しやすくなるのです。

銀歯の劣化

虫歯を治療した歯は、銀歯などの詰め物が使用されています。銀歯はあくまでも人工物なので劣化しやすいものです。特に奥歯の詰め物は常に噛む力がかかるため、歪みも出てきます。少しずつ歯と詰め物の間に隙間が生じて、そこに細菌が入り込んで虫歯が再発しやすくなるのです。
また、歯は飲食するときに熱いものや冷たいものにさらされています。こうした環境の中で、銀歯などの詰め物は劣化しやすいといえるでしょう。長い間銀歯の詰め物を使い続けていると、虫歯が再発しやすい口腔内環境を作ってしまいます。冷たいものがしみるなどの症状があれば、定期検診で歯科医師に相談してみましょう。

歯磨きでの予防が難しい

虫歯の再発を防ぐためには、毎日の歯磨きが非常に重要になってきます。
治療のための詰め物や被せ物と歯の境目には汚れが溜まりやすく、細菌が繁殖しやすくなります。しかし、歯の形というのは非常に複雑です。どんなに丁寧に時間をかけて歯磨きをしていても、どうしても磨き残しは出てしまいます。歯磨きでは取りきれなかった歯垢に細菌が繁殖すると、虫歯の再発につながります。

虫歯の再発予防にはセラミックがおすすめ

虫歯の再発予防にはセラミックがおすすめ
虫歯治療のための詰め物や被せ物は、保険適用だと銀歯となります。しかし、銀歯は材質的に歯垢が付きやすく、接着も弱まりやすいという弱点があるのです。しかし、セラミックは表面がツルツルしているため、歯垢が付きにくいという特徴があります。
また、劣化による変形も少なく、隙間もできにくいため、虫歯の再発防止効果が高まります。虫歯予防だけでなく、セラミックは陶器でできているので金属アレルギーの人にも安心して装着できるでしょう。

セラミックのメリット・デメリット

歯の詰め物や被せ物をセラミックにすると、さまざまなメリットがあります。その一方でデメリットもあるので、メリット・デメリットを理解したうえで選択しましょう。

メリット1:虫歯の再発予防ができる

銀歯などの詰め物は長年使っているとどうしても劣化が進んでしまいます。少しずつ形が変化していくと、元の歯との間に隙間ができてしまいます。すると汚れが溜まりやすくなり、細菌が溜まりやすくなってしまうのです。セラミックは、変形しにくい素材です。さらに隙間ができにくいため、虫歯の再発予防ができます。

メリット2:審美性が高い

銀歯は、特に前歯に近い場所では口を開けたときに見えてしまうという審美的な問題があります。また銀歯の場合、金属が溶け出して歯茎が黒ずんでしまうこともあります。
セラミックは陶器でできているので、歯の透明感や質感など自然の歯とほとんど遜色ありません。色味も周りの歯と合わせることができますし、長期間使用していても変色を起こしにくい素材です。人前でも自信を持って笑顔になれるのではないでしょうか。

メリット3:歯垢(プラーク)が付着しにくい

セラミックは陶器でできているので、表面がツルツルしています。表面がツルツルしているのでプラーク(歯垢)が付きにくく、歯磨きで汚れを落としやすいです。歯のまわりに虫歯を作る細菌が溜まりにくくなるので、虫歯の再発を予防することが可能です。
ただし、セラミックだからといって毎日のケアを疎かにしてはいけません。正しい歯磨き方法と定期検診で、虫歯の再発の心配は抑えられるでしょう。

デメリット1:欠けたりすることがある

歯に使われているセラミックは、食器の陶器と違い自然の歯に近い強度を持っています。そのため、そう簡単に割れたり欠けたりするものではありません。しかし、本物の歯がそうであるように、極端に強い衝撃を与えると欠けることがあります。
特に寝ている間の歯ぎしりや食いしばりが強い場合は、セラミックへの負担がかかり欠けやすくなります。セラミックへの負担を減らすために、ナイトガードのマウスピースが必要になる場合もあります。

デメリット2:費用が高額である

セラミック治療審美治療として扱われるため、自由診療となり全額自己負担になります。そのため、通常の治療よりも費用が高額になる傾向にあります。
セラミックの種類や大きさによって費用は違ってきますが、一般的に詰め物は4~8万円(税込)、被せ物は8~18万円(税込)が相場といわれています。ただし、セラミックは銀歯に比べると劣化が少なく、正しいメンテナンスを行えば長持ちしやすいものです。何度も虫歯を再発して歯科医院に通うよりも、長い目で見るとセラミック治療が必ずしも高額とは言い切れないのではないでしょうか。
また、セレック治療といって、院内でセラミックの被せ物などを作る歯科医院もあります。従来のセラミックよりも費用が抑えられているので、相談してみるとよいでしょう。

虫歯の再発予防にはメンテナンスが重要

虫歯の再発予防にはメンテナンスが重要
虫歯の再発予防には、日々の歯磨きに加えてメンテナンスが重要です。いくらセラミックにしたとしても、メンテナンスを怠っていると虫歯の再発を招きかねません。歯科医院で定期的なメンテナンスを行いましょう。

定期検診でお口の状態をチェック

定期検診でチェックすることも虫歯の再発予防に欠かせません。定期検診では、歯の状態や歯茎などに異常がないかをチェックします。歯のクリーニング・虫歯予防のための歯石除去・詰め物・被せ物の劣化がないかなどもチェックします。およそ3~6ヵ月に1回のペースで定期検診を受けることをおすすめします。

歯周病予防にはクリーニングが大切

歯周病は歯茎の腫れ・出血・歯周病ポケットなどの症状があり、悪化すると歯が抜け落ちたり、歯を支える顎の骨が溶けたりします。また、歯周病は、口の中だけでなく体全体に悪影響を及ぼします。
歯垢や歯石に含まれる細菌が原因ですが、普段の歯磨きでは完全に取り除けません。歯周病予防には、定期的なクリーニングをして歯垢や歯石を取り除くことが大切です。

虫歯の再発予防のための歯科医院選びのポイント

虫歯の再発予防のための歯科医院選びのポイント
虫歯の再発を防ぐためには、歯科医院の選び方も重要になります。では、どのようなポイントで選べばよいのでしょう。

予防・メンテナンスのメニューが充実しているか

虫歯の再発を防ぐためには、治療だけでなく予防・メンテナンスを視野に入れた歯科治療を行っている歯科医院を選ぶことが大切です。歯科治療が完了した後の再発を防ぐためには歯のクリーニングも大切ですが、丁寧なカウンセリングや検査も必要です。さらに、自宅での歯の歯磨き方法や生活習慣のアドバイスなども行われます。
一人ひとりに合った適切な予防・メンテナンスのメニューが充実していることが歯科医院選びのポイントになります。

セラミック治療の設備が整っているか

セラミック治療の場合、セレックシステムが院内に設置されているかどうかがポイントになります。
セレックシステムとは、セラミックの被せ物・詰め物の設計・製作を院内で行うシステムのことで、簡単にいえば高性能3Dプリンターのようなものです。

1日で完了する

従来のセラミック治療では、外部の技工所に型を持ち込んで製作してもらっていました。そのため、詰め物・被せ物ができあがるまでに1週間~10日ほどかかっていました。それまで、借りの詰め物・被せ物をしなければならず、不自由な生活を送らなければなりません。しかし、セレックスシステムでは院内ですべて完結するため、最短1日で治療が完成します。

セラミック治療は1(日)で終わりますが、検査や経過観察のための通院が必要となります。

技工所を挟まないので安い

セラミック治療は、自由診療のため治療費が高くなってしまいます。従来のセラミック治療は、外注で技工所に製作を依頼していましたが、セレックシステムでは院内で製作することができるようになりました。技工所を挟まない分、治療費も安くなります。

型取りが不要

今までは、シリコンゴムなどで型を取り、石膏型を作る方法が一般的でした。型取りのときにわずかに誤差が生まれることもあり、時間が経つと変形することもありました。しかし、セレックシステムは型取りが不要で、歯型のデータをそのまま使って3Dプリンターで製作します。

虫歯の再発を予防するなら守谷ステーション歯科へ

守谷ステーション歯科院長
虫歯の再発で何度も歯医者に行っているという方は多いのではないでしょうか。

再発しないようにしっかり予防処置をしてもらいたいときには、守谷ステーション歯科を選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょう。

守谷ステーション歯科は新しい機器を導入し、虫歯の再発防止に真剣に取り組んでいる歯科医院です。

マイクロスコープやセレックを使った治療

守谷ステーション歯科セレック
マイクロスコープは、肉眼では発見しにくい微小の虫歯や病変を確認できます。根管治療時にマイクロスコープを使えば、虫歯に感染した部分の取り残しなどもチェックできます。

また、検査のための歯科用CTも導入されています。治療前に3D映像を撮影し、歯の状態・神経・血管・顎の骨の厚みなどを念入りにチェックして治療方法を決定するので安心です。

セレック治療は被せ物を歯科医師が院内で設計・製作を行うので、審美治療を最短1日で完了できます。今までのように何度も通院する必要が少なくなるでしょう。

さらに院内で作るため費用を抑えられ、あらゆる面で負担が軽減されます。

見た目も使い心地も重視した精度の高い技工物を制作

虫歯治療では、虫歯を取り除いてから被せ物や詰め物を装着します。

守谷ステーション歯科では、機能だけでなく見た目や使い心地も満足できる技工物を作ることを得意としています。

また、レジンという樹脂素材を使った「ダイレクトボンディング」という治療も行っており、前歯のすき間などを埋めて自然な歯に整えられます。

虫歯の予防・歯のメンテナンスなどお口の悩みに幅広く対応

守谷ステーション歯科は、虫歯の予防・歯のメンテナンスに力を入れている歯科医院です。

虫歯予防は家庭でのケアに加えて歯科医院でのケアが欠かせません。守谷ステーション歯科では、クリーニングとして「エアフロー」を採用しています。

微細のパウダーを高圧ジェット噴射で歯や歯茎に吹き付けることで、汚れを落としていきます。歯磨きだけでは落とせない歯垢やステイン、歯周ポケットの歯垢も除去できます。

守谷ステーション歯科は、お口の悩みに幅広く対応できる歯科医院です。

守谷ステーション歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

つくばエクスプレス「守谷駅」直結
関東鉄道常総線「守谷駅」改札口から徒歩約5分

茨城県守谷市中央4丁目9 TXアベニュー守谷2F

診療時間
10:00~13:30
15:00~19:30

費用:44,000〜120,000円(税込)
治療期間目安:即時〜3週間程度
治療回数目安:1回〜5回

この記事の監修歯科医師