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  4. 皮膚の表面がピリピリする

皮膚の表面がピリピリする

皮膚の表面がピリピリするとは、皮膚の表面がピリピリと痛む、しびれるような痛みがある、電気が走るような痛みがあるような異常な感覚のことを指します。また、針で刺すような痛みがある、ケガをしたわけでもないのにふとした瞬間に痛みが走る、軽く触れただけでも痛みを感じることもあります。

神経が障害されることで起こる痛みを神経障害性疼痛といいます。ケガなどで細胞が傷つくと、痛みを感じる物質が放出され神経を刺激し、痛みを感じます。しかし、傷が治ったにもかかわらず、病気などによって神経が傷ついたり、がんや腫瘍などによる神経への圧迫などから痛みを発することがあります。

帯状疱疹は、痛みを伴う赤い発疹がみられる病気です。原因は水痘・帯状疱疹ウイルスであり、子供の頃に水ぼうそうを発症して治ったあとに、何らかの理由で免疫力が低下したときに再びウイルスが増えて発症します。50代~70代 に多いといわれますが、過労やストレスがきっかけで若年者でも発症することがあります。まず、皮膚に神経痛のような痛みや違和感、かゆみを感じたり、ピリピリ、チクチク、針で刺されたような痛みを感じたりします。その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れ徐々に痛みが強くなります。皮膚と神経の両方でウイルスが増殖して炎症が起こっているため、皮膚の症状に加えて強い痛みを伴います。通常、痛みは皮膚症状が治まれば改善しますが、治った後も長期間にわたり痛みが続くことがあります(帯状疱疹後神経痛)。

脳卒中は、脳の血管が破れる(脳出血、くも膜下出血)、あるいは、詰まる(脳梗塞)ことで、脳に血液が届かなくなり、脳の神経細胞が障害される病気です。異常血管が脳のどの部位にあるかによって症状は異なります。重症例は突然倒れてしまい、意識不明の状態になります。軽症例や中等症例では、左右どちらかの顔や手足の動きが悪くなるという運動麻痺や、感覚が鈍くなったりピリピリしびれるなどの感覚障害が起こります。喋りづらい、目が見えづらい、めまい、ふらつくこともありますし、自覚症状がないこともあります。初めは軽い症状でも症状が進行して重い後遺症を残す場合もあるため、突然に上記のような症状が現れて脳卒中を疑った場合には、すぐに救急車で病院を受診しましょう。

じんましんは、皮膚の一部が突然かゆみとともに赤くなって盛り上がり、しばらくすると消える、といった症状を繰り返す病気です。何らかの原因で皮膚の細胞からヒスタミンという物質が放出され、神経や毛細血管を刺激してかゆみや赤み、はれを引き起こすとされています。かゆみだけでなく、皮膚がピリピリ痛むことがあります。原因には、食べ物や薬、植物、細菌感染、ストレスなどさまざまあります。症状が悪化し全身にかゆみや腫れが出て呼吸困難などに陥るアナフィラキシー反応につながる可能性があるため、注意を要します。

すぐ病院に行ったほうが良い「皮膚の表面がピリピリする」の症状は?

  • 息苦しい、全身にかゆみがある場合
  • 体の片側が動かしづらくなる(麻痺がある)症状もある場合

これらの場合には、すぐに病院を受診しましょう。

行くならどの診療科が良い?

主な受診科目は、内科、脳神経内科、皮膚科です。
問診、診察、画像検査(CT、MRI)、血液検査などを実施する可能性があります。

病院を受診する際の注意点は?

持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。
いつから症状があるのか、他にも気になる症状があるのかなどを医師に伝えましょう。

治療をする場合の費用や注意事項は?

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

皮膚の表面がピリピリする症状の病気

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この記事の監修医師