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しもやけで考えられる病気・原因は?医師が徹底解説!

手足の末端や耳、鼻などの露出部にできやすい、痛みやかゆみの強い発疹のことを指します。皮膚が赤く腫れあがり、ひどい時には水ぶくれを起こすこともあります。入浴などによってかゆみが強くなります。小児に多い病気ですが、女性では成人になっても繰り返す人もいます。

寒さや冷えのために血行が悪くなり炎症が生じることが原因で起こります。冬期間に、気温が5度前後で、一日の気温差が10度以上になると、しもやけを起こしやすくなるといわれます。

ただ、冷気に曝された後の血流の障害の程度とそこからの回復には遺伝的な差があって、しもやけになりやすい体質の人と、なりにくい体質の人がいると考えられています。通常は暖かい季節になると改善することが多いといわれます。改善しない場合は、膠原病などの基礎疾患による皮膚症状のことがあり、注意が必要です。

しもやけは予防が最も重要です。しもやけになりやすい人は、冬に外出する時には、手袋、マスク、耳当て、帽子などの防寒具でしっかりと冷気を避けるように気をつけて下さい。

すぐに病院に行った方が良い「しもやけ」症状は?

症状が軽ければ自然に治るため必ずしも受診する必要はありません。

下記の場合は早めに受診した方が良いです。

  • 痛みや痒みが強い、または、広い範囲に皮疹がある場合
  • 暖かい時期になっても症状が続く、または、皮膚の症状とともに発熱や全身倦怠感などが続いている場合

行くならどの診療科が良い?

主な受診科目は、皮膚科です。
問診と視診で診断されます。膠原病など他の皮膚疾患を疑った際には、血液検査なども実施する可能性があります。

病院を受診する際の注意点は?

持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。

治療をする場合の費用や注意事項は?

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

この記事の監修医師