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  4. 「空咳」が続く・空咳が止まらない原因はご存知ですか?医師が対処法も徹底解説!

「空咳」が続く・空咳が止まらない原因はご存知ですか?医師が対処法も徹底解説!

「空咳」が続く・空咳が止まらない原因はご存知ですか?医師が対処法も徹底解説!

空咳(からせき)が出る時、身体はどんなサインを発しているのでしょうか?Medical DOC監修医が考えられる病気や何科へ受診すべきか・対処法などを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

中村 雅将

監修医師
中村 雅将(医師)

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弘前大学医学部卒業。弘前大学大学院医学研究科卒業。腎臓専門医・透析専門医・内科専門医として弘前大学、徳島大学、社会医療法人川島会川島病院、医療法人清永会矢吹病院などで臨床経験を積み、現在は医療法人さくら さくら記念病院に副院長として勤務。医学博士。日本内科学会総合専門医、日本腎臓学会専門医・指導医、日本透析医学会専門医・指導医の資格を有する。

「空咳(からせき)」で考えられる原因と対処法

空咳(からせき)とは、医学用語では乾性咳嗽(かんせいがいそう)と称されます。痰(たん)を伴わない乾いた咳をさします。喉や気管支など気道が刺激を受けたり、炎症が起こったりすることで発生します。

空咳で考えられる原因と対処法

空咳は、さまざまな原因で発生します。症状や背景に応じて対処法が異なるため、正確な診断と適切な対応が重要です。
湿った「ゴホゴホ」という咳と異なり、「ケホケホ」「コンコン」といった乾いた咳が断続的に出ます。喉の違和感を伴うことがありますが、痰や喉の詰まりは感じられません。風邪などの他の症状を伴わない場合もあります。長期間続く場合もあり、特に夜間や早朝に悪化することが多いです。
空咳を落ち着かせるには冷たい空気やタバコの煙、香水などの刺激を避けるようにしましょう。部屋を換気して清潔に保ち、加湿器を使用するなどして部屋の湿度を50~60%程度に保つとよいでしょう。環境の整備が大事です。こまめに水やぬるま湯を飲むなどして喉の潤いを保つことも有効です。
空咳が出るときに考えられる病気は多岐にわたりますが代表的なものは以下のように列挙されます。
・風邪やウイルス感染
初期症状として咳が現れます。
・アレルギー性咳嗽
ハウスダストや花粉が原因となります。
・喘息
喘鳴を伴わない場合でも、夜間悪化する空咳が特徴的。
・逆流性食道炎
胃酸の逆流が喉を刺激して咳を引き起こします。
・心因性咳嗽
ストレスや緊張が原因で咳がでることがあります。
・後鼻漏症候群
鼻水が喉に流れ込むことが刺激となり咳がでます。
・薬剤性咳嗽
特にACE阻害薬などの副作用。

空咳が出ている場合。息苦しさや胸の痛みを伴う場合やチアノーゼ(唇や手足の先端が青紫色になる)がみられる場合には緊急性が高い状態と考えられます。至急、総合病院の救急外来や呼吸器内科を受診しましょう。
空咳が長期間(2~3週間以上)続き、原因が不明な場合には一般内科や呼吸器内科を受診します。空咳の原因によってはアレルギー科や耳鼻咽喉科などに紹介してもらうことになります。

【子供】空咳で考えられる原因と対処法

子供の空咳は短期間であれば、風邪や一時的な刺激によるものが多く、喉の違和感を訴える場合もあります。夜間や運動後に症状が悪化することもあります。
大人と同様に加湿器などを用いて室内の湿度を保つことや、たばこの煙や冷たい空気を避けるといった対策を講じます。ぬるま湯などで喉を潤しつつ、リラックスを促すのも良いでしょう。
子供の場合も風邪やウイルス感染では喉の炎症が原因となり空咳を引き起こします。アレルギー性咳嗽はペットやハウスダスト、花粉などが引き金となります。喘息では運動後や夜間に悪化しやすい傾向があります。
子供の咳嗽では異物誤飲の可能性も念頭に入れておく必要があります。喉や気道に異物が入っていないか確認しましょう。百日咳による空咳は激しい咳が特徴で、防接種未接種の場合は特に注意が必要です。
子供の空咳では、咳が数日続く場合や原因がよく分からない場合には最寄りの小児科をまず受診しましょう。大人も子供も、咳の頻度や時間帯、誘因などの情報があると医師の診断がスムーズになります。受診する前に咳がでるようになってからの経過を簡単にメモ書きして持参すると良いでしょう。

空咳が続く・空咳が止まらない原因と対処法

空咳が出る際に、自身でできる対処法は前述のとおりですが、それでも空咳が続く場合、いろいろな疾患の可能性を考慮する必要があります。以下で具体的な疾患について説明します。

・咳喘息
ゼーゼー、ヒューヒューという音(喘鳴)がないことも多く夜間や早朝に空咳が出やすい特徴があります。
・気管支炎
風邪やウイルス感染の後に咳の症状が現れます。初期は乾いた咳が多いですが痰が絡んだ咳に変化することが多く、激しく咳込むようになります。
・間質性肺炎
膠原病などの自己免疫性疾患を併発していることもあります。病気が進行すると息苦しさを伴うことがあり、咳が長引く場合がある。
・百日咳
特徴的な連続する咳(犬吠様の咳と形容されます)が長期間続きます。
・新型コロナウイルス(covid-19)感染症
空咳が主症状で、熱や倦怠感などを伴うこともあります。
・胃食道逆流症(GERD)
胃酸の逆流によって喉が刺激され、特に横になると咳が出ます。
・アレルギー性鼻炎
鼻水が喉に流れ込む(後鼻漏)ことで咳が出ます。
・刺激物
タバコの煙や化学物質が原因になって咳がでます。
・薬剤性咳嗽
ACE阻害薬(高血圧の薬)などが原因で空咳がでることがあります。
・心理的要因
ストレスや緊張で無意識に咳が出る場合もあります。

空咳がつづく原因は多岐にわたります。空咳が続く場合には、一般内科や呼吸器内科をまず受診し、原因を特定したうえで治療をうけることになります。

空咳が咳に変わる原因と対処法

痰がでない空咳から、痰を伴った咳(湿性咳嗽)へと移行してきたときには、痰を出しやすくする工夫として、温かい飲み物を飲んだり、市販の去痰剤を使用することも有効です。痰や咳は体が病原体を体外に排出するための反応でもありますので無理に症状を抑え込むのではなく、痰を出しやすくする対策をとるのが良いでしょう。
空咳から湿性咳嗽に変わる原因を以下に列挙します。
・風邪・ウイルス感染
初期には喉の炎症による乾性咳嗽が中心ですが進行すると分泌物が増え、湿性咳嗽に変化していきます。
・気管支炎
細菌やウイルス感染が原因ですが病状が進行すると痰が増え、咳が長引くことが特徴です。
・肺炎
痰の量が多く、高熱や息苦しさを伴うようになります。
・喘息
咳が中心ですが、感染を併発すると痰を伴う咳が混じることもあります。
・副鼻腔炎(後鼻漏)
鼻から喉へ粘液が流れ込むことで湿性咳嗽が生じます。
・胃食道逆流症
胃酸の逆流が続くと胃酸が喉を刺激し、空咳が悪化します。慢性的な咳に湿性の症状が加わることもあります。
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
長期間の喫煙や環境要因で湿性咳嗽が見られます。

長引く空咳で医療機関を受診する際、どういった診療科を受診すればよいでしょうか。目安になる症状によって分類してみます。

内科:風邪、気管支炎などの一般的な病気が疑われる場合。
呼吸器内科:咳が2週間以上続く、痰がひどい、息苦しい場合。
耳鼻咽喉科:後鼻漏や副鼻腔炎が疑われる場合。
消化器内科:胃食道逆流症の可能性がある場合。

すぐに病院へ行くべき「空咳」に関する症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

呼吸困難や痰の異常がみられる場合は、呼吸器科へ

・ 呼吸に異常がある場合
息苦しさや呼吸困難を感じる。呼吸をすると胸が痛む、またはヒューヒュー・ゼーゼーと音がする(喘鳴)。息切れがひどくなる。
・ 全身症状が強い場合
高熱(38.5℃以上)が続く、または急激な寒気・震えを伴う。倦怠感や体が異常にだるい。
発熱に加えて食欲不振や吐き気を感じる。
・咳の内容や持続に異常がある場合
空咳が2週間以上続く。夜間に激しい咳が頻繁に出る(喘息や百日咳の可能性)。突然の激しい咳が続き、治まらない。
・ 痰の性質や見た目が異常な場合
血痰が出る。ピンク色の泡状の痰(肺水腫の可能性)。黄色や緑色の粘り気のある痰が大量に出る(感染症の疑い)。
・胸部に異常がある場合
胸の痛みがある(特に深呼吸や咳をした際に強く痛む)。胸部が圧迫されるような感覚や、異常な違和感。
・その他の重要なサイン
体重が急激に減少している。
声がかすれる(喉頭の異常の可能性)状態が長く続く。
飲み込むのが困難になる(嚥下障害)。

「空咳」症状が特徴的な病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「空咳」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

新型コロナウイルス感染症(Covid-19)

COVID-19は、SARS-CoV-2という新型コロナウイルスによって引き起こされる感染症です。
このウイルスは主に飛沫感染や接触感染を通じて広がり、感染者が咳やくしゃみをした際の飛沫、あるいは汚染された物に触れた手を介して感染します。新型コロナウイルス感染症では発熱、咳、喉の痛み、倦怠感、筋肉痛、嗅覚・味覚異常といった症状が良く知られています。一部の人では下痢などの消化器症状も見られます。重症化した場合には息切れや呼吸困難といった症状が現れます。
十分な水分補給と休養をとり、発熱がつらい場合には解熱剤(例:アセトアミノフェン)などで症状を緩和します。他者との接触を避けるように心がけましょう。治療としては主に対症療法(症状に応じた治療)が行われる他、抗ウイルス薬(例:レムデシベル)や抗炎症療法(例:デキサメサゾン)、酸素投与などが行われます。
息苦しさや呼吸困難がみられたり、意識がもうろうとするような場合には速やかに医療機関を受診しましょう。高熱が続く場合や、食事や水分がとれないくらいの倦怠感がある場合にも早めに医師の判断を仰ぐようにしましょう。医療機関を受診する場合には、内科や呼吸器内科が対応窓口になることが多いのですが、直接病院を受診するのではなく、事前に電話で連絡をして、受診する時間帯や受診する際の受診経路(一般の患者さんと別の入り口や待合場所などを指定されることがあります)などを確認して受診するようにしましょう。

咳喘息

咳喘息は、慢性的に空咳が続く喘息の一種です。一般的な喘息の特徴である「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音や呼吸困難を伴わないため、見過ごされがちです。特に夜間や早朝に悪化することが多く、睡眠を妨げることもあります。
咳喘息の正確な原因は完全には解明されていませんが、花粉、ハウスダスト、カビなどに対するアレルギーが主な原因と考えられています。他には気道の過敏性やウイルス感染、タバコの煙やエアコンの風、乾燥した空気などの環境要因、ストレスや疲労などが原因に関与しているといわれています。治療には吸入ステロイド薬を主体として、気管支拡張作用のあるβ2刺激薬などの気管支拡張薬が主に使用されます。抗ヒスタミン薬などの抗アレルギー薬や麦門冬湯などの漢方薬が使われることがあります。

間質性肺炎

間質性肺炎は、肺の組織(間質)に炎症が生じる病気です。間質は肺の気道(肺胞)と血管を支える結合組織で、この部分に炎症や瘢痕(繊維化)が起きると、酸素と二酸化炭素の交換が妨げられます。進行すると肺機能が低下し、呼吸困難などの症状が現れます。
原因不明な特発性間質性肺炎の他に、化学物質や膠原病などの自己免疫疾患、薬剤や放射線治療の副作用、新型コロナウイルスなどのウイルス感染が原因となることがあります。
治療は明確な原因が判明している場合には、その原因を取り除きます。薬物療法として
抗線維化薬(特発性肺線維症に使用されるピルフェニドンやニンテダニブ)や副腎皮質
ステロイド薬、免疫抑制薬(膠原病関連の場合)などが使われます。酸素と二酸化炭素の交換が妨げられ低酸素血症を来たすようになると酸素投与が行われます。間質性肺炎は呼吸器内科や内科で主に診療されますが、膠原病が原因の場合には膠原病内科でも診療されることがあります。

マイコプラズマ感染症

マイコプラズマ感染症は、主にマイコプラズマ・ニューモニエという病原体が引き起こす感染症です。特に気道に影響を及ぼし、咽頭炎や気管支炎、肺炎を引き起こします。
この感染症は飛沫感染や接触感染によって広がり、子どもや若い世代で流行することが多いですが、大人にも感染します。喉の痛み、微熱、頭痛、倦怠感など風邪に似た症状が初期にみられますが数日後に 頑固な乾いた咳(長期間続くことが多い)や高熱がみられます。マイコプラズマは細菌ですが細胞壁を持たないため、通常の抗生物質(ペニシリン系など)は効かないため、マクロライド系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗生物質が使用されます。

「空咳」の止め方・正しい対処法は?

空咳は原因によって対処法が異なりますが、多くの場合は以下の基本的な方法で症状が和らぎます。症状が和らぐことなく続く場合は、医師の診察をうけることで原因を特定し、適切な対応をとる必要があります。

止め方・対処法

常温の水やぬるめの白湯などをこまめに飲むことで喉を潤し刺激を軽減することは空咳を止めるのに有効です。部屋の空気を加湿することも気道の乾燥を防ぎ、咳を和らげることにつながります。暖かい飲み物などで喉を温めることも有効です。血行が促進されて回復が早まります。一方で喉を冷やすことは、気道を収縮させ症状を悪化させることがあります。特に冷たい飲み物や氷は避ける方がよいでしょう。
日常生活では、冬部は特に、加湿器を使用するなどして部屋の湿度を40~60%程度に保つように心がけましょう。タバコは喉や気道を刺激するため咳を悪化させ回復を遅らせます。禁煙が望ましいといえます。アルコールも喉を乾燥させる可能性があり、摂取はほどほどにしましょう。辛い食べ物や香辛料は喉を刺激しますから避ける様にしましょう。大声や長時間の会話を避けて喉を休ませましょう。
上記の対応により空咳が改善することが期待されますが、早く治したい場合には原因を特定し適切に診断・治療を受ける必要があります。空咳が2週間以上続いたり、息苦しさや胸の痛みが出てきたり、喉の違和感や腫れが続く場合などには医療機関を受診しましょう。

「空咳」に効果的な市販薬は?

市販薬を購入する際には、ジヒドロコデインやデキストロメトルファンといった鎮咳作用(咳をしずめる作用)のあるものを購入するとよいでしょう。以下に代表的な市販薬をあげますが、ご自身の症状や体質にあった市販薬を選ぶためには、薬剤師によく相談して薬を購入しましょう。

アネトン咳止め 錠・顆粒・液

鎮咳成分(ジヒドロコデイン)と抗炎症成分が含まれており、喉の痛みを伴う乾いた咳に効果が期待されます。 剤型も複数あり、飲みやすいシロップタイプもあります。

ストナ・デイタイム咳止めEX

鎮咳成分(デキストロメトルファン)と抗ヒスタミン成分を配合しており、アレルギー性の咳に対応も可能です。

ブロン液エース

鎮咳成分と抗ヒスタミン成分に加えて気道粘膜の分泌機能を高めるグアイフェネシンを配合し、乾いた咳や気道の刺激を抑えます。

「空咳」に効果的な漢方薬は?

漢方薬は、症状の原因や体質に合わせて使用されます。以下に空咳に効果があるとされる代表的な漢方薬とその特徴を紹介します。

麦門冬湯(ばくもんどうとう)

喉の乾燥や空咳、長引く咳、痰が少なく乾燥した症状に用いられます。
体力があまり強くない人向けとされます。喉や気道の乾燥が原因で咳が出る場合や、夜に乾いた咳が悪化する場合に効果的です。

桔梗湯(ききょうとう)

喉の痛みや炎症を抑え、空咳を改善します。喉の腫れや痛みを伴う咳、比較的軽い喉の症状に用いられます。

清肺湯(せいはいとう)

喉や肺の炎症を抑え、咳を鎮める作用があります。喉が炎症を起こし熱感がある場合や喉が痛み声がかすれる場合に用いられます。

五虎湯(ごことう)

咳や喘息に広く使われ、特に強い咳に効果的。喉や肺の炎症を伴う咳や
熱感がある場合の咳や気管支炎に対して多く用いられます。

「空咳」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「空咳」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

熱はないが空咳が出る原因について教えてください。

中村 雅将 医師中村 雅将 医師

熱がなく空咳がでる原因については、いくつかの可能性があります。喉の乾燥や炎症、タバコの煙などの刺激やハウスダストや花粉などのアレルギーが原因で喉や気道が刺激されて空咳が出る場合もありますが、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎といった呼吸器系の病気や、胃食道逆流症(GERD)による胃酸の食道への逆流による喉の刺激が空咳の原因となることもあります。軽い風邪や軽症の百日咳、軽症の新型コロナウイルス感染症でも空咳のみで熱がみられないこともあります。その他、心因性(ストレスや緊張が原因)や薬剤による副作用による空咳も考えられます。空咳の原因は多岐にわたるのですが、ご自身で対策をしてみても改善しない場合や急激に症状が悪化するような場合には、速やかに医療機関を受診することが大事です。

空咳はどのような音が出ますか?

中村 雅将 医師中村 雅将 医師

空咳は痰を伴わない咳のことで、音に湿り気や粘りがないのが特徴で、「ケホケホ」「コンコン」といった鋭く短い音が特徴です。

まとめ

空咳は風邪の初期症状であることが多いのですが、違う病気が隠れている可能性もあります。長引く咳が思わぬ病気の予兆であることもあります。気道や喉の刺激を避け、部屋の保湿をするなどの一般的な対処法で改善が見られない場合は、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。

「空咳」症状で考えられる病気

「空咳」から医師が考えられる病気は11個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

呼吸器科の病気

アレルギー性疾患の病気

消化器科の病気

  • 胃食道逆流症(GERD)

心因性の病気

  • 精神的ストレスによる咳

空咳の原因のほとんどは呼吸器系の病気ですが、そのほかにも多く考えられます。

「空咳」に似ている症状・関連する症状

「空咳」と関連している、似ている症状は3個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 声のかすれ
  • 呼吸困難感
  • 喉の痛み

セルフケアで症状が改善しない場合には、早めに医療機関を受診し検査を行うことをお勧めします。

この記事の監修医師