「くしゃみ」がでる原因はご存知ですか?医師が徹底解説!
くしゃみは、鼻粘膜が刺激されて、鼻に溜まった分泌物を排出する動作のことを指します。一方、咳はくしゃみと異なり、気管や気管支の粘膜が刺激されて、喉頭より下の気道に溜まった分泌物を排出する動作のことを指します。
原因疾患が多岐にわたるため、病歴聴取がとても大事になります。例えば、くしゃみに加えて、鼻漏や鼻閉を伴う場合には、アレルギー性鼻炎や急性鼻炎が考えられます。また、水溶性鼻漏や鼻閉などの症状が発作的に、繰り返す場合には花粉症などが考えられます。また、既往歴や薬物使用歴なども診断に重要です。
すぐに病院に行った方が良い「くしゃみ」症状は?
- 高熱や咳、鼻水などの風邪のような症状が良くならない場合
- 目や鼻の痒みが辛い場合
これらの場合には、近日中の病院受診を検討しましょう。
行くならどの診療科が良い?
主な受診科目は、内科、呼吸器内科です。
問診、診察、血液検査、画像検査(レントゲンやCT)などを実施する可能性があります。
病院を受診する際の注意点は?
持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。
いつからどのような症状が出現したのか、くしゃみがひどくなるきっかけなど、詳しく医師に伝えましょう。
治療をする場合の費用や注意事項は?
保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。