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吃音(きつおん)で考えられる病気・原因は?医師が徹底解説!

吃音(きつおん)とは、話をするときにどもってしまい言葉が滑らかに出すことができない発話障害です。滑らかに話せないことを非流暢といい、主に以下の3つの特徴に分類できます。

  • 音の繰り返し:例「り、り、りんご……」
  • 引き伸ばし:例「りーーんご」
  • 言葉を出せずに間が空く:例「……りんご」

吃音は、発達性吃音と獲得性吃音に分類され、9割は発達性吃音です。発達性吃音は、2語文以上の複雑な発話を開始する幼児期におきやすく、幼児期で8%程度発症します。男女は2~4:1程度で男性に多いことが特徴です。

発達性吃音は、子どもが持つ吃音になりやすい特徴の体質的要因、身体や認知、言語などの発達時が関係する発達的要因、周囲の人との関係や生活での出来事が関係する環境要因の3つが互いに影響しあって発症します。また体質的要因が吃音の8割を占めるとの報告もあります。

獲得性吃音は、神経障害や脳損傷、心的ストレス、外傷体験により起こります。これは10代後半の青年以降に起こります。

すぐに病院に行った方が良い「吃音」症状は?

  • 意識が悪い、手足が動かない、しびれる場合
  • 急に言葉を話せない、あるいは、言葉を理解できない状態になった場合

これらの場合は、すぐに病院受診を検討しましょう。

行くならどの診療科が良い?

主な診療科目は、小児科、内科、耳鼻咽喉科、脳神経内科、心療内科、精神科です。

問診、診察、吃音検査、心理検査、画像検査(MRI)などを実施する可能性があります。

病院を受診する際の注意点は?

持病があり内服・外用している薬がある場合は医師に申告しましょう。

いつから症状があるか、どの程度の頻度で起こるか、他にきになる症状はあるのかなどを医師へ伝えましょう。

治療する場合の費用や注意事項は?

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

吃音症状の病気

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