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  4. 痔で考えられる病気・原因は?医師が徹底解説!

痔で考えられる病気・原因は?医師が徹底解説!

痔は肛門部周辺の静脈が圧迫されて血液の流れが滞ることなどによって起こります。排便時の出血、痛み、肛門からの脱出などが主な自覚症状です。排便のたびに出血する場合もあれば、便が硬いときに出血する場合もあります。また、より悪化した症状として、膿のように便が出てきて、熱が出る場合もあります。

痔の原因として、排便時のいきみ、便秘や下痢、長時間座っていることなどがあります。排便時に、いきむ(ふんばる)と、肛門に過度な力が加わります。肛門の周りには、たくさんの血管が集まっており、肛門に過度な力が加わることで、この血管がこぶのように膨らみ、痔核といわれます。この痔核が、排便の際にいきむことで力が加わり、破裂して出血の症状となります。

また、下痢などにより、肛門の組織内に細菌が入り込むと、腸内に穴を掘る場合があります。すると、排便時にどんどん穴が深くなり、直腸から肛門以外に穴ができると膿が出るようになります。

痔の代表的な病気としては、肛門が切れる裂肛(切れ痔)、血管のこぶが破裂する痔核(いぼ痔)、膿のように便が出てくる痔瘻(じろう)があります。

性差は報告によりさまざまですが 、痔の種類により男女差が異なるという報告もあります。痔核(いぼ痔)は男女差がない一方、裂肛(切れ痔)は女性が、痔瘻は男性が多い傾向にあるようです。 年齢は45歳から65歳が最も多い傾向にあります。

すぐに病院に行った方が良い「」症状は?

  • 排便時にコップ半分以上の出血がある場合
  • 激しい痛みがある場合

これらの症状の場合には、すぐに病院受診を検討しましょう。

行くならどの診療科が良い?

主な受診科目は、内科、消化器科、肛門科、外科です。
問診、診察、肛門鏡検査、大腸内視鏡検査などが実施される可能性があります。

病院を受診する際の注意点は?

持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。

治療をする場合の費用や注意事項は?

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

症状の病気

この記事の監修医師