牽引療法とは
更新日:2023/03/27
牽引療法とは
牽引療法とは、腰椎や頸椎を引っ張ることで椎間板や椎間関節の内圧を緩和させたり、椎間孔を拡げることで神経の圧迫を和らげていく理学療法です。
牽引と休止を交互に繰り返すことで痛みを感じる箇所の筋肉や痛みや痺れを和らげ、時間をかけて解消していきます。
メリット
・脊椎症や椎間板ヘルニアなど脊椎から起こる症状を軽減させることができる
・筋肉の攣縮を緩和させることができる
・マッサージ効果によって、身体の循環機能の改善や促進が期待できる
デメリット/副作用
・牽引療法について明確な基準がなく施術者の経験則に基づくため、最良の効果が出ない場合がある
・牽引療法をしてはいけない症状もあるため、自宅等において自己判断で行うとかえって症状が悪化する
・まれに痛みやしびれといった副作用がでる可能性がある
治療期間
症状や個々人によって差はありますが、目安としては週2~3回の治療を1か月間となっています。
1回の施術は持続牽引の場合、数時間小さな牽引力で行います。間歇牽引の場合は、機器を用いた牽引を数秒単位で回数を分けて行います。
費用相場
保険診療の場合:200~1,500円程度(1~3割負担)
保険適用外の場合:2~5千円程度
注意点
治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。