アメリカのドナルド・トランプ大統領は9月11日、香りや味のついた電子たばこを販売禁止にする方針を発表した。トランプ大統領は記者に対し、「電子たばこは安全と多くの人が言うが、有害である。我々は電子たばこについて、強力な対策を講じる必要がある」と述べている。
米疾病対策センター(CDC)によると、電子たばこが原因と考えられる肺疾患の患者は450人、死亡者は6人に上るという。CDCは現在、肺疾患の詳しい原因を究明しようとしているが、まだ特定できていない。原因が不確定の間は、電子たばこの使用を控えるよう訴えかけている。一部の専門家は、フレーバー電子たばこの多くで使われている大麻の有効成分を気化させる際に使用する化学物質が原因である可能性を指摘している。
アメリカでは、中高生などの間で急速に浸透している電子たばこ。アメリカの電子たばこは、ニコチンを含む液体を加熱し、煙を楽しむというものというの。それに対して、日本で近年普及している加熱式たばこにはニコチンが含まれているが、電子たばこにはニコチンが含まれていない。しかし、アメリカで規制が進めば、日本でも規制する動きが起きるだろう。