【NEWS】2040年までに健康寿命を3年以上延伸へ 厚労省目標(医師コメント3件)

厚生労働省は3月28日、健康寿命を2040年までに男女とも3年以上延伸させて75歳以上とする目標を決めた。

健康寿命とは支援や介護などなく自立した生活を送ることができる期間のことで、2016年時点で男性が72.14年、女性が74.79年とのこと。厚労省は健康無関心層へのアプローチ強化、介護予防や認知症予防などに取り組み、男女とも健康寿命を2040年までに3年伸ばし、男性を75.14年、女性を77.79年とする目標をかためている。こちらは有識者会議の提言を受けて決めたもので、要介護度を活用した補完指標を加えることも今回提言されている。

医師のコメント

  • 眞鍋 憲正(整形外科医・スポーツ医学担当)

加齢とともに年々体力は減っていきます。そして、体力がある一定レベルを下回ると、介護が必要になってきます。そうした体力の低下と医療費の増加はよく相関することが知られています。つまり、高齢者が体力を維持し健康寿命をのばすことは、今後の医療費を削減できる可能性があるのです。高齢者の体力向上にはインターバル速歩という運動がよいでしょう。この運動により高齢者でも安全に体力を上昇させ、生活習慣病を予防させることがすでにわかっています。高齢者に運動の必要性の認識が普及してほしいです。

  • 田嶋 美裕(循環器内科医)

健康寿命を延ばすというのは大事なことだと思います。自立した生活を維持するためには、毎日規則正しく、朝起きて夜寝るという睡眠リズムを維持すること、日中は外出したり人と会ったりするなどの活動をして頭を使い体を動かすこと、というのが重要ではないかと思います。

  • 松浦 恵(小児科医)

平均寿命が伸びている中で、健康寿命を伸ばすことで社会保障費の抑制をはかるということはとても大切な政策ではあると思います。健康保険組合や民間事業者による全国的な健康づくりの取組みが広がってきており国民の意識も変わってきているのではないかと思います。今後は健康寿命の延伸というだけでなく、そうした取組みの地域格差の改善にも取り組んでいく必要があると思います。