ファイザー製ワクチンの有効性91.3%、予防効果が半年以上持続か!?

公開日:2021/04/13

アメリカの大手製薬会社ファイザーは、ドイツの製薬会社ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンの効果が半年以上持続する可能性が高いとの見通しを明らかにしました。今回の発表について中島先生に詳しくお伺いします。

中島 由美 医師

監修医師
中島 由美 医師

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金沢医科大学医学部卒業後、同大学病院にて小児科・内科として研修を積む。その後は複数の病院で内科医や皮膚科医として勤務。2018年より福岡市中央区に「国を超えた新しい形の医療を提供」をコンセプトに、クリスタル医科歯科クリニックを歯科医師である夫と開院。

今回の発表の詳細は?

今回のファイザーの発表について、詳しく教えください。

中島 由美 医師中島先生

アメリカの大手製薬ファイザーは、ドイツの製薬会社ビオンテックと共同開発した新型コロナワクチンの臨床試験を行いました。臨床試験への参加者は4万6000人以上です。新型コロナウイルスワクチンを2回接種した後、7日~6ヶ月後までの発症者数を調査したところ、ワクチンの有効性が91.3%だったことがわかりました。

また、今回の臨床試験において、被験者から安全に対する深刻な懸念は出ていないとしています。今後も参加者を引き続き追跡し、ワクチンの効果の持続期間を検証する方針です。効果の持続期間は、接種回数や接種の間隔に大きく関わる情報のため、最新の情報を常にチェックしておきたいところですね。

変異ウイルスにも効果はあるのでしょうか?

ファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンは、変異ウイルスにも効果はあるのでしょうか。

中島 由美 医師中島先生

ファイザーは、800人が参加した臨床試験において、南アフリカ由来の変異ウイルスに対して100%の有効性を示したことを発表しました。偽薬を投与した被験者のうち9人が新型コロナウイルスに感染し、そのうち6人が南アフリカ由来の変異ウイルスでした。

一方で、ワクチンを接種した人の中に南アフリカ由来の変異ウイルスへの感染者はいなかったため、有効性は100%だと言えます。南アフリカ由来の変異ウイルスは感染力が強いだけではなく、ワクチンの効果を低下させる可能性も指摘されているため、十分な警戒が必要です。なお、ファイザーが他の変異ウイルスに対する効果を調べる臨床試験を行っているかどうかは公表していません。

まとめ

ファイザー製ワクチンの効果は6ヶ月以上持続する可能性が高いとの見方を示しています。効果の持続期間は、接種回数や接種の間隔を決めるために必要な情報のため、引き続き調査が行われることが望まれます。また、一部の変異ウイルスに対する有効性が100%だったことにも要注目です。今後も大規模な臨床試験によって、各ワクチンの新型コロナウイルスに対する効果が明らかになることが期待されています。