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消化器内科で受けられる治療
消化器内科で受けられる治療は、主に早期の大腸がんや前がん病変の大腸ポリープの切除です。ほかには潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患もあります。
正確にいうとポリープは病名ではなく、皮膚や粘膜などの面から突出し茎を持つ卵球状の腫瘤の総称になります。
大腸ポリープには経過観察で切除しなくても大丈夫なものと、将来がん化する可能性のある前がん病変のものがあり、前がん病変といわれるポリープは腺腫と呼ばれる腫瘍のことです。
大腸ポリープは大腸カメラの検査時に切除するので、入院の必要はなく日帰り手術です。しかし、切除した病変を詳しく調べた結果、外科的な追加切除が必要になる場合もあります。
それは、初期のがんがリンパ節に転移しているのが認められたり、腺腫ががん化していたりしたときです。
炎症性腸疾患の場合は、大腸カメラで原因と状態を調べ画像で確認しながら診断を行い、ときには組織を採取してさらに詳しい原因を調べて治療を行います。
長期の炎症性腸疾患の経過で、大腸がんに進行することも報告されているので、定期的に大腸カメラで経過観察をすることが重要です。
近くの消化器内科を選んだ方がいい理由
大腸カメラ検査は身体への負担が大きいため、近くの医院で検査を受ける方がよいでしょう。
検査前には下剤を服用するため、腹痛や下痢が起こりやすく、車の運転ができない状態になることも少なくありません。また、鎮静剤を使用するケースでは、検査後に運転を避けるよう指示されることが一般的です。
さらにポリープや組織の切除が行われた場合、身体への負担が増し、検査後に出血が止まらない・痛みが続くといった症状が出ることもあります。その際には、検査を受けた医院にすぐ連絡することが求められるため、近くの医院で検査を行う方が安心感があるでしょう。
まとめ
大腸カメラを受けられる消化器内科は全国に約21,700件あり、お住まいの市区町村の近くでも大腸カメラを受けられる医院があるでしょう。
最近では、消化器内科に加え、内視鏡内科（胃・大腸）を専門とする診療科も増えています。また、鎮静剤を使用して、眠っている間に検査を行う方法を導入している医院もあります。
数多くの消化器内科の中から、自分に合った大腸カメラ検査を受けられる消化器内科を選ぶのは簡単ではありません。ぜひこちらから、ご自身に合った消化器内科を探してみてはいかがでしょうか。
