在宅介護サービスの種類と特徴は?条件や手続きの流れ、費用目安を解説

高齢化や介護を必要とする場合になっても、住み慣れた我が家で過ごしたいと考える方は少なくありません。
在宅介護サービスとは訪問介護や訪問看護、通所介護(デイサービス)など介護の必要度に応じて利用できる支援制度です。
これから自宅で介護を受ける方や家族を支える方が制度を正しく理解し、準備を進められるよう、基本事項をやさしく整理しました。
本記事では、在宅介護サービスの主な種類と特徴など利用のための条件や申請の流れ、そして費用の目安などの詳細を丁寧に解説します。
これから自宅で介護を受ける方や家族を支える方が制度を正しく理解し、準備を進められるよう、基本事項をやさしく整理しました。
本記事では、在宅介護サービスの主な種類と特徴、利用条件や申請の流れ、そして費用の目安までを順に紹介します。

監修社会福祉士:
小田村 悠希(社会福祉士)
・経歴:博士(保健福祉学)
これまで知的障がい者グループホームや住宅型有料老人ホーム、精神科病院での実務に携わる。現在は障がい者支援施設での直接支援業務に従事している。
在宅介護サービスの種類と特徴

在宅介護サービスの種類を教えてください。
在宅介護サービスのメリットとデメリットを教えてください。
夜間にも在宅介護サービスは利用できますか?
自宅以外でも在宅介護サービスは利用できますか?
- 通所介護(デイサービス):孤立感の解消・心身機能の維持・家族の介護の負担軽減などが目的
- 通所リハビリテーション(デイケア):日常生活支援・機能訓練・口腔機能向上のサービスなどを提供
- 地域密着型通所介護:地域密着型通所介護の施設に通い、通所介護を受ける
- 療養通所介護:重度要介護者又はがん末期患者が対象
通所介護は、可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう支援することが目的です。
短期間宿泊して受けることができる在宅サービスは2つあります。
- 短期入所生活介護(ショートステイ):介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)などに宿泊(連続利用日数30日まで)
- 短期入所療養介護:医療機関や介護老人保健施設、介護医療院が提供(連続利用日数30日まで)
介護が必要な方の短期間の入所を受け入れ、日常生活上の支援や、機能訓練などを提供します。
在宅介護サービスを受けるための条件

在宅介護サービスを利用できる条件を教えてください。
介護認定の申請方法を教えてください。
- 申請:被保険者証を添えて市区町村に申請
- 認定調査: 認定調査員による訪問調査(認定調査)
- 主治医意見書:主治医から意見書を取り寄せる
- 審査判定: 介護認定審査会が審査判定を行う
- 認定結果の通知: 要支援または要介護認定結果の通知
申請から結果通知まではおよそ1ヶ月かかります。手順を理解し、必要な書類をそろえてスムーズに進めましょう。
介護認定を受けていなくても在宅介護サービスは利用できますか?
まだ認定を受けていない方でも介護保険の対象外となる自費サービスや、地域が行う見守りや外出サポート、家事支援などを活用することでより安心して日常生活を続けられます。
在宅介護サービス利用の流れと費用の目安

在宅介護サービスを利用するまでの流れを教えてください。
在宅介護サービスを利用できるまでにどのくらい時間がかかりますか?
在宅介護サービスを利用するにはどのくらい費用がかかりますか?
サービスの種類や利用時間によって料金は異なりますが、介護報酬は、1単位=10円で換算されます。
以下は、厚生労働省が公表している令和6年度介護報酬改定(告示)をもとに、全額(10割)負担ベースで算出したおおよその費用例です。
実際の自己負担額は、所得区分に応じてこの1〜3割程度となります。
- 訪問介護(身体介護)20分未満(1回あたり):約1,710円(171単位)
- 訪問介護(生活援助)20分以上45分未満(1回あたり):約1,910円(191単位)
- 通所介護(要介護1・5〜7時間・1回あたり):約7,050円(705単位)
- 定期巡回・随時対応(一体型事業所・要介護1・月額):約93,230円(9,323単位)
- 定期巡回・随時対応(一体型事業所・要介護5・月額):約306,230円(30,623単位)
これらの基本料金に加えて、入浴介助や栄養管理など特別な支援を行う場合には、加算により追加料金が発生することもあります。また、施設などでは季節に応じた行事などを催すところも少なくありません。上記以外に雑費が発生する場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
※本ページで紹介している金額は、厚生労働省の令和6年度介護報酬改定に基づく代表例を円換算したものです。実際の自己負担額は所得や地域によって異なります。
編集部まとめ

在宅介護サービスは、介護が必要になっても住み慣れた自宅で暮らしを続けられるよう支える制度です。
訪問介護やデイサービスなど、希望や状態に合わせて選べるのがメリットといえます。
利用には要介護認定が必要であり、認定まで時間がかかるため、余裕を持って手続きを行うと安心です。
手続きの流れがわからない場合は、ケアマネジャーや地域包括支援センターへ相談するとよいでしょう。
参考文献


