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甲状腺超音波検査とは

 更新日:2023/03/27

甲状腺超音波検査とは

甲状腺超音波検査とは、喉の近くの甲状腺部分に超音波を当てて、甲状腺の大きさや腫瘍病変の位置・大きさ・性状などを調べる検査です。甲状腺にできもの(腫瘤)が見つかる場合は多いですし癌が分かることもありますが、癌であっても進行が遅く寿命等に直結しない場合もあります。検査結果の解釈には専門的な知識を要します。

メリット

・甲状腺がんの診断において、もっとも有用な検査とされている
・甲状腺がんの有無に限らず、がんのタイプまで推測することができる
・検査中にリアルタイムで臓器の様子を観察することができる
・造影剤や放射線被ばくの副作用がないため妊娠中、授乳中の女性や子どもにも検査可能

デメリット/副作用

・進行が遅く、死亡する危険の低い甲状腺がんを見つけることによる心理的負担リスク
・小さな病変でも二次検査や、長期間のフォローアップが行われることへの心理的・金銭的負担
・針を刺す検査が必要となる場合がある(その場合、出血リスクがある)

検査期間

検査に必要な所要時間はおよそ15分程度ですが、針を刺すことが必要な場合はもう少し長くかかることもあります。

費用相場

医療機関によって金額は異なりますが、保険適応となる場合は3割負担の方で2000~7000円程度です。

注意点

検査・治療期間や費用は、医療機関や検査・治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師