NBIとは、狭帯域光観察(Narrow Band Imaging)と言われ、オリンパス社の独自の技術で、胃・大腸内視鏡検査時に使われています。普段は光の三原色である赤、緑、青を合わせた白色光で観察しますが、NBIでは赤を除いた青と緑の光で観察し、粘膜表面の毛細血管を強調して観察することができます。がんなどの微細病変部では粘膜面の血管構造の変化が特徴的な所見であり、それらを観察しやすくしたおかげで、早期がんなどの発見がしやすくなりました。
また、NBIを使えば病変の広がりや深さをより詳細に観察することができ、より正確な内視鏡診断をするのにも役立ちます。