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精巣上体精子採取術とは

 更新日:2023/03/27

精巣上体精子採取術とは

精巣上体精子採取術とは、精巣上体を穿刺して運動精子を探し、運動精子を回収する手術で男性不妊症手術に該当します。精巣の働きが正常であり、精巣内に精子が存在する閉塞性無精子症や射精障害などの男性に対して行われます。精巣内よりも精巣上体にある精子の方が運動精子の割合が高いとされています。手術は全身麻酔で行われ、陰嚢の皮膚を切開し、精巣上体管を穿刺して精巣上体液を回収します。精子が抽出された場合には、顕微授精が行われます。

メリット

・閉塞性無精子症、射精障害の方でも運動精子を採取できる可能性がある
・精路再建術に比べ早期に挙児可能となる。

デメリット/副作用

・保険適応外のため費用負担が大きい
・現在は精巣内精子採取術(TESE)が主流であり、行える医療機関が限られている。

治療期間

精巣上体精子採取術にかかる時間は1~1.5時間程度とされています。日帰りでの手術が可能です。

費用相場

精巣上体精子採取術にかかる費用は保険適応外となり25万円程度とされています。ただし男性不妊症手術の助成金の対象となるため、申請すれば費用負担をやや少なくできます。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師