Y法(モーニングアフターピル)とは
Y法(モーニングアフターピル)とは
Y法(モーニングアフターピル)とは、避妊できなかった人や、避妊に失敗した人に使うヤッペ法という1970年代からある緊急避妊法です。卵胞ホルモンと黄体ホルモンの成分を含む中用量ピルを、性行為後72時間以内とその12 時間後に2錠ずつ服用することで望まぬ妊娠を防ぎます。成功率が低く副作用も出やすいため、現在はほとんど使用されていません。
メリット
・望まない妊娠を防ぐことができる
・費用がL法に比べて安価である
デメリット/副作用
・必ず妊娠が阻止できるわけではない
・約50%の人に嘔気があらわれ、嘔吐してしまうと薬の効果を十分に得られない
・L法の副作用がほとんどないのに対し、吐き気、頭痛、だるさ、下痢などの副作用が出やすい
・L法に比べ避妊率が24時間以内の服用で77%、48時間以内の服用で36%、72時間以内の服用で31%と低い
・L法よりも血栓症のリスクが高い。
治療期間
性行為後72時間以内とその12 時間後に2錠ずつ、合計4錠服用します。L法と比べ避妊率が低く、副作用も多いので、現在ほとんど使用されていません。
費用相場
避妊を目的としたものなので費用は全額自己負担で、3~8千円程度で取り扱っている医院が多いです。
注意点
治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。