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甲状腺ホルモン測定検査とは

 更新日:2023/03/27

甲状腺ホルモン測定検査とは

甲状腺ホルモン測定検査とは、バセドウ病など甲状腺疾患の有無を確認するための検査です。甲状腺とは、首の前側にあるのどぼとけのすぐ下に位置する臓器です。甲状腺ホルモンは、人間の体の正常な代謝を維持する上で非常に大事な役割を果たすホルモンです。甲状腺ホルモンには、T3(トリヨードサイロニン)とT4(サイロキシン)の2種類があります。甲状腺ホルモン測定検査では、血液中に遊離したT3とT4を測定することで、甲状腺機能が正常か、亢進しているか、低下しているかが区別できます。また、患者さんが使用している薬の効果なども調べることができます。甲状腺の病気は、初期の間は比較的無自覚で進行する場合が多いです。少しでも甲状腺に腫れが確認できたら、甲状腺ホルモン検査を受けてみることをおすすめします。

メリット

・検査の結果、治療を必要とする変化が発見されれば、早期診断・早期治療によって、治療に伴う副作用リスクや再発リスクを低減できる場合がある

デメリット/副作用

・甲状腺ホルモン異常は、様々な症状を引き起こすため、その症状次第では他の病気と間違えられる可能性がある

検査期間

検査時間は5〜10分程度で、1時間ほどで検査結果がわかります。

費用相場

初診:6000円程度(診察と血液検査)
保険適用となるため、実際の負担額は上記の1~3割となります。

注意点

検査期間や費用は、医療機関や検査内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師