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腹膜透析とは

 更新日:2023/03/27

腹膜透析とは

腹膜透析とは、お腹の中へ透析液を注入し、腹膜を介して老廃物や水分の除去といった人工透析を行う治療法です。人工透析の一種で血液透析よりも患者さんの負担が少ないというメリットがあります。

メリット

・人工透析と比べて患者さんの負担が少ない
・通院するのが月に1~2回程度で済むので生活への影響が少ない
・過度な食事制限を必要としない場合が多い

デメリット/副作用

・透析液を毎日交換する必要がある
・腎機能が低下している場合や腹膜が劣化した場合は、血液透析に移行する場合がある
・腹膜透析液は自宅で保存しておかなければならない

治療期間

腎不全が進行していくと血液透析に移行せざるを得ないタイミングが出てきます。一般にその期間は5~8年といわれています。ただし、血液透析は週に複数回の通院が必要なのに対し、腹膜透析は月に1回や2回の通院となります。

費用相場

人工透析には保険適用がされるため負担割合は1~3割となります。健康保険から特定疾病療養受領証を発行してもらうと月の費用負担が1~2万円となります。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師