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アイソトープ治療とは

 更新日:2023/03/27

アイソトープ治療とは

アイソトープ治療とは、甲状腺内部から放射線を照射しバセドウ病などを治療する方法です。131lと呼ばれる放射線を放出するヨウ素を内服します。甲状腺がヨードを取り込む性質を利用したものです。

メリット

・外来通院で治療が行える
・合併症が比較的少ない
・必要に応じて何度も治療を行うことができる
・ほかの臓器への副作用や影響が少ないため体への侵襲が少ない

デメリット/副作用

・治療後は甲状腺機能低下症になるので、その後内服治療が必要になることが多い
・甲状腺眼症が一時的に発症したり増悪したりする可能性がある
・特殊な装置や設備が必要であり実施可能な医療施設が限られているため、治療を受けられないこともある。

治療期間

甲状腺機能を採血等で確認し、治療日の前後2週間程度ヨード制限をした食事をします。放射性ヨードカプセルを内服し、24時間後に甲状腺を撮影して摂取率測定を行います。そして治療に使用するヨードの量を決定します。測定から1~3日後に治療施設内で放射性ヨードの入ったカプセルを内服します。1か月後に採血で確認します。

費用相場

保険適応であり、アイソトープ治療のみであれば3割負担で1万円前後が一般的です。

注意点

検査期間や費用は、検査内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師