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CPAPとは

 更新日:2023/03/27

CPAPとは

CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)とは、気道を広げて睡眠時の無呼吸状態を防ぐ治療法です。
機械から圧力をかけた空気が、チューブを伝ってマスクから気道へ送られます。
中等症~重症の閉塞型睡眠時無呼吸の治療として用いられます。
医療機関に入院し、治療に適した機器設定を行う場合もあります。

メリット

・使用した日から治療効果が期待できる
・特に大きな副作用がない
・持ち運べるため、家以外の場所でも使える
・睡眠時無呼吸が高血圧の原因になっている場合は、血圧の低下も見込める

デメリット

・閉塞性睡眠時無呼吸の根本的な治療にはならない
・慣れるまで不快な症状が出る場合がある(息がしにくい、おなかが張る感じ、喉が乾くなど)
・慣れないうちは、却って睡眠に影響がでることがある
・就寝中の体勢によってマスクがずれる場合がある

治療期間

CPAPは対症療法であり、睡眠時無呼吸症候群の根本治療ではありません。CPAPをやめると再び睡眠時に無呼吸状態になる人が多いです。そのため、長期にわたってCPAPを継続する必要があります。

費用相場

保険診療で3割負担の場合は1ヶ月4000~5000円程度です。費用は機械のレンタルと治療費用を合わせたものです。
保険診療のためには、一定の診断基準を満たす必要があります

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師