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バリウムとは

 更新日:2023/03/27

バリウムとは

医療におけるバリウムとは硫酸バリウムのことで、バリウム検査の際に飲む造影剤として使われます。バリウム検査は、飲んだバリウムを発泡剤で発砲させ、胃を広げてX線を連続照射しながら撮影する検査です。正式には上部消化管X線検査と言います。食道や胃、十二指腸の疾患の早期発見が目的です。上部消化管のポリープや潰瘍など異常があれば、内視鏡検査やその他の追加検査が必要です。

メリット

・内視鏡検査よりも苦しいと感じる人が少ない
・内視鏡検査よりも費用が安い

デメリット

・少量の放射線被ばくがある
・発泡剤等を飲むためお腹が張る
・内視鏡検査と比べて食道の病変が発見しづらい
・バリウム検査で異常があると内視鏡検査が必要であるため二度手間になる

検査期間

検査時間は3~15分程度です。
検査後はバリウムを排出する必要があるため下剤を飲みます。便の色が白色から普段の色に戻るとバリウムが排出された証拠です。翌日には出し切れるでしょう。

費用相場

バリウム検査は自由診療と保険診療で費用が異なります。
・自由診療:10,000~14,000円程度
・保険診療:4,000円程度(3割負担)
上記に加えて、別途診察費がかかる場合があります。

注意点

検査期間や費用は、医療機関や検査内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師