【闘病】地方移住直後に悪性リンパ腫発覚! 慣れない地での治療を乗り越えられたワケ(2/2ページ)

全てが最善!

編集部
現在の体調や生活はどうですか?
あかねさん
現在は抗がん剤治療の副作用にも慣れてきて、いつどんな症状が出てくるのかが分かってきたので、うまく付き合える様になりました。体力も少しずつ戻ってきています。手の痺れや味覚障害はありますが、以前と同じような生活を送ることができています。
編集部
医療機関や医療従事者には何かありますか?
あかねさん
がんだと分かった時に、がんに詳しいカウンセラーの方が病院にいてくださって心強かったです。些細なことでも聞ける人がいるというのはとてもありがたいですね。また、治療費に不安もあったので、教えていただける人がいてとても嬉しかったです。
編集部
とても前向きに捉えていらっしゃいますね。
あかねさん
その通りです。病気になってしまったけど、いいこともたくさんあって、「治療ができるこの時代でよかった」「この主治医の先生と出会えてラッキー」「私、坊主が似合う!」など、前向きに考えることができました。そして、自分のことを大切に思ってくれる人の存在を改めて感じ、旦那さんの器の大きさ、子どもたちと過ごす幸せ、健康で過ごせることのありがたみも知ることができました。ほかにも、励まし合いながら頑張れる仲間ができたり、SNSなどで応援してくれる方と繋がれたりしたことも宝物です。
編集部
最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
あかねさん
病気になっちゃったけれど、助けてくれる家族、友達、仲間がいて、幸せを改めて知ることができました。「なぜ、身内もいないところに移住してすぐ病気に……」と思ったこともありましたが、今心置きなくゆっくり治療できているのも、いい主治医に出会えたのも、助けてくれる仲間に出会えたのも、この地に移住したからであって、全てが最善だと思います。自分の都合の良いように考えすぎかもしれませんが、自分の人生を生きるのは自分だから自分の機嫌を取れる自分でいようと思います。古典的ホジキンリンパ腫は、寛解という言葉をもらっても、根治に至るまでには10年以上かかると言われています。それでも再発する恐怖とともに生活するよりも、楽しいことや今ある幸せに目を向けて生きていきたいと強く思っています。
編集部まとめ
移住した山形でホジキンリンパ腫に強い先生に出会えたということに、何か運命的なものを感じます。また、移住直後にもかかわらず、2週間の自宅待機の後すぐに受診されたのも良かったと思いました。がんは、早期発見できて、適切に治療すれば不治の病ではありません。不調や違和感を感じたときに放置しないのは、自分のためにも家族のためにも本当に大事なことだと改めて感じました。あかねさん、ありがとうございました。






