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「医療脱毛」で効率的に脱毛する方法・失敗しないポイントを医師が徹底解説!

 更新日:2024/05/14

医療脱毛を考えている人も多いと思いますが、ときどき「理想通りに仕上がらなかった」「失敗した」という声も耳にします。一体、どのような点に気をつければ脱毛で失敗せずに済むのでしょうか。「リブ再生クリニック」の住吉先生に、医療脱毛に関する疑問を解決していただきました。

住吉 公洋

監修医師
住吉 公洋(リブ再生クリニック)

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一般企業就職後、岡山大学医学部入学・卒業。岡山大学病院や民間医療機関勤務後の2021年、大阪府大阪市に「リブ再生クリニック」を開院。モットーは、「より幸せに生きたいという願いを支援する診療」。日本睡眠学会会員。

医療脱毛の失敗例

医療脱毛の失敗例

編集部編集部

医療脱毛でも失敗することがあると聞きました。

住吉 公洋先生住吉先生

はい。医療脱毛は美容脱毛と異なり、医療従事者が施術するため、効果が高く、安全な脱毛法として知られています。しかし、失敗例がみられることもあります。

編集部編集部

具体的に、どのような失敗が多いのですか?

住吉 公洋先生住吉先生

レーザーの照射範囲が十分でない」「照射数が不十分であるために、脱毛できていない部分が残ってしまう」というケースが多いですね。そもそも医療脱毛は、ムダ毛に含まれるメラニンに反応するレーザーを皮膚に照射し、脱毛します。しかし、照射範囲が不十分だったり、照射数が不足していたりすると、その部分だけムダ毛が残ってしまうことになります。特に凹凸部分などは照射漏れが生じやすいとされています。

編集部編集部

なぜ、照射範囲が十分でなかったり、照射数が足りなかったりするのですか?

住吉 公洋先生住吉先生

安価な価格設定をしていることが理由の1つとして挙げられます。たくさんの人に対し施術をしなければならないので、必然的に1人あたりの施術時間が短くなってしまうのです。

編集部編集部

ほかには、どのような失敗例がありますか?

住吉 公洋先生住吉先生

施術中に火傷をしてしまったというケースもあります。レーザーはメラニンに吸収されると熱を発し、その熱によって毛根の組織を破壊します。しかし、照射のエネルギーが強いと稀に火傷を引き起こすことがあるのです。そのほか、レーザー照射後、適切な処置をおこなわなかったために肌荒れを起こすこともあります。

編集部編集部

そのほかにもトラブルはありますか?

住吉 公洋先生住吉先生

期待した効果が得られなかったという場合もあります。これは先述した照射漏れが原因かもしれませんし、照射エネルギーが弱すぎたり、レーザーの波長や照射方式が合っていなかったりすると、予定の回数をこなしても効果が実感できないことがあります。

編集部編集部

様々なトラブルが考えられるのですね。

住吉 公洋先生住吉先生

それから、医療脱毛で用いる機器は複数あり、それぞれに特徴があります。しかし、医療機関のなかには、そもそも効果の薄い機器を1つしか持っていない、あるいは複数機器を持っていても患者に選ばせないこともあります。その場合には、あまり効果を期待できないかもしれません。

医療脱毛を失敗しないために気をつけるべきポイントは?

医療脱毛を失敗しないために気をつけるべきポイントは?

編集部編集部

医療脱毛を失敗しないために、気をつけることはなんですか?

住吉 公洋先生住吉先生

医療脱毛の失敗は、「施術者の問題」と「本人の問題」に分類されます。まず施術者の問題としてよくあるのは、施術をする人が未熟であるため、照射漏れなどが起きてしまうことです。防止するためには、医療機関の評判や実績などを事前に調べておくことが大切です。また、使用するレーザー機器によっても効果が異なることがあるので、その医療機関がどのようなレーザー機器を持っているかあらかじめ確認しておくといいでしょう。

編集部編集部

事前の確認が重要なのですね。

住吉 公洋先生住吉先生

はい。そのほか、事前に確認しておきたいのは、追加費用なしで再照射してもらえるかどうかです。医師が照射漏れと診断した場合、追加費用を支払うことなく、再度照射してくれるところを選ぶと安心です。

編集部編集部

「本人の問題」として気をつけるべきポイントはなんですか?

住吉 公洋先生住吉先生

施術後、炎症などを引き起こさないために、しっかりと指示された通りのケアをおこなうことが大切です。あわせて万が一、肌トラブルなどが起きた場合には診察をしてくれるのか、薬を処方してくれるのかなど、医師によるサポートがあるかを確認することをおすすめします。

編集部編集部

予想外にお金がかかってしまった、というケースもあるようです。

住吉 公洋先生住吉先生

そうですね。医療脱毛の金額は医療機関によって異なりますし、同じ医療機関でもプランや支払い方法、脱毛する部位などによって異なります。また、場合によっては医師による初診やカウンセリング、シェービングなどが提示金額に含まれていないこともあります。そのため、最終的な合計金額はいくらになるのか、契約を結ぶ前に必ず事前に確認しましょう。

編集部編集部

お金のケースはよく聞きますよね。

住吉 公洋先生住吉先生

一般例として、非常にリーズナブルな金額の広告を打っているところは、十分な効果が受けられるかどうか疑問です。なかには「広告に提示されている金額はお試し価格であり、もっと高い効果を得たいなら、その数倍~数十倍の金額が必要」と言われた人もいます。相場と比べて、あまりに金額が安い場合は、そのプランやコースで十分な効果が得られるかどうか事前に確認をすることが必要です。

医療脱毛を成功させるために

医療脱毛を成功させるために

編集部編集部

医療脱毛を成功させるためにはどうしたらいいのでしょうか?

住吉 公洋先生住吉先生

まずは、しっかりとカウンセリングを受けて、以下の項目を確認しましょう。

  • どのようなレーザー機器を導入しているのか
  • 総額はどれくらいか
  • どれくらいの期間をかけて、何回くらい通院すれば綺麗になるのか

綺麗になるまでの回数は人によって異なるので、必ずカウンセリングで確認しておきましょう。

編集部編集部

確認すべきことがたくさんありますね。

住吉 公洋先生住吉先生

そのほか、1人に対して照射の時間が十分に確保してもらえるかも確認しておきましょう。全身脱毛の場合、来院してからクリニックを出るまで、だいたい2時間が目安です。それよりも短時間で済み、「お時間を取らせません」など広告で謳っているクリニックは疑ってもいいかもしれません。

編集部編集部

どのようなレーザー機器が望ましいのでしょうか?

住吉 公洋先生住吉先生

現在、脱毛で主に用いられているレーザーは、「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」の3種類があり、それぞれ適用となる毛の種類が異なります。1つの目安として、アレキサンドライトレーザーを用意しているのはマスト条件であり、さらにヤグレーザーとモードの切り替えができれば理想的です。加えて、ダイオードレーザーがあると、なおよしと考えていいでしょう。

編集部編集部

医療脱毛はどれくらいの期間を空けて通院すればいいのですか?

住吉 公洋先生住吉先生

一般に平均1.5~3カ月の間隔を空けておこなうことが推奨されています。なぜなら、人間の体には成長期、退行期、休止期という毛周期があるからです。このうち、レーザーが強く反応するメラニンは成長期の毛に多く含まれています。毛周期の長さは毛の存在する場所によって異なるため、全ての毛が成長期に入ったタイミングで脱毛することはできません。しかし、1.5~3カ月ごとに脱毛をすると成長期の毛が最も多いタイミングにあたり、効果的に脱毛をすることができるでしょう。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

住吉 公洋先生住吉先生

現在、医療脱毛をおこなっている医療機関は無数にあり、選ぶのも大変なくらいだと思います。選択する際の1つの目安として、「安い」「早く仕上がる」というのはかえって逆効果になることもある、と覚えておいて損はないです。しっかり丁寧に、時間をかけて施術してくれる方が、そう金額は高くても結果的に費用対効果が高いということもあります。不明点や疑問をあらかじめまとめてからカウンセリングを受け、信頼できるところを選ぶようにしましょう。

編集部まとめ

医療脱毛をおこなう女性が増えていますが、その反面、トラブルも増えているのも現実。その多くが費用面や効果面での内容です。決して安価ではない金額が必要となるため、納得のいく施術を受けるようにしたいですね。

医院情報

リブ再生クリニック

リブ再生クリニック
所在地 〒530-0026 大阪府大阪市北区神山町1番7号扇町メディックスモール(アーバネックス神山町ビル)3階
アクセス 地下鉄堺筋線「扇町駅」 徒歩5分
大阪環状線「天満駅」 徒歩9分
地下鉄御堂筋線「梅田駅」 徒歩10分
診療科目 内科、整形外科、麻酔科、美容皮膚科

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