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【看護師解説】脳ドックで何が分かる? 費用相場や検査の流れについて

 公開日:2023/12/11
【看護師監修】脳ドックの受診内容とは? 分かる病気や流れについて

脳ドック」とは、脳や脳血管の状態を詳しく調べる検査です。しかし、脳ドックで具体的にどんな検査をするのか、どんな人が受けるべきなのか分からないという人もいらっしゃいます。そこで今回は、「脳ドックの受診内容と流れ」について、看護師の三木さんに解説していただきました。

三木昭和

監修看護師
三木昭和(看護師)

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看護師として約20年勤務。多様な科や部署で経験し、中間管理職として救急対応BLSの資格取得や医療安全管理者、感染対策などの重要な役割を担う。コロナ初年度は責任者の一人として発熱外来やトリアージマニュアル作成の対応。学生の看護体験担当や医療安全、感染対策のマニュアル・管理指針作成、講習担当などを経験。「患者への思いやりと、現場の医療従事者への思いやりを大切に」

脳ドックはどんな検査? 脳ドックで分かる疾患とは

脳ドックはどんな検査? 脳ドックで分かる疾患とは

編集部編集部

「脳ドック」とはどのような検査なのでしょうか?

三木昭和さん三木さん

脳ドックとは、MRIやMRAという画像診断装置を使って脳や脳血管の状態を詳しく調べる検査です。脳ドックは人間ドックの一部として行われることもありますが、単独で受けることもできます。

編集部編集部

MRIやMRAとは何ですか?

三木昭和さん三木さん

MRIは「磁気共鳴画像法」という意味で、磁気を利用して脳の構造や機能をかなり高い精度で調べることができる装置です。MRAは「磁気共鳴血管造影法」という意味で、MRIと同じ原理で、脳の血管の形や流れを調べます。

編集部編集部

脳ドックで分かる病気やリスクには、具体的にどのようなものがありますか?

三木昭和さん三木さん

脳ドックで分かる病気は、主に脳卒中や脳梗塞、認知症などの脳血管疾患や、脳腫瘍や脳動脈瘤などの脳の病変です。

編集部編集部

脳ドックを受けることで、これらの病気の早期発見や予防につながるのでしょうか?

三木昭和さん三木さん

はい、脳ドックを受けることで、これらの病気の早期発見や予防につながります。脳の病気は、初期の段階では自覚症状がないことが多く、発症したときには重篤な状態になっているかもしれません。脳ドックを利用することで、脳の状態を定期的に調べることができ、異常があれば早期に治療を受けられます。

脳ドックの受診の流れは?

脳ドックの受診の流れは?

編集部編集部

脳ドックを受けるには、どのような手順が必要ですか? 費用はどのくらいですか?

三木昭和さん三木さん

脳ドックを受けるために、まず予約が必要です。脳ドックは、一般的な人間ドックのコースに含まれていることもありますが、別で申し込む場合もあります。脳ドックを行っている医療機関や検査センターを探して、電話やインターネットで予約します。予約の際には、受診日や時間、費用、検査項目、注意事項などを確認しておきましょう。脳ドックの費用は施設や検査内容によって異なりますが、平均して約2~5万円程度です。脳ドックは、健康保険の適用外ですので、自費で受ける必要があります。

編集部編集部

脳ドックを予約したら、どのように準備すればいいですか?

三木昭和さん三木さん

検査の前には、食事を控えてください。水分は少量なら飲んでも構いませんが、アルコールやカフェインは避けましょう。検査中は、金属や磁石を含むものは身につけられません。時計やアクセサリー、眼鏡、歯科治療の金属などは外してください。カイロなども外します。服用している薬がある場合は、事前に医師に相談しておきましょう。

編集部編集部

検査はどのくらい時間がかかりますか? 気をつけることはありますか?

三木昭和さん三木さん

検査は、MRIとMRAを合わせて約30分~1時間程度かかります。検査中に気をつけることは、動かないようにすることです。頭部を固定していますが、動くと画像がぼやけてしまうので注意してください。呼吸は普通にしていただいて構いません。また、MRIやMRAの検査では、強い音がします。そのため、耳栓やヘッドホンを用意していることが多いです。緊張すると脳の血流や代謝に影響する可能性があるため、検査中はなるべくリラックスしてください。閉所恐怖症の方は、医師や看護師に相談しておきましょう。検査室とは、マイクやスピーカーで繋がっています。何か不快なことや異常なことを感じたら、すぐに伝えてください。検査を中止できます。

編集部編集部

脳ドック当日は、検査を受けた後すぐに結果を聞けますか?

三木昭和さん三木さん

脳ドック当日は、検査を受けた後に簡単な結果の説明を受けられます。ただし、詳細な結果や診断は、後日報告されることがほとんどです。もし、異常が見つかった場合や不安がある場合は、受診先の病院に連絡しましょう。再検査や治療が必要になることもあります。

どんな人が脳ドックを受けるべき?

どんな人が脳ドックを受けるべき?

編集部編集部

脳ドックはどのような人が受けるべきですか?

三木昭和さん三木さん

脳ドックは、基本的に誰でも受けられます。一般的には、40歳以上でまだ一度も受けたことがない人、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を持っている人、家族に脳の病気になった人がいる人などは、受診をおすすめします。受診頻度は、異常がなければ2~3年に一度、異常があれば1~2年に一度が目安です。

編集部編集部

なぜ、これらの人に脳ドックがおすすめなのでしょうか?

三木昭和さん三木さん

脳の病気のリスクが高いからです。脳の病気のリスクは、遺伝的な要因や生活習慣などによって変わりますが、一般的には年齢とともに高まります。脳の病気は、自覚症状がない、もしくはあっても軽微なので見過ごされがちです。脳ドックで、脳の状態を定期的に調べることで、脳の病気の予防や早期発見につながります。

編集部編集部

脳ドックを受けられない方はいるのでしょうか? 例えば、MRIやMRAに対して何か制限がある方はいますか?

三木昭和さん三木さん

MRIやMRAは強い磁気を使って画像を撮る検査のため、体内に金属や電気的な装置を持っている方は受けられない場合があります。ほかには、刺青・アートメイクがある方や妊婦の方は、医師に確認が必要です。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

三木昭和さん三木さん

脳の病気は、早期発見・早期治療が重要です。脳ドックは、自分の脳の状態を知ることで病気のリスクを早期発見できる有用な検査です。脳の健康は、全身の健康にも影響しますので、脳の健康を保つためにも脳ドックを受けてみませんか?

編集部まとめ

脳ドックは、脳の病気の予防や早期発見に役立つ検査であることがわかりました。脳ドックを受けるかどうかは、個人の判断になりますが、もし脳の病気のリスクが高いと思われる方や、脳の病気に不安を感じる方は、一度受けることをおすすめします。脳の健康を守り、快適で充実した生活を送りましょう。

この記事の監修看護師