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低糖質のおつまみ3選! ダイエット中でも食べられるおつまみを管理栄養士が解説

 公開日:2023/09/20
低糖質のおつまみ3選! ダイエット中でも食べられるおつまみを管理栄養士が解説

ダイエット中でも食べられる、血糖値を上げにくいおつまみを知りたいと悩んでいませんか? 実は、低糖質で太りにくいうえお酒によく合うおつまみは、コンビニやスーパーなどの市販で簡単に手に入ります。ただし、選び方を知らないと、太りやすいおつまみを選択してしまうことも……。そこで今回は、おすすめの低糖質なおつまみとその選び方を、管理栄養士の丹羽さんに解説していただきました。

丹羽 琴美

監修管理栄養士
丹羽 琴美(管理栄養士)

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名古屋学芸大学管理栄養学部卒業。大学卒業後、愛知県内の老人ホームに管理栄養士として就職。献立作成・栄養管理・調理などを担当。その後、食の楽しさや、正しい知識を発信したいとの想いから、フリーランスの管理栄養士・ライターに。「有益な情報を読みやすく発信」をモットーに、記事の執筆や編集、レシピ作成などを手がけている。

おつまみは糖質が高い? 低糖質おつまみの特徴・選ぶ際のポイントを解説

おつまみは糖質が高い? 低糖質おつまみの特徴・選ぶ際のポイントを解説

編集部編集部

ダイエットでの糖質制限中は、おつまみを食べない方がいいのでしょうか?

丹羽 琴美さん丹羽さん

低糖質なおつまみを選べば、ダイエットへの影響を少なくできます。低糖質かつ低カロリーのおつまみは、スーパーやコンビニなどの市販で簡単に手に入ります。さらに、居酒屋でも低糖質なおつまみを選択できますよ。

編集部編集部

低糖質で血糖値を上げにくいおつまみは、どのように選べばいいですか?

丹羽 琴美さん丹羽さん

野菜や肉、魚などを原料としたおつまみを選ぶのがポイントです。これらの食品は糖質が少ないためです。さらに、野菜の食物繊維や、魚・肉のタンパク質はダイエットに役立つ作用があります。逆にいも・麺類・小麦類を使用したおつまみは糖質が高いのが特徴です。フライドポテトや焼きそば、ピザなどは要注意です。また、糖質に縛られずにいろいろなものが食べたくなってしまう人には、ロカボ商品もおすすめですよ。

編集部編集部

ロカボとはなんですか?

丹羽 琴美さん丹羽さん

ロカボとは、厳しすぎない糖質制限をして、血糖値の上昇を抑えるという考え方です。1食あたりの糖質量を20~40g、1日の糖質摂取量を70~130gにするのが推奨されています。また、ロカボの考え方に基づいて適度に糖質がカットされた食品を、ロカボ商品といいます。ロカボ商品は、低糖質で満足感があるためおつまみにもピッタリです。

編集部編集部

太りにくいおつまみ選びのポイントや注意点はありますか?

丹羽 琴美さん丹羽さん

ダイエット中におつまみを選ぶなら、糖質だけでなくカロリーにも気を配る必要があります。いくら糖質を抑えていても、カロリーが高いと太りやすくなってしまうためです。特に脂質はカロリーが高いため、気をつけましょう。さらに、タンパク質や食物繊維が多く含まれるおつまみを選ぶのがおすすめです。タンパク質は筋肉をつくるため、代謝が上がり脂肪を燃えやすくするためです。食物繊維は糖の吸収を抑える効果があります。

※参照:e-ヘルスネット「食物繊維の必要性と健康」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html

晩酌時に注意するのはおつまみだけじゃない! 低糖質のお酒を選ぶのも重要

晩酌時に注意するのはおつまみだけじゃない! 低糖質のお酒を選ぶのも重要

編集部編集部

おつまみの選び方についてはわかりました。お酒自体も糖質が高いと思うのですがいかがでしょうか?

丹羽 琴美さん丹羽さん

お酒は糖質が高いものもありますが、種類によっては糖質が少ないお酒もあります。ダイエット中の飲酒は、糖質が少ないお酒を選ぶのが大切です。

編集部編集部

糖質が少ないお酒はどんなものがありますか?

丹羽 琴美さん丹羽さん

比較的糖質が少ないお酒として、ハイボール焼酎ワインなどがあります。また、糖質オフやカロリーオフのお酒もおすすめです。逆に、果実酒や日本酒、リキュールは糖質が高い傾向にあるため注意しましょう。

編集部編集部

糖質が少なくても、アルコール自体のカロリーが高いと聞いたことがあるのですが本当でしょうか?

丹羽 琴美さん丹羽さん

おっしゃる通り、アルコールは1g約7kcalと、比較的高カロリーです。しかし、アルコールのカロリーは、摂取しても太りにくい傾向があります。それはアルコールのカロリーが、ほかの栄養素に比べて体に蓄えられにくいためです。アルコールのカロリーのうち、約70%が熱として消費されると考えられています。ただ、全く太らないわけではなく、飲みすぎは体重の増加につながるため注意しましょう。

※参照:e-ヘルスネット「アルコールのエネルギー(カロリー)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-059.html

編集部編集部

ほかに、ダイエット時に晩酌する際の注意点はありますか?

丹羽 琴美さん丹羽さん

晩酌時だけではなく1日全体で、カロリーや糖質の量を意識するのが大切です。例えば、晩酌でお酒を多めに飲む予定のときは、昼食をヘルシーにしてバランスを取るなどの工夫ができます。加えて、遅くても21時までに晩酌を終えるのがおすすめです。なぜなら、脂肪をつきやすくする「ビーマルワン」という物質が、特に夜22時から深夜2時に多く分泌されるからです。ちょっとした工夫で効率的にダイエットができますよ。

管理栄養士おすすめの低糖質おつまみ3選! ダイエット中でも食べられるおつまみとは

管理栄養士おすすめの低糖質おつまみ3選! ダイエット中でも食べられるおつまみとは

編集部編集部

コンビニやスーパーなど市販で買える、ダイエットにおすすめのおつまみはありますか?

丹羽 琴美さん丹羽さん

市販で手軽に買えるおすすめのおつまみは、「あたりめ」や「するめ」ですね。コンビニの小袋の量(25g)のするめは、カロリー約76kcal、糖質約1.1gであり、低糖質でダイエットに向いています。さらにあたりめやするめは、タンパク質が豊富なのも魅力です。また、噛み応えがあり満腹中枢を刺激できるため、食べ過ぎ防止にもなりますよ。ただ、甘辛味などで調味料が多めに使われていると、糖質が増えてしまうため要注意です。

編集部編集部

美容にも気をつかえて、低カロリーのおつまみはありますか?

丹羽 琴美さん丹羽さん

美容の効果も狙うなら冷奴(ひややっこ)がおすすめです。冷奴1人分(1/4丁)は、カロリー約48kcal、糖質約1.0gであり、低糖質で低カロリーです。また、大豆製品に豊富に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをして、肌を健康に保つ効果があります。そのため、美容に気をつかっている人にはうってつけです。また、冷奴はお手頃なうえ、簡単にできるのも魅力の一つ。納豆やキムチをかけてアレンジすると、飽きずにいろいろなレパートリーが楽しめます。

編集部編集部

ワインやビールなどさまざまなお酒に合う、低糖質・高タンパクのおつまみがあれば教えてください。

丹羽 琴美さん丹羽さん

さまざまなお酒によく合うおすすめのおつまみはチーズです。6pチーズ2つ分ほどの大きさ(30g)のチーズのカロリーは、約94kcal、糖質は約0.4gで、カロリーはやや高めですが、糖質は低くダイエット向きです。また、チーズはタンパク質が豊富なのもポイントです。さらにカルシウムやビタミンAなど、不足しがちな栄養素も補えます。ただ、チーズは脂質が高めであるため、食べ過ぎには注意しましょう。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

丹羽 琴美さん丹羽さん

ダイエットや健康づくりで糖質制限をしているときも、少しの工夫で罪悪感なくお酒とおつまみを楽しめます。今回紹介した、低糖質のおつまみやお酒、ロカボ商品を活用して、なるべくストレスや我慢のないダイエットをしてくださいね。

編集部まとめ

低糖質のおつまみは、野菜や肉・魚などのタンパク質製品を選ぶのがポイントです。また、おつまみだけでなくお酒も、比較的低糖質なハイボールやワイン、焼酎などをチョイスしましょう。ただし、低糖質だからといって食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、逆に太る原因になるので要注意。1日全体のカロリーや糖質を考えながら、効率的なダイエットをしてください。

この記事の監修管理栄養士