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【闘病】頭痛・肩こり・微熱は難病のせいだった《SLE・シェーグレン症候群》(2/2ページ)

 更新日:2025/11/27
【体験談】頭痛・肩こり・微熱は難病のせいだった《SLE・シェーグレン症候群》

SNSを通じて知り合った友人や家族からの支えに感謝している

SNSを通じて知り合った友人や家族からの支えに感謝している

編集部編集部

病気と向き合っていく上で心の支えになっているものを教えてください。

TomoさんTomoさん

昔は同じ病気の方と交流できる機会がなく、孤独でした。しかし、近年ではSNSを通じてたくさんの病友に出会うことができるようになりました。同じ悩みを共有して励まし合ったり、新しい治療法を知ったり、その効果や副作用についても意見を聞くことができています。苦しみが目には見えない疾患のため、周りになかなかわかってもらえず、悲しい思いをすることがあります。痛みや副作用などを乗り越えていけるのも、病友と共感したり、励まし合えたりすることがとても大切なことです。また、家族の理解と優しさに恵まれ、とても感謝しています。

編集部編集部

現在の体調や生活などの様子について教えてください。

TomoさんTomoさん

一昨年に再燃して入院後、免疫抑制剤と生物学的製剤を併用して、ステロイドを徐々に減量してきました。しかし、思うように数値がよくならず、ステロイド(プレドニン)を10mgから減量できずにいます。ステロイドの副作用にも悩み、今後は生物学的製剤を自己注射していくことなども検討しているところです。生活面では、娘も中学生になり、パートタイムで職場復帰してクリニックナースをしています。

編集部編集部

あなたの病気を意識していない人にメッセージをお願いします。

TomoさんTomoさん

長引く不調があるときは、早めに病院を受診してほしいです。つらい症状の原因がわからなかったり、不安なときは、ネットやSNSで情報を得たり相談してみると、同じような方が見つかるかもしれません。私もSNSを利用していますが、若い方からの相談のDMをいただくことがあります。受診のきっかけになればと思います。

編集部編集部

医療従事者に望むことはありますか?

TomoさんTomoさん

私はこれまでたくさんの医療従事者の方にお世話になりました。つらい症状や不安に寄り添い、治療をしていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。全身性エリテマトーデスの治療薬もたくさん研究開発されています。これからも医療の発展に期待しています。私も医療従事者の一人として、患者さんの気持ちに寄り添って、少しでも苦痛を和らげていくことができたらと思います。

編集部編集部

最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。

TomoさんTomoさん

難病はつらいことが多く、なかなか病気を受容することは難しいです。寛解や再燃を繰り返し、その度に悲しくなります。でも、同じ病気やほかの病に苦しむたくさんの方と交流することで、独りではない、みんなの頑張っている姿や励ましに勇気をもらうことができましたし、病気を知り、うまく付き合うことができるようになりました。

編集部まとめ

病と向き合う中で一番大変で一番大事なことは「毎日忘れずに薬を飲むこと」とおっしゃっていたTomoさん。薬を毎日飲み続けること、それは簡単なようでとても大変なことだと思います。また、感染予防に努めたり、紫外線に当たらないよう気をつけたりと、制限の多い生活を送る中で心が辛くなったこともあると思います。そんなTomoさんを支えたのはSNSで知り合った同じ病を抱える人たちや家族。Tomoさんのお話を聞いて、独りで抱え込まないことが大切なのだと感じました。

この記事の監修医師