鼻の穴を小さくすることってできるの？

鳴海先生

そうですね。やはり多いのは目と鼻でお悩みの方です。鼻の相談ですと、高くしたい・小さくしたいという相談の方が多くいらっしゃいます。

鳴海先生

鼻孔縁（びこうえん）形成術という手術で小さく見せることができます。鼻孔縁を押し下げれば、小さく見えます。そこで耳などから採取した軟骨を移植し、穴を小さくして目立たなくさせます。ただ、鼻の穴だけを小さくしたいという悩みはほとんどありません。

鳴海先生

鼻の穴の大きさだけ、というよりは、鼻が大きいせいでより目立つ、小鼻の広がりが気になる……という悩みを解決するために、手術で小さくすることが大半です。

鳴海先生

そうですね。あまり鼻の穴だけ小さくしてくださいと相談に来る人はいません。鼻を小さくする、小鼻の広がりを押さえた結果、鼻の穴も小さくなったという感じです。

鳴海先生

方法は大きく分けてふたつあります。切る方法と切らない方法です。

鳴海先生

切る方法は小鼻の付け根付近の鼻の中の肉を取って、その部分を縫い寄せて小鼻を小さくするのです。小鼻を小さくした結果、鼻の穴も小さくなります。

鳴海先生

まったくないと言えませんが、最初からほとんど目立たないですよ。数週間もすればほとんどわからなくなります。

鳴海先生

一度手術を行えば、元の状態に戻ることはないということです。局部麻酔で行い、1時間程度で終わるため日帰り手術が可能です。

鳴海先生

鼻の穴に糸を通し、力で穴を寄せて小さくします。使う糸は溶けて体に吸収されるので、そのまま残ることはありません。完全に元には戻りませんが、物理的に寄せているだけなので2～3ヶ月で少し戻るのがデメリットです。

鳴海先生

前述の方法と異なり、切らなくていいところです。切ることに抵抗がある人は、こちらの方法を選びます。ただ少し戻るのが気になり再度行いたいという場合、2回目は切る手術をおすすめしています。

鳴海先生

そうですね。局所麻酔で対応しますので、手術してそのままお帰りいただけますよ。

鳴海先生

切る施術方法は一度で済みますが、患者さんの中には切りたくないという方もいます。またコストの面でも切ると切らないでは大きく変わります。100人の患者さんがいれば悩みもそれぞれ。どちらの方がいいというのではなく、患者さんが納得する方法で担当医と相談しながら進めるのがいいと思います。