二の腕の脂肪吸引はどんな人におすすめ？メリット・デメリット・費用相場について解説します

二の腕の脂肪吸引はどんな人におすすめ？

二の腕の脂肪吸引は、次のような人におすすめです。

• 二の腕だけ部分痩せしたい人
• 腕が太くてがっちり体型に見える人
• ダイエットをしても二の腕が痩せない人
• ノースリーブを綺麗に着こなしたい人

ここでは、それぞれのおすすめの人について、詳しく解説します。

二の腕だけ部分痩せしたい人

二の腕だけ部分痩せしたい人には、脂肪吸引がおすすめです。部分痩せは、なかなか思い通りに行うのが難しいです。

運動や食事制限を行っても思い通りの部位が痩せず、予想外の部位だけが痩せてしまうこともあります。

例えば、二の腕の脂肪を減らしたいのに、バストが減ってしまうケースも少なくありません。

このように、部分痩せを成功させたい場合に、脂肪吸引はおすすめです。

腕が太くてがっちり体型に見える人

腕が太くてがっちり体型に見える人にも、脂肪吸引はおすすめです。二の腕に脂肪が多いと、がっちりとした体つきに見えてしまいます。

他の部位が痩せていても、二の腕に脂肪が多いと肩幅が広く見えるなどして、体型の印象を大きく変えてしまうのです。

腕の太さによってがっちりした体型に見えてしまう人は、部分的に早く脂肪を除去できる脂肪吸引がおすすめです。

ダイエットをしても二の腕が痩せない人

おすすめな人には、二の腕だけ部分痩せしたい人が挙げられます。ダイエットのために、運動や食事制限に取り組む人は多いです。

しかし、どれだけ頑張っても痩せにくい部位はあり、その中の代表的な部位が二の腕です。

他の部位は痩せているのに、二の腕の脂肪だけなかなか減らないケースは少なくありません。そのような人には、二の腕の脂肪吸引はおすすめです。

また、二の腕だけ脂肪のたるみが気になっている人も、部分痩せしたいと考えているのではないでしょうか。そのような人も、脂肪吸引であれば、効率的に脂肪を除去できます。

ノースリーブを綺麗に着こなしたい人

ノースリーブを綺麗に着こなしたい人にも、二の腕の脂肪吸引がおすすめです。ノースリーブは、二の腕があらわになる服装です。

そのため、二の腕の形が悪いと、ノースリーブを綺麗に着こなせません。太さがあり、たるんだ見た目は、着ている人の印象も著しく下げてしまう可能性もあるでしょう。

そのため、腕を出すノースリーブはもちろん、半袖などで広範囲の二の腕が見えるような人も二の腕の脂肪吸引はおすすめです。引き締まった印象の良い着こなしが可能となります。

二の腕の脂肪吸引のメリットは？

他にも痩身効果の期待できる方法がある中で、なぜ脂肪吸引が良いのか疑問に思っている人も多いでしょう。実は、二の腕の脂肪吸引には、さまざまなメリットがあります。

他の痩身効果のある施術よりも優れている点もあり、ご自分に合った施術を得るためにも、メリットを十分理解しておきましょう。

振袖のようなたるみがなくなる

二の腕の脂肪吸引のメリットの1つが、振袖のようなたるみがなくなる点です。

二の腕の脂肪は、振袖肉とも呼ばれることもあり、太くたるんだ二の腕に悩みを感じる人は少なくありません。

この脂肪のたるみは、主に姿勢の悪さや筋肉の少なさが原因でできるといわれています。猫背のような姿勢が続くと、背筋や上腕三頭筋などが使われず脂肪が付きやすくなるのです。

また、この上腕三頭筋は日常で使われる機会の少ない筋肉であるため、筋肉不足を起こしやすい部位です。そのため、脂肪が蓄積して振袖のようになってしまいます。

この振袖のような二の腕の脂肪は、運動や食事制限などで部分的に細くするのは非常に難しいです。しかし、脂肪吸引であれば、腕の付け根から振袖肉を綺麗に解消できます。

リバウンドしにくい

リバウンドしにくい点も、メリットの1つです。リバウンドは、サイズが小さくなった脂肪細胞が、再び大きくなることで発生する仕組みです。

通常の運動や食事制限では、脂肪細胞のサイズを小さくできます。しかし、運動をせずに食事制限を止めて、暴飲暴食などをすると再び脂肪細胞は大きくなってリバウンドします。

脂肪吸引は、脂肪細胞のサイズを小さくするのではなく、脂肪細胞そのものを取り除く方法です。

脂肪細胞は20歳頃までに増えて、それ以降は著しく増えないため、施術した部位がリバウンドする可能性は少ないです。

比較的施術時間が短くて済む

比較的施術時間が短くて済む点も、メリットに挙げられます。脂肪吸引は、切開を行って専用の医療機器を用いて施術を行うため、施術時間が長いように感じる人もいます。

しかし、施術時間は両腕合わせても1時間程度です。クリニックによっても時間は異なりますが、長時間の施術となることはほとんどありません。

脂肪吸引は部位によっても時間が異なります。お腹や太ももなどの脂肪が多い部位の脂肪吸引に比べると、短時間で済むため身体への負担も非常に少ないです。

きつい食事制限をしなくても二の腕を細くできる

きつい食事制限をしなくても二の腕を細くできる点もメリットの1つです。

通常の運動によるダイエットなどであれば、二の腕の脂肪が落ちた後も食事制限を続けなければならないケースがあります。

食事制限を止めてしまうと、再び二の腕のリバウンドを起こしてしまうためです。人によっては、きつい食事制限を続けなければならないケースもあるでしょう。

しかし、先述した通り脂肪吸引は、脂肪細胞ごと除去します。そのため、食事制限を無理に続ける必要がなくなり、つらい思いをするような心配が少ないです。

二の腕の脂肪吸引のデメリットは？

二の腕の脂肪吸引には多数のメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。デメリットを十分に把握できていないと、施術後の後悔につながるかもしれません。

また、場合によっては感染症などのリスクもあるため、万が一に備える必要もあります。正しい対策を行うためにも、脂肪吸引のデメリットもしっかり理解しておきましょう。

皮膚のひきつれ・凹凸・たるみなどが起こることがある

皮膚のひきつれ・凹凸・たるみなどが起こることがある点は、理解しておきましょう。ひきつれとは、施術後に起きる症状の1つで、瘢痕拘縮（はんこんこうしゅく）といいます。

この症状は施術後1週間程度の傷痕が治る過程で起こることが多い症状です。施術後の痛みやむくみが治る頃に現れる傾向があり、引っ張られるような違和感が生じます。

これは、脂肪を除去した空間を回復させるために起こる現象であり、誰しも起こりうるものです。通常であれば、3～6カ月程度で自然に回復していきます。

その間、腕の動かしにくさを感じるかもしれませんが、硬くなった皮膚のマッサージやストレッチを行うことで血流を良くすると動かしやすくなるでしょう。

施術後は二の腕が腫れたり内出血したりといった症状を防ぐため、サポーターで圧迫固定などを行いますが、固定が緩いと皮膚が癒着してひきつれが長くなるため注意が必要です。

また、凹凸はひきつれによって生じることの多い症状です。基本的には、マッサージやストレッチなどで自然に回復します。

しかし、稀に6カ月程度経っても皮膚の凹凸が改善しないケースがあります。触った時に違和感を覚えたり、脂肪吸引の痕やムラが残ったりして不自然となる場合があるのです。

この原因としては、主に医師の吸引の仕方が考えられます。脂肪を均一に吸引せず、ムラがあったために、時間が経過しても凹凸がなくなりません。

施術後に凹凸が生じないようにするには、技術力が確かな医師に施術をしてもらうしかないため、注意が必要です。

さらに、皮膚のたるみにも医師の診断や技術力が大きく関わります。通常、皮膚組織には弾力性があるため、施術後に皮膚が収縮してたるみが生じる可能性は低いです。

しかしながら、皮膚の浅い層の脂肪を吸引しすぎると皮下組織の繊維組織が傷付き、皮膚が収縮できずにたるんでしまうケースがあります。

たるみのリスクを回避するには、二の腕の脂肪の量・吸引すべき量・肌の質などを考慮して施術を行うため、医師の診断が非常に重要です。

特に、患者様によっては二の腕の脂肪はできるだけ多く取ってほしいと希望するケースもあります。

実績の少ない医師の場合、その希望に合わせながら適切な吸引量の調整ができないケースがあり、たるみを引き起こす可能性があるため注意が必要です。

感染症が起こるリスクがある

感染症が起こるリスクがある点もデメリットの1つです。通常であれば、感染症を引き起こす可能性はほとんどありません。

しかし、ごく稀に傷口からの細菌の侵入などが原因で感染症にかかるケースがあります。施術部位に強い痛み・発熱・膿などが生じた場合には、早急に医師を受診しましょう。

感染症防止には、傷口を清潔に保つことが大切です。また、医師から処方された抗生剤などは、用法用量を守って使用するようにしましょう。

二の腕の脂肪吸引の費用相場は？

二の腕の脂肪吸引の一般的な費用相場は、20～40万円程度です。しかし、クリニックによっても施術範囲の設定が異なるため、費用に違いがあります。

二の腕の脂肪吸引といっても、腕の付け根までを含む場合とそうでない場合があるのです。付け根を含む場合は、そのまま進めても腕全体の形が崩れることなく施術が受けられます。

しかし、付け根を含まない場合は、そのままの施術では肘周辺のみの吸引となってしまいます。すると、腕全体で見た時に、短く見えてしまうことがあるため注意が必要です。

さらに、料金表示を見る際には両腕の吸引かどうかの確認も行いましょう。通常、脂肪吸引を行う場合、片方だけを行うケースは少ないです。

付け根を含めて両腕全体を脂肪吸引するとなると、思っていたより費用がかかってしまうなどのケースも考えられます。

クリニックの施術メニューと費用を十分比較し、納得した上で施術を行うようにしましょう。

脂肪吸引当日の流れは？

脂肪吸引当日は、次のような流れです。

• カウンセリング、事前検査
• 施術日の予約、施術
• アフターケア

まずクリニックに訪れたら、カウンセリングを行います。問診表や、ご希望の吸引量などを相談し、医師からの施術の流れや施術後の二の腕について説明します。

メリット・デメリット・リスク・施術費用など詳細な情報を聞けるので、悩みや不安なこともこの時点で相談しましょう。相談を行い、納得できれば事前検査を行う流れです。

施術には麻酔を行うため、施術が問題なく行えるかを血液検査などで調べます。検査結果は、数日後に教えてもらえるので、問題なければ施術の予約へと進みます。

施術当日は、施術後に自然なシルエットになるように、施術部位のデザインが必要です。デザインを行って再度理想の二の腕の形が共有できたら、麻酔を行って施術に移ります。

施術後は、内出血や腫れを抑えるために、専用のガードルなどで圧迫固定を行います。圧迫固定を行わないと、施術後の経過に大きく影響するため、きちんと行いましょう。

また、抗生物質や痛み止めなどの服用についての指示もあります。きちんと把握した上で、帰宅しましょう。

施術が終わった後は、アフターケアも行われます。痛み止めの処方だけでなく、抜糸・サポーターによる圧迫固定・経過観察などを目的とした通院が必要です。

クリニックによっては、ダウンタイムに対応するため、高周波温熱トリートメントを行ってくれるケースもあります。施術後の不安などあれば、通院時にしっかりと相談しましょう。

脂肪吸引のクリニック選びのポイントは？

脂肪吸引のクリニック選びのポイントには、次のようなものが挙げられます。

• カウンセリングが丁寧か
• 実績が豊富か
• アフターフォローが充実しているか

カウンセリングが丁寧かどうかは重要なポイントです。希望の二の腕の形・吸引量・メリット・リスクなど十分な説明がなければ、安心して施術を受けられません。

また、親身になって相談にのってくれるクリニックであれば、安心して施術を受けられます。信頼できるクリニック選びに欠かせないポイントなので、重視しておきましょう。

実績が豊富かどうかも注目する必要があります。脂肪吸引は、綺麗な仕上がりにするには医師の技術力が大きく影響します。

どれだけの吸引量が必要かを判断できなければ、施術後の見た目の悪化を招くためです。

実績が豊富であれば、理想の見た目に近づけられるため、ホームページなどで症例などを確認しましょう。

アフターフォローが充実しているかも重要なポイントです。どのような施術であっても、万が一のケースはあります。

そのケースに備えてアフターフォローが整っているクリニックを選びましょう。クリニックによっては、保証制度を整えている所もあります。

ダウンタイム中のケアによって、仕上がりや見た目に影響するため、施術後にケアの方法などを相談しやすいかどうかも注目して選びましょう。

二の腕の脂肪吸引について知りたいなら

二の腕の脂肪吸引は、効果的に部分痩せができる施術方法です。リバウンドの心配も少ないため、理想の体型を目指せるでしょう。

しかし、全くリスクがないわけではありません。脂肪吸引はメスを使って切開が必要であり、施術後には適切なケアをしなければひきつれやたるみが発生するケースもあります。

施術後にこのような症状で悩まないためにも、クリニック選びのポイントを把握して、ご自分に合ったクリニックを選択しましょう。

施術について詳しく知りたい場合や二の腕の悩みをお持ちの場合には、まずは専門のクリニックに相談しましょう。