大事な日に限って起きる頭痛……原因は?毎日を左右する”頭痛の正体”と対策

大事な日に限って頭が痛くなる、そんな経験はありませんか?
「今日は試験なのに」「会議の資料をまとめないといけないのに」という日に限って、ズキズキする頭の痛みに振り回されてしまうこともあるでしょう。よくある症状だからと我慢してしまいがちな頭痛の悩みは、放っておくと生活の質が落ち、悪化してしまうこともあります。
- 天気が悪い日や気圧が下がる時に痛くなる
- スマホやパソコンを長時間使った後に重くなる
- 生理前後に痛みが強くなる
- 疲れがたまってくると頻度が増える
- 寝不足や寝すぎで誘発されやすい
このように、頭痛持ちの方には頭痛になりやすいきっかけや共通点がみられることがあります。仕事や授業を休むほどの頭痛は、身体が出している不調のサインである可能性もあります。
本記事では、頭痛の原因や対策など、頭痛が悪化する前に知っておきたいポイントを解説します。

監修医師:
永尾 征弥(ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科)
大学の医局や救急病院などで、20年ほど脳神経外科医として勤務。
救急病院で脳卒中を中心とした診療や、総合病院で地域医療に携わりつつ企業の産業医として従事。
現在は神奈川県藤沢市の「ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科」で、頭痛外来やもの忘れ外来、生活習慣病の治療などに携わっている。
目次 -INDEX-
なぜ"ここぞという日に"頭痛が起きるのか

頭痛が起きるタイミングには、ある種の傾向があります。大事な日に限って症状が出る理由には、ストレスや生活リズムの乱れ、睡眠の質など、さまざまな要因が関わっていると考えられます。
頭痛が生活の質を下げる理由
頭痛は、日常生活に大きな影響を与える症状です。
頭が痛いと集中力が低下し、仕事や勉強の効率が落ちてしまいます。会議や試験など、本来の力を発揮したい場面でパフォーマンスが下がると、精神的にも大きな負担となるでしょう。
頭痛によって、外出や人との約束を断らざるを得ない場面も増えてしまうかもしれません。予定をキャンセルすることで周囲に迷惑をかけてしまう罪悪感や、自分だけが楽しめないもどかしさが積み重なると、社会生活そのものが制限されてしまいます。
また、頭痛が頻繁に起こると睡眠の質も低下します。痛みで目が覚めたり、眠りが浅くなったりすることで疲労が蓄積し、さらに頭痛を引き起こすという悪循環に陥ることもあります。
頭痛には共通点がある?
頭痛持ちの方の多くには、いくつかの共通した傾向が見られます。
例えば、天気が悪い日や気圧が下がる時に痛みが出やすい方がいます。これは気圧の変化が血管や神経に影響を与えるためと考えられています。
スマホやパソコンを長時間使った後に頭が重くなる方は、姿勢の悪化や目の疲れが首や肩の筋肉を緊張させ、頭痛を引き起こしている可能性があります。
女性の場合は、ホルモンバランスの変化が血管の拡張や収縮に関与し、生理前後に頭痛が強くなることがあります。
さらに、疲れが溜まってくると頭痛の頻度が増える方や、寝不足や寝すぎで誘発されやすい方もいます。これらの共通点を知ることで、自分の頭痛がどのような条件で起こりやすいのかを把握して対策を立てられるでしょう。
頭痛の主な原因

頭痛にはいくつかの種類があり、それぞれ原因が異なります。自分の頭痛がどのタイプに当てはまるのかを知ることで、適切な対処法を選ぶことができます。
緊張型頭痛 ― スマホ、パソコン、姿勢が大きく関係
緊張型頭痛は、頭全体が締め付けられるような痛みが特徴です。
この頭痛は首や肩の筋肉が長時間緊張することで起こるため、同じ姿勢を続けることが主な原因です。デスクワークやスマホの長時間使用によって前かがみの姿勢が続くと、首の筋肉に負担がかかり、血流が悪くなります。
その結果、筋肉が硬直して頭痛が引き起こされるのです。緊張型頭痛は肩こりや首のこりを伴うことが多く、頭全体が重く感じられることもあります。
この頭痛は慢性化しやすく、毎日のように症状が続く方もいます。ストレスや疲労が重なると悪化することもあるため、早めの対処が大切です。
片頭痛 ― 気圧、生理周期、ストレスと深い関係
片頭痛は、頭の片側(あるいは両側)や一部がズキズキと脈打つように痛むのが特徴です。
この頭痛は、血管の拡張によって引き起こされると考えられています。気圧の変化や天候の崩れが引き金となることも多く、雨の日や台風の接近時に症状が出やすい方もいます。生理前や生理中に頭痛が強くなる方は、生理周期に伴うホルモンバランスの変化が片頭痛を引き起こしている可能性があります。また、ストレスや睡眠不足、特定の食べ物やアルコールが引き金となることもあります。
片頭痛は吐き気や嘔吐をともなったり、動くと痛みが悪化したりするため、症状が強いと寝込んでしまうなど日常生活に支障をきたします。
群発頭痛 ― 強烈な痛みが一定期間に集中
群発頭痛は、目の奥がえぐられるような激しい痛みが特徴です。
この頭痛は一定期間に集中して起こることが知られており、数週間〜数ヶ月の間、毎日のように同じ時間帯に痛みが出ることがあります。
痛みは片側の目の周辺に現れることが多く、涙が出たり鼻水が出たりすることもあります。痛みの強さは激しく、日常生活を送れなくなることもあるほどです。
群発頭痛は男性に多くみられる傾向がありますが、女性にも起こることがあります。アルコールやタバコが引き金となることもあるため、生活習慣の見直しが必要です。
頭痛が悪化する前に知っておきたいこと

頭痛は我慢すればやり過ごせると考えていませんか?
頭痛は放置すると症状が悪化したり、慢性化したりする可能性があります。頭痛は身体が出しているサインと考え、受診して原因や対策を相談することが大切です。
頭痛を繰り返すのは身体のサイン
頭痛が繰り返し起こる場合、それは身体が何らかの不調を訴えているサインかもしれません。
ストレスや疲労、睡眠不足など、生活習慣に問題がある可能性や、血圧や血糖値の異常、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな不調の可能性が考えられます。
頭痛の頻度が増えてきた場合や痛みの強さが以前と変わってきた場合は、何らかの変化が起きているサインと考えて、必要に応じて専門の医師に相談することが大切です。
我慢し続けると慢性化することも
頭痛を我慢し続けると、痛みが慢性化してしまうことがあります。
特に、市販の鎮痛薬を頻繁に使用していると、鎮痛薬の使いすぎによって頭痛がさらに悪化してしまう薬物乱用頭痛を引き起こす可能性があります。
薬物乱用頭痛は鎮痛薬を使う回数が増えるほど症状が悪化し、悪循環に陥ってしまいます。そのため、頭痛の頻度が多い場合は市販薬で対処するのではなく、専門の医師に相談して適切な治療を受けることが必要です。
受診するべき頭痛の特徴
よくある症状と考えられがちな頭痛には、早急に医療機関を受診するべき頭痛があります。次のような場合は緊急性を要する可能性もあるため、すぐに受診しましょう。
- 突然発症した激しい頭痛
- 頭痛とともに手足が動かしにくい、しびれる
- 頭痛とともに視野が欠ける、物が二重に見える
- 言葉が出ない
- めまいや嘔吐などの症状がある
頭痛が始まってから痛みが続いている場合や、頭痛の頻度や強さが増している場合も、医療機関で精密検査を受けることをおすすめします。
これらの症状は脳の病気や血管の異常が隠れている可能性があるため、放置せずに専門の医師に相談することが大切です。
今日からできる頭痛対策

頭痛を予防するためには、日常生活のなかでできる対策を取り入れることが大切です。自分の頭痛のタイプを理解し、それに合った方法を実践することで症状の軽減が期待できます。
姿勢改善・デジタルデトックスで緊張型頭痛を予防
緊張型頭痛を予防するためには、姿勢の改善が効果的です。
デスクワークやスマホの使用時には画面を目の高さに合わせ、背筋を伸ばして座るように心がけましょう。長時間同じ姿勢を続けないよう、定期的に立ち上がってストレッチをすることも大切です。
また、スマホやパソコンを使う時間を減らすデジタルデトックスも有効です。画面を見る時間が長いと、目や首の筋肉が疲れて頭痛を引き起こしやすくなります。休憩時間には目を閉じて休めたり、遠くを見たりすることで、目の疲れを和らげましょう。肩や首のこりをほぐすために、温めたタオルを首に当てたり軽いマッサージをしたりすることも効果的です。血流を良くすることで、筋肉の緊張がほぐれて頭痛の予防につながります。
片頭痛は引き金を避けることが大切
片頭痛を予防するためには、引き金となる要因を避けることが重要です。
気圧の変化が引き金となる場合は、天気予報を確認して気圧が下がる日には無理をしないようにしましょう。また、睡眠不足や寝すぎも片頭痛を引き起こすため、規則正しい生活リズムを保つことが大切です。
特定の食べ物やアルコールが引き金となる場合は、それらを控えることで症状を軽減できることがあります。頭痛がどのような食べ物で誘発されるのかを記録しておくとよいでしょう。
ストレスも片頭痛の引き金です。リラックスできる時間を作り、趣味や運動を取り入れてストレス軽減を図りましょう。
薬の使い方と医療を受けるタイミング
頭痛の頻度が少なく、市販の鎮痛薬で対処できる場合は、適切に使用することで症状を和らげることができます。しかし、頭痛の頻度が多い場合や市販薬を使う回数が増えている場合は、専門の医師に相談することが必要です。
薬物乱用頭痛を引き起こす可能性を考慮し、鎮痛薬の使用回数の記録を取るのがおすすめです。1ヶ月で10日を目安にし、10日以上使うことが多い場合は医師に相談しましょう。
頭痛外来では頭痛のタイプに合わせた治療を受けることができます。また、頭痛の発作に対する治療だけでなく、頭痛の頻度を減らすための予防治療も行われています。
頭痛はふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科にご相談を

頭痛は日常生活に影響を与える症状ですが、適切な診療を受けることで改善が期待できます。
神奈川県藤沢市にあるふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科は、脳を専門とする医師が頭痛の原因を明確にし、患者さん一人ひとりに合わせた治療を提供しています。ここからは、ふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科の特長を紹介します。
脳神経外科の専門の医師による頭痛の原因を明確にする診療
ふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科 院長は、日本頭痛学会 頭痛専門医や日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医、日本脳神経血管内治療学会 脳血管内治療専門医、日本脳卒中学会 脳卒中専門医、日本認知症学会 認知症専門医などさまざまな資格を持つ脳神経のスペシャリストです。
神奈川県内の救急病院で脳卒中を中心とした診療に従事してきた経験など、脳神経分野の豊富な経験を活かした診療を提供されています。
頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛(群発頭痛など)といった頭痛自体が病気である一次性頭痛と、頭部外傷や血管障害、脳腫瘍、脳出血、感染症などほかの病気やケガが原因で起こる二次性頭痛に分けられます。一次性頭痛は慢性的に起こりやすく、二次性頭痛は命に関わる場合があり、適切な治療法はそれぞれ異なります。
そのため、ふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科では頭痛の原因特定と早期治療を重視されています。問診で頭痛の症状や頻度、日常生活への影響を詳しく評価し、まずは一次性頭痛なのか二次性頭痛なのかを鑑別するそうです。頭痛の診療ガイドラインに則った治療を基本とし、頭痛の原因を踏まえ、患者さんの状態や希望に合わせた柔軟な対応を心がけられています。
危険な頭痛を見逃さないCTなどの精密検査

頭痛には、命に関わる頭痛も存在します。突然発症した激しい頭痛や、頭痛とともに神経症状が現れる場合は早急に精密検査が必要です。
ふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科の院内にはCTが完備されており、必要に応じてすぐに精密な検査を実施できる体制が整っています。さらに、MRI検査が必要な場合は近隣の医療機関と連携を取り、徒歩圏内の医療機関でMRI検査を即日受けることができるそうです。このような画像検査や血液検査を通じて二次性頭痛の原因となる疾患を見逃さず、適切な診断と治療につなげるよう努められています。
また、藤沢市民病院や湘南藤沢徳洲会病院、山内病院、湘南鎌倉総合病院、東京慈恵会医科大学病院などと病診連携を取ることで、高度な治療が必要な場合には速やかに連携先の医療機関へ紹介する体制が整っている点も心強いでしょう。
再発を防ぐ生活指導・薬物療法までトータルサポート
頭痛の治療は、痛みを取るだけでなく再発を防ぐための予防治療も大切です。ふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科では、頭痛の発作に対する治療と、頭痛の頻度を減らすための予防治療を提供されています。
慢性頭痛は、薬物治療だけではなく、頭痛に向き合った生活習慣を身につけることが大切です。ふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科では、飲み薬の治療や注射の治療だけでなく、姿勢の改善やストレス管理、睡眠の質の向上など、日常生活のなかで実践できる頭痛を起こさないための生活習慣についても丁寧にアドバイスを行っています。
また、頭痛は治療を継続して受け、管理することが大切です。ふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科は、診断が確定し病状が安定している方はオンライン診療による対応が可能なので、無理なく頭痛の管理を続けることが可能です。
頭痛は我慢するものではなく、頭痛の種類を詳細に診断し、適切な治療を行うことが大切です。“ここぞという日”の頭痛や、日常生活に影響を与える頭痛に悩んでいる方は、頭痛の原因を明確にし、一人ひとりに合わせた治療で生活の質向上をサポートしているふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科に相談してみてはいかがでしょうか?
ふじさわ脳とからだのクリニック脳神経外科・内科の基本情報
アクセス・住所・診療時間
JR東海道本線 藤沢駅より徒歩5分
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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| 9:00~12:30 | ⚫︎ | ⚫︎ | - | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | - | - |
| 14:00~17:30 | ⚫︎ | ⚫︎ | - | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | - | - |
※発熱や風邪症状がある場合:午前12:00〜12:30、午後:17:00〜17:30
参考文献




