二重整形ってどんな処置？主な方法とメリット・処置を受ける際の注意点を解説します

二重整形ってどんな処置？

二重整形とは、目の大きさや形状を調整し、理想の二重を手に入れられる手術です。二重整形の方法には、埋没法と切開法の2つがあります。
どちらの手術も瞼の調整を行うことで、二重を人工的に作る内容です。手術では、基本的に局所麻酔が使われますが、希望すれば全身麻酔でも対応してくれます。
手術時間は、手術方法によっても異なりますが、一般的に10分～1時間程度で終えられます。
手術後は、炎症や腫れなどが現れることもありますが、適切な療養を行えば徐々に回復するでしょう。一般的には、数週間～数カ月程度で回復が見込まれます。

二重整形の方法

二重整形の手術方法には、大きく分けて2種類あります。どの手術方法が良いかは、それぞれの特徴を把握したうえで選びましょう。
また、どちらにもメリットとデメリットがあります。それらの把握をした上で選択しなければ、手術後の後悔につながってしまうかもしれません。
そのようなことにならないためにも、ここでは二重整形の詳細な方法を把握しましょう。

埋没法

埋没法とは、瞼を切らずに二重を作る手術方法です。手術には、医療用の細い糸を使い、瞼の内側数か所を縫合して二重のラインを作ります。
埋没法のメリットには次のようなものが挙げられます。

• ダウンタイムが短い
• 手術の痕が目立ちにくい
• 手術時間が短い
• 元に戻したり手術をやり直したりできる

埋没法では、瞼を切らないため、腫れるなどのダウンタイムが短いです。個人差はありますが、手術後3日～1週間程度で腫れは引いていきます。
メイクは手術後4日頃からできるようになるでしょう。手術の痕が目立ちにくい点も魅力です。瞼を切らないため、痕は非常に少なく目立ちにくいです。
手術時間が短い点も大きな特徴の1つに挙げられます。目の形状などで個人差はありますが、ほとんどの場合15分～20分程度で終えられます。
短時間で負担が少ないため、気軽に二重に挑戦できるでしょう。さらに、元に戻したりやり直したりできる点もメリットです。
埋没法では、糸で縫合しているだけなので、糸を取ってしまうと元に戻せます。
イメージと違う仕上がりだった場合や、時間が経って好みが変わった場合に対応できる点は大きなポイントです。しかし、もちろん次のようなデメリットもあります。

• 二重ラインが取れやすい
• 内出血を伴うことがある
• 脂肪が多い方やたるみが強い瞼には向かない

埋没法は、糸で縫合しているだけなので、摩擦などで糸が取れてしまって二重ラインがなくなってしまうケースがあります。
後述する切開法と比べると、取れる可能性は高いため注意が必要です。内出血を伴うことがある点もデメリットの1つです。
手術後は腫れる以外に、内出血を起こす可能性があります。腫れも内出血も、時間が経過すると落ち着きますが、見た目が気になる期間があるでしょう。
手術当日は、極力触れない・飲酒を控える・激しい運動をしないなどに注意しましょう。しばらくしても内出血が収まらない場合には、医師への相談も大切です。
脂肪が多い方やたるみが強い瞼には向かない点にも注意が必要です。
埋没法は切開法に比べて調整が難しく、脂肪が多い場合やたるみが強い瞼では、思い通りの仕上がりにならない可能性があります。
埋没法をするために、脂肪除去などを行うケースもありますが、クリニックによっては異なるため調べた上で選択しましょう。また、埋没法の中でも次のような種類があります。

• 瞼板法
• 挙筋法

瞼板法とは、瞼の裏側にある瞼板という部位に縫合する方法です。瞼のたるみが少ない方に向いています。医師の技術力が影響しにくく、安定した仕上がりに期待できます。
挙筋法は、瞼を引き上げるために使用する挙筋に縫合する方法です。
この方法であれば、瞼にたるみがある場合でも対応でき、瞼板を通さないため、角膜を気づつける心配も少ないです。
このように、手術方法によって特徴が異なりデメリットもあるため、詳細な内容を把握したうえで選択しましょう。

切開法

切開法とは、瞼を切開して二重のラインを作る方法です。切開法にも、全切開と部分切開の2つがあります。
全切開は目頭から目尻まで切開する方法で、部分切開は二重ラインの内の数ミリを切開する方法です。切開法のメリットは次の通りです。

• 二重ラインが取れにくい
• 瞼のたるみや脂肪を取れる
• 希望の二重に近づけやすい

切開法のメリットには、二重整形の中で最も二重ラインが取れにくい点が挙げられます。半永久的に維持でき、埋没法のように糸が切れてしまうようなことがほとんどありません。
また、瞼のたるみや脂肪も取れます。瞼を切開した時に脂肪の除去ができ、縫合の際にたるみが改善されることがあるためです。
希望の二重に近づけやすい点も大きな魅力です。メスによって切開を行うため、細かな調整が可能であり、希望に近い形にできて満足度が高いです。
しかし、次のようなデメリットや注意点もあります。

• ダウンタイムが長い
• 術後のやり直しができない
• 傷痕が残る可能性がある

切開法では、瞼を切るためにダウンタイムが長くなりやすいです。特に全切開の場合は、腫れや内出血などが目立ちやすく、治まるまでは5日～1週間程度はかかるでしょう。
部分切開の場合でも、ダウンタイムは2日～1週間程度となります。埋没法よりは切開法の方が、腫れや内出血が目立ちやすい点は注意が必要です。
術後のやり直しができない点も、切開法のデメリットです。瞼を切開して縫合した部分が、癒着することで二重ラインが完成します。そのため、元の瞼には戻せません。
イメージ通りではなかったと思っても、埋没法のように戻せないため、後悔につながる可能性もあります。
また、傷痕が残る可能性がある点も把握しておく必要があります。瞼を切っているため、埋没法よりは傷痕が残りやすいです。
ひと目で分かるほどの大きな傷ではなく、普段の生活に支障が出ることはありませんが、近くで見ると気になることはあるでしょう。

埋没法と切開法ではどちらが良い？

埋没法と切開法では、どちらも一長一短あります。そのため、どちらが良いかは個人差があるため一概にはいえません。
例えば仕事や学校が休めないため、ダウンタイムが少ない方が良いという方には、埋没法が良いでしょう。
切開が怖い方や、将来好みが変わる可能性があると思う方も、埋没法の方が適しているといえます。しかし、先述した通り、埋没法は摩擦などで元に戻ってしまうことがあります。
せっかくの二重整形が無駄になってしまうことも考えられるため、そのようなトラブルが嫌という方は切開法が向いているでしょう。
さらに、希望のデザインに近づけて細かく調整できるのも切開法です。
二重にも様々なデザインがあるため、こだわって二重ラインを作りたいと考えるのであれば切開法が良いでしょう。
また、向き不向きもあります。特に瞼に脂肪が多い方や瞼の皮膚がたるんでいる方は、埋没法では対応できない可能性があります。
それぞれの特徴や向き不向きを考えながら、ご自分の状態を確認してもらい、医師と相談しながら適切な手術方法を選択しましょう。

二重整形を行うメリットとは？

二重整形は、理想の二重ラインを手に入れられる方法です。二重ラインは目を大きく見せて印象に残りやすく、明るく可愛い印象にしてくれます。
そのため、多くの方が一重よりも二重に憧れを持つでしょう。しかし、手術となると抵抗のある方もいるでしょう。ここでは、二重整形を行うメリットをご紹介します。

毎朝のメイク時間を短縮できる

メリットの1つが、毎朝のメイク時間を短縮できる点です。特に二重メイクをしている方にとって、大きな時短につながるでしょう。
二重メイクには、二重のりやメザイクなどが必要であり、通常のメイクに加えて行わなければならないため非常に時間がかかります。
また、その日の瞼の状態によっては上手くいかないケースもあり、何度もやり直したり日中に化粧をし直したりしなければならないこともあります。
慣れている方でも時間がかかって煩わしいと感じる方もいるほどなので、時短が大きなメリットです。

二重メイクによる肌へのダメージをなくせる

二重メイクによる肌へのダメージを無くせる点も大きなメリットです。
二重メイクは、手術をしなくても手軽に二重を作れる便利な方法ですが、メイクによる肌荒れを起こす方もいます。
特に、強力に接着するゴムラテックスやアクリル系接着剤などは、成分が肌に合わずにかぶれてしまう方もいます。
肌が荒れてしまっては、二重を作るどころではありません。このような肌荒れの原因となるメイクをする必要がなくなる点は、二重整形ならではの魅力です。

自分に自信が持てるようになる

ご自分に自信が持てるようになる点も、メリットに挙げられます。二重整形の最大のメリットといっても過言ではありません。
ご自分の見た目がコンプレックスで二重整形を希望する方は多いです。特に二重は、印象を決める大きな要素であるため、憧れる方は少なくありません。
二重メイクでも二重を一時的に作れはしますが、メイクが落ちると一重に戻ります。二重整形の方が半永久的に保てるため、より一層ご自分の自信につながるでしょう。
コンプレックスを解消してご自分に自信が持てるようになれば、雰囲気や生活も良い方向へと変化するでしょう。

二重整形の処置における注意点

二重整形によって、ご自分に自信が持てるようになるなど多数のメリットがある一方で、注意点もあります。
この注意点の把握が十分でなければ、整形後に後悔してしまうかもしれません。
せっかくの整形を後悔の残るものにしないためにも、二重整形の処置における注意点を押さえておきましょう。

費用が高くなることがある

注意点の1つが、費用が高くなることがある点です。手術方法によって費用は異なります。そのため、方法によっては高額となり、まとまったお金が必要です。
リーズナブルな費用で手術を受けられると聞いていても、ご自分の目の状態や理想とする形によっては、手術方法が限定されることもあります。
その結果、思っている以上の費用が発生することもあるでしょう。また、埋没法などでやり直す場合には、やり直すたびに費用が発生します。
費用が高額となる可能性があるため、具体的な費用を医師に教えてもらいながら手術を行うようにしましょう。

ダウンタイムがある

ダウンタイムがある点にも注意が必要です。埋没法と切開法のどちらを選択するかによって、ダウンタイムの期間は異なりますが、内出血や腫れが発生する可能性があります。
このような症状が引くまでは、短くて2日程度ですが、長い場合は2週間程度かかることもあります。
また個人差もあるため、全く腫れないケースもあれば、上記以上の長期間となる場合もあるでしょう。
この間は、安静にする必要があります。お休みを取らなければならないなどの心配も発生するため、ダウンタイムについては十分理解しておく必要があります。
また、ダウンタイムの期間は、周囲から見て整形を知られる可能性もあるでしょう。周囲に気づかれたくないという方は、ダウンタイムの過ごし方も考える必要があります。

失敗することもある

失敗することもある点も理解しておかなければなりません。二重整形は、美容整形において比較的難易度は低い方です。
しかし、手術であるため全く失敗がないわけではありません。思うような仕上がりにならず、再手術をしなければならなくなるケースもあるでしょう。
その場合は、費用だけでなく、身体や精神面にも負担がかかります。このようなリスクや注意点を把握したうえで、クリニックを選びましょう。

二重整形を受けるクリニックの選び方

二重整形にはメリットは多いですが、デメリットやリスクもあります。そのため、これらの特徴を十分に把握した上で、クリニック選びが非常に重要です。
それでは、どのようなクリニックを選べば安心して手術を受けられるのでしょうか。ここでは、二重整形を受けるクリニックの選び方をご紹介します。

過去の実績

クリニックの選び方のポイントは、過去の実績に注目して選ぶことです。実績が豊富な医師であれば、手術の失敗のリスクは少なく、希望の二重に近づけてくれる可能性が高いです。
具体的には、美容外科や形成外科の経歴があるかを確認しましょう。二重整形を初めとする美容外科手術は、筋肉・神経・血管などを考慮した高度な技術を要します。
そのため、これらの経歴がある医師であれば、高度な技術を取得している可能性があり安心して二重整形を任せられるでしょう。
また、実績が十分な医師であれば、傷痕が気づきにくいように手術を行ってくれます。傷痕などで周囲に気づかれるといったような可能性も低くできるでしょう。

カウンセリング・アフターケアの充実

カウンセリングやアフターケアが充実しているかどうかも選び方のポイントです。クリニックによっては、保証制度を用いてアフターケアを整えているところもあります。
例えば埋没法で自然な二重を希望していたにも関わらず、派手な仕上がりとなってしまった場合、保証制度があれば無償で瞼を戻してくれます。
もちろん、期限は限られてはいますが、この保証制度があると非常に安心して手術を受けられるでしょう。また、カウンセリングが充実している点も重要です。
ご希望の瞼の形や悩みを相談できて、手術のリスクやダウンタイムなども正確に説明してくれるクリニックであれば、安心できます。
このような、ポイントを十分に満たしたクリニックを選ぶようにして、安心して後悔のない二重整形にできるようにしましょう。

二重整形に関する不安を相談したい方はこちら

二重整形は、大きな瞳を手に入れて、印象の良い目を手に入れられるチャンスです。しかし、手術方法にも種類があります。
それぞれの方法にもメリットやデメリットがあり、二重整形におけるリスクなどもあるため、十分に把握した上で手術を受けるようにしましょう。
しかしながら、これらの特徴やリスクをご自分で調べ、最適な手術方法を選択するのは難しいと思います。
ご自分に合った適切な手術を受けるためには、専門のクリニックに相談して不安を解決し、安心して手術を受けるようにしましょう。