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シミ取りレーザー治療後の経過はどうなる?ダウンタイムやアフターケアについて解説

 公開日:2024/01/22
シミ取り レーザー 経過

「シミ取りレーザー治療をやってみたいけれど、治療後の経過がどうなるのか気になる」という方は多いのではないでしょうか。

本当にシミは取れるのか・治療後の肌はどのような状態になるのかなど不安なこともあるでしょう。

そこでこの記事では、シミ取りレーザー治療後の経過について詳しく紹介していきます。また、ダウンタイムやアフターケアについてもあわせて解説します。

金 仁星

監修医師
金 仁星(医師)

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大阪大学医学部卒業後、地元の病院で臨床研修修了。その後、医療法人 友広会の理事に就任、同法人のAGAメディカルクリニックで勤務。
化粧品検定2級、英語発音指導士® 所有

シミ取りレーザー治療後の経過は?

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まず多くの方が気になるのが、シミ取りレーザー治療後の経過ではないでしょうか。シミ取りレーザーの治療を行ったからといってすぐにシミが取れるわけではありません。
治療後は7日〜10日くらいのダウンタイムの期間があります。
ダウンタイムの期間中は、肌が赤くなる・シミが濃くなる・かさぶたができるなどの症状が出ることが多いです。その後かさぶたがはがれてきれいなピンクの肌になりシミが薄くなっていきます。
しかし、場合によってはもう一度シミができる可能性もあり、半年から1年くらいかけて徐々にシミが薄くなっていくという経過をたどります。
シミをきれいに消すためには、治療の経過にあわせて適切なアフターケアを行うことが大切になるでしょう。
ここからは、シミ取りレーザー治療後の経過を治療直後から3ヶ月後まで紹介していきます。

シミ取りレーザー治療直後

シミ取りレーザー照射直後は皮膚が軽度のやけどのような状態になっています。そのため肌が赤くなったり、ヒリヒリとした痛みを感じたりするでしょう。
多くの場合肌の赤みや痛みは数時間から数日程度で治るので心配ありません。しかし、見た目は少し痛々しくなってしまいます。
マスクで隠すこともできますが、この期間は予定を入れないことをおすすめします。紫外線によるダメージも受けやすくなるため、外出の予定がある方は紫外線対策もしっかりと行いましょう。
また、治療後の赤みが気になるからとすぐにメイクするのはおすすめできません。1週間程、メイクは控えるようにしましょう。
痛みが強い場合は、保冷剤などで肌を冷やすとよいでしょう。

3日後

レーザー照射後3日ほどたつと、黒いかさぶたやシミが濃くなる黒浮きと呼ばれる症状が現れます。いずれも治療の効果が出ている証拠なので心配いりません。
かさぶたは自然にはがれるまで放置しておくことが大事です。無理にはがすと色素沈着を起こし、再びシミができる原因となってしまいます。注意しましょう。
もともとできていたシミが薄い場合はかさぶたや黒浮きができないこともあるのであまり気にせず静観しましょう。

2週間後

2週間ほどたつとかさぶたがはがれてきます。治療後から適切なケアを行い、無用なダメージを加えないようにしていればかさぶたがきれいにはがれて新しいピンク色の肌が出てくるでしょう。
かさぶたがはがれたあとの肌は非常にデリケートな状態です。少しの刺激やダメージで傷ついてしまいます。場合によっては、色素沈着が出たりひどい場合は傷あとを残してしまったりする可能性があるので注意しましょう。
十分な保湿・しっかりとした紫外線対策を行い丁寧にケアを行うことが大切です。

1ヶ月後

1ヶ月ほどたつと炎症後色素沈着と呼ばれる症状が出てシミが濃くなったように見えることがあります。
これは以前からあったシミとは別のもので、施術による肌へのダメージで生じたものです。せっかく治療したのに逆にシミが濃くなったと不安になるかもしれませんが心配ありません。
炎症後色素沈着は時間の経過とともに消失する一過性のものです。ただ、施術後のかさぶたを無理にはがしたり、紫外線対策を怠ったりすると炎症後色素沈着が残りやすくなるので注意しましょう。

塗り薬や飲み薬で症状を早く治すこともできるので、気になる方は医師に相談してみるとよいでしょう。

3ヶ月後

3ヶ月経つ頃には炎症後色素沈着が徐々におさまり、シミが薄くなって治療の効果を実感できるでしょう。見た目にもきれいな肌になっています。
しかし、ここで油断してアフターケアを怠るとシミが再発することもあります。日焼け対策を怠ったり、医師から処方された薬を服用しなかったりすることは避けましょう。
シミ取りレーザーの治療が完成するまでには半年から1年間の時間がかかります。油断せずにアフターケアをきちんと行っていきましょう。

シミ取りレーザー治療後のダウンタイムとは?

レーザーダウンタイム
ダウンタイムとはシミ取りレーザー治療直後の期間のことで、肌に赤みが出たり、かさぶたができたりといった症状が出ます。ダウンタイムが終わるまでには、一般的に7日〜10日くらいの時間がかかるでしょう。
この頃の肌は軽度のやけどのような状態になっているため、炎症が起こっています。痛々しい見た目から心配になるかもしれませんが、ダウンタイムを過ぎれば自然と症状は治っていくので安心してください。
この期間は肌に刺激を与えないように気をつけたり、しっかりと紫外線対策をしたりして適切なアフターケアを行いましょう。

シミ取りレーザー治療におけるダウンタイム中の症状

ダウンタイム症状
ダウンタイム中にはレーザーを照射した箇所にさまざまな症状が現れます。レーザーによる熱射で皮膚に炎症が起き、軽度のやけど状態になっているからです。
具体的には次のような症状がでます。

  • 施術箇所にかさぶたができる
  • 肌に赤みが出る
  • シミが濃くなる
  • 痛みを感じる

多くは適切なケアを行えば自然と症状が治っていくので心配ありません。症状が治るまでには7日〜10日ほどかかるといわれています。その間は予定をあけておいたほうがよいかもしれません。
それぞれの症状について詳しく紹介していきます。

かさぶたができる

治療後数日するとかさぶたができることがあります。レーザー照射によって肌のメラニン色素が破壊されるためです。
かさぶたには触れないように注意し、医院から渡される保護テープを貼って自然に剥がれるのをまちましょう。無理にはがしてしまうと色素沈着を起こし、またシミができる原因となってしまいます。
かゆみが出る場合がありますが、乾燥が原因なので保湿すると症状がやわらぎます。決して触れないように気をつけましょう。

赤みが出る

治療直後は肌に赤みが出る場合があります。レーザーの照射によって肌が軽度のやけど状態になっているからです。
多くの場合数日で赤みは自然と消えていきます。気になる場合は、マスクなどで隠すといいでしょう。十分な保湿を行ったり日焼け止めをしっかりと塗ったりなど適切なケアも忘れないでください。

シミが濃くなる

シミ濃くなる
レーザー治療後にシミが濃くなる場合があります。せっかく治療したのにシミが濃くなったらショックを受けてしまうかもしれません。
しかしこれは以前からあったシミとは違い、レーザーによる肌へのダメージからできるものです。
施術後の肌は軽いやけどの状態で、肌のバリア機能が低下しています。この状態で紫外線が当たると肌を守るためにメラニンが生成され、シミができてしまいます。
多くは時間の経過とともに消失する一過性のものです。しっかりと紫外線対策を行い、適切なケアをすれば薄くなっていくので安心してください。

痛みを感じる

治療直後から数日は痛みを感じるかもしれません。施術後の肌が軽いやけど状態になっているからです。
痛みは数時間〜数日で消えていくので心配ありません。痛みがひどい場合は保冷剤で冷やしたり、保湿したりすると症状がやわらぐでしょう。
なかなか痛みが収まらない・痛みが気になるなど、不安や疑問を感じる場合は担当医に相談してください。

ダウンタイム中の過ごし方のポイント

ダウンタイム過ごし方
ダウンタイム中はどのように過ごすといいのでしょうか。ダウンタイムはシミ取りレーザーの治療後7〜10日間ほど続きます。
その間に適切なケアをすることが治療の効果を高めるでしょう。お風呂・お化粧などは禁止ではありませんが、ダウンタイム中の過ごし方は次のようなポイントがあります。

  • 保護テープを貼っておく
  • 患部をこすらないようにする
  • 十分に保湿する
  • 紫外線対策をしっかりする
  • 汗をかく運動は控える

大切なのは施術後の肌に刺激を与えないことです。特に紫外線対策は重要になります。レーザー治療により患部の肌はバリア機能が低下し繊細な状態になっているためです。
日焼け止めを塗る・日傘を使うなど、紫外線対策をしっかりとしましょう。紫外線のダメージを受けるとシミが再発する可能性があります。
治療の効果を高めるために上記のポイントに気をつけて過ごしましょう。

シミ取りレーザー治療後のアフターケア

治療後アフターケア
シミ取りレーザー治療後は適切なアフターケアが重要です。アフターケアを怠るとシミが再発することもあります。医師の話をよく聞き、指示に従いましょう。具体的には次のようなポイントがあります。

  • 丁寧なスキンケアを行う
  • バランスのよい食事を心がける
  • 必要に応じて薬を服用する
  • 医師の指示に従う

それぞれ紹介していきます。

丁寧なスキンケアを行う

丁寧なスキンケア
まずは丁寧なスキンケアを行いましょう。シミ取りレーザー治療後の肌はとてもデリケートです。バリア機能が失われているため、少しの刺激で傷ついてしまいます。
優しく丁寧な洗顔・十分な保湿・しっかりとした紫外線対策が必要です。先述したように、特に紫外線対策は重要です。外出の際は雨でも日焼け止めを塗る・日傘を常に持ち歩くなど普段以上に気をつけましょう。
また、日頃のスキンケアで自覚なく摩擦による炎症を起こしている場合もあります。医師からスキンケアのやり方を改めて指導してもらうのもよいでしょう。ここでスキンケアを怠るとデリケートな肌が傷つきまたシミが再発する可能性もあります。丁寧なスキンケアを心がけましょう。

バランスのよい食事を心がける

バランスの良い食事
次にバランスのよい食事を心がけましょう。栄養バランスの取れた食事は、健康的な肌づくりにも欠かせません。
シミの治療に有効な栄養素はビタミンCや抗酸化物質です。ビタミンCにはシミの原因となるチロシンを活性化する酵素のはたらきを抑制する働きがあります。
ビタミンCは果物・野菜・いも類などに多く含まれています。そのため、栄養バランスの取れた食事を心掛けていればビタミンCが不足することはあまりありません。
また、トマトなどに含まれるリコピンは活性酵素の発生を抑え取り除く抗酸化作用があるといわれています。
ピーマン・パプリカ・レモン・トマトなどがおすすめですが、これだけ食べていればシミが治るという食品はありません。
肉・魚・野菜・果物などバランスのよい食事を心がけましょう。

必要に応じて薬を服用する

薬服用
治療後の経過によっては、必要に応じて処方される薬を服用しましょう。ダウンタイムを短くし、治療の効果を高めたりできます。
薬の種類は炎症を抑える抗生物質などの内服薬やレチノイン酸ハイドロキノンなどの美白効果のある塗り薬が処方されます。クリニックによって異なりますが、医師から処方された場合はきちんと薬を服用しましょう。

医師の指示に従う

医師の指示
最後に大事なのは医師の指示に従うことです。医師は治療の経過に合わせて適切な指示を出してくれます。その指示を守らないと治療がうまくいかないでしょう。
例えば日焼け対策を怠って外に出たり、かさぶたを無理にはがしてしまったりすると色素沈着によりまたシミが再発してしまうかもしれません。ここまで行った治療が無駄になってしまうでしょう。
医師はあなたの肌の状態にあった指示を出してくれます。きちんと従わなければ治療の効果は薄まってしまうので、自分の判断で医師の指示を無視することは避けましょう。
医師の指示に不安や疑問を感じたら、医師に相談してください。

シミ取りレーザー治療後の経過を理解し適切な対応をしよう

適切な対応
シミ取りレーザーの治療はすぐに効果が出るものではありません。根気よく治療を続けることが大切です。
ダウンタイムで出る症状や期間など、治療後の経過もきちんと把握しましょう。
治療を成功させるためには、経過に合わせて適切なアフターケアをすることが大切です。ケアを怠ったり、医師の指示に従わなかったりすれば治療の効果は薄まりシミが再発する可能性もあります。
このように、効果をしっかりと得るためには治療後の経過をきちんと理解し、医師の指示に従って適切な対応を取ることが大事なのです。

編集部まとめ

まとめ
この記事ではシミ取りレーザー治療後の経過について、ダウンタイムやアフターケアと合わせて紹介してきました。ポイントはダウンタイムに起きる症状を理解し、経過に合わせて適切なアフターケアをすることです。

医師の指示を無視してかさぶたを無理に剥がしたり、紫外線対策を怠ったりするとシミが再発してしまう可能性もあります。治療後の経過とアフターケアをきちんと理解して適切なケアを行うことが大切です。

治療に関して不安や疑問を感じたら、すぐに医師に確認しましょう。

シミ取りレーザー治療についてきちんと理解し、適切なケアをきちんと行いシミ取りレーザー治療を成功させましょう。

この記事の監修医師