気になることがあれば気軽に相談を。かかりつけ内科を持つ意味の重要性を徹底解説【東大阪市 なかむら内科・内視鏡クリニック】


「ここ最近、体調が良くない…」
「健診でひっかかった…」
そんなときこそ受診のタイミングだ。しかし、忙しいからという理由で病院にかからない人は少なくないという。ちょっとした体調不調の陰に重大な病気が隠れているかもしれず、やはり自己判断の様子見は禁物。東大阪市で生活習慣病や内視鏡検査などを専門に扱う「なかむら内科・内視鏡クリニック」の中村和永院長に、かかりつけの内科を持つ重要性について伺った。
中村和永(なかむら かずひさ)
なかむら内科・内視鏡クリニック 院長
京都大学医学部保健学科(現 人間健康科学科)看護学専攻を卒業後、山梨大学医学部医学科に入学。医師免許を取得し、同大学卒業後は石切生喜病院にて初期研修修了。同病院消化器内科勤務を経て、「なかむら内科・内視鏡クリニック」院長に就任。看護学的なアプローチも取り入れながら日々の診療に勤しむ。日本内科学会認定内科医・日本医師会認定産業医・認知症サポート医などの資格を保有。
目次 -INDEX-
- 見過ごしがちな症状の奥に重大な病気の可能性も
- 軽視してはいけない生活習慣病の本当の怖さ
- 苦痛の少ない検査でがんやその他の疾患の早期発見・治療を目指す
- 生活習慣病とともに、中年以降になるとやはりがんが気になります。「もしかすると胃や腸に異変が…」と思われる違和感や自覚症状にはどのようなものがありますか?
- 貴クリニックでは内視鏡検査を専門的に行っていますが、まず胃カメラでどんな病気がわかりますか?
- 次に、大腸カメラはどんな方に、どんな状況のときに検査をおすすめしますか?
- ポリープなどがあった場合、どのように対応するのでしょうか?
- 胃カメラも大腸カメラも定期的に受けることが大切だと思います。先生は特に大腸カメラを定期的に受けた方が良いとオススメされておりますが?
- 大腸カメラを受けることに躊躇われる患者様も多いのではないでしょうか?
- 最後に、貴クリニックで体の不調について診察を受けようと考えている方、Medical DOCのサイトを訪れている読者に対してメッセージをお願いします
見過ごしがちな症状の奥に重大な病気の可能性も
体のちょっとした不調は、つい放置してしまいがちです。そこにはどんなリスクが隠れているのでしょうか?
様々な体の不調があると思いますが、それらは軽度に見えても放置すると命に関わる重大な病気につながったり、既にそういった病気に罹っている可能性もあります。
症状が軽いから大丈夫だと自己判断することはあまり好ましくはありません。本当に大丈夫かどうかは、是非私達医療の専門家に相談して頂けたらと思います。

健康診断でひっかかってしまいましたが、きちんと病院へ受診した方が良いでしょうか?
体の不調がなかったとしても、健康診断でひっかかるということは、体に何らかの異常が隠れている証とも言えます。つまりは先程お話ししたように、重大な病気につながったり、そういった病気であるサインかもしれません。お仕事が忙しいとどうしても後回しになってしまいますが、なるべく早めに空いた時間を利用して医療機関を受診するのが理想的です。
体のちょっとした不調や健康診断でひっかかった場合は、どういった病院へ受診するのが良いでしょうか?
まずはお近くの内科へ受診することをオススメします。所謂「かかりつけ医」です。内科には細分化された分野はあるものの、取り扱う疾患の範囲が広いので、体全体を診ることを得意としています。当院に受診して頂ければ、可能な限りの診察や検査等を行い、必要に応じて大病院への紹介も行っております。体の不調は様々ですので、どこへ相談すればいいかわからないことも少なくないと思います。そういった時に気軽に相談できる「かかりつけの内科」を持つということは非常に大切であると考えています。

かかりつけの内科医として、どういったことを心がけて診療に取り組んでおられるでしょうか?
かかりつけの内科医に求められるものは、幅広い知識であると私は考えています。偉そうなことを言いますが、専門外だから診れないというのはかかりつけ医として失格だと思っています。私が当院の院長になってからは、これまで専門としてきた消化器疾患以外の分野について自己研鑽することが多くなりました。患者様の相談には可能な限りお応えするようしていますので、診察時には遠慮なく様々な相談をしてください。メンタルの不調やお肌のトラブルといったご相談を受けることも少なくないですし、成人の方だけでなく小さなお子様の診察も行っています。
軽視してはいけない生活習慣病の本当の怖さ

そもそも、生活習慣病とはどういった疾患なのでしょうか?
代表的な疾患には、高血圧・糖尿病・脂質異常症・痛風(高尿酸血症)があります。生活習慣の乱れが原因とも言われているのでこのような名前がついていますが、いくら健康に気をつかっていても歳をとればこういった疾患に罹ってしまうことも珍しくはありません。
これらの病気の大きな特徴は、発症しても自覚症状が現れにくい点にあります。放置していても今日明日困ることはほぼないですが、長い目でみると脳梗塞や心筋梗塞といった命に関わる病気を引き起こす危険性が高まるため、元気で長生きしたい方は早い段階からの治療をオススメしています。
先生のところではどのように生活習慣病の治療をされているのでしょうか?
基本的には飲み薬での治療になります。ただ、薬を飲むだけでは解決しません。生活習慣の改善が必要不可欠だと考えています。例えば、塩分や糖分など食事に気を付けたり、肥満を改善するためにカロリー制限をしたり、運動する習慣をつけたり…とここに書くときりがありません。当院では、普段の生活の中でどのようなことに気をつければ良いかをなるべくわかりやすく患者様にお伝えしています。患者様の好みや人生観をとても大事にしているので、「これならできる!」と思ってもらえるような生活習慣の改善プランを患者様一人ひとりに個別の提案をしています。そうすると必要な内服薬を減らすことも可能です。個人的には薬をたくさん処方することは避けたいので、患者様にお出しする薬の数は最小限になるよう心掛けています。
生活習慣病の治療の大切さについて教えてください。
血圧や血糖値が高いので薬は飲んでいるけど、何のために薬を飲んでいるかわからない方は意外と多いのではないでしょうか?血圧や血糖値といった数値を正常値にするためと言えばそれまでですが、大切なのはその先にある目的です。一言でいえば重大な病気にならないためですが、今やネット時代ですので、患者様にそれぐらいは知っていると言われるかもしれません。ですので、診察時には、『こういう重大な病気になると、具体的にこういった状況になりますよ。』と説明しています。そうすることで患者様の現在の身体の状態を知って頂き、投薬治療の継続だけでなく、食事や運動といった生活習慣の見直しにつながるのではないかと考えています。重大な病気に罹ると、これまでできていたことが急にできなくなるわけですからね。急に働けなくなったり、趣味を楽しめなくなったりすると誰しも困ると思います。なので、生活習慣病の治療は、『未来の自分への投資』に近いかもしれません。
生活習慣病に関わる隠れた病気がわかったとき、先生のところではどのように治療をされていくのでしょうか?
かかりつけの内科に従事している私は、命に関わる重大な病気をいかに早めの段階で見つけるかを至上命題として診療に臨んでいます。どれだけ健康に気を遣っていても、大きな病気にならないという保証はできません。個人的に、ちょっとした体調の変化やわずかな血液検査での数値の変化から重大な病気を見つけることを得意としています。なにか体調で気になることがあれば、どんな些細なことでも結構ですので、診察時に気軽に相談して頂ければと思います。当院にはレントゲン装置・心電計を設けていますし、超音波検査・内視鏡検査といった詳細な検査まで行うことができます。大きな病院に行くのも大変だと思いますので可能な限り当院で検査を行いますが、その結果次第で高次医療機関でさらに詳しい検査や治療が必要と判断した場合は、患者様の希望に合わせた専門医療機関へ紹介をしています。

苦痛の少ない検査でがんやその他の疾患の早期発見・治療を目指す

生活習慣病とともに、中年以降になるとやはりがんが気になります。「もしかすると胃や腸に異変が…」と思われる違和感や自覚症状にはどのようなものがありますか?
残念ながら、胃がんや大腸がんは初期には自覚症状がほとんどありません。進行するとお腹の痛み・下痢や便秘といった便通の変化・便の色が赤黒いなどの症状が現れることがありますが、その時にはもう大きな手術が必要な程に進行してしまっているということも少なくありません。検査を受けた方が良いかお悩みの方はまずかかりつけ医に相談することが大切です。
貴クリニックでは内視鏡検査を専門的に行っていますが、まず胃カメラでどんな病気がわかりますか?
胃カメラでは、食道・胃・十二指腸までを直接観察することができます。がんやポリープ・炎症など様々な病気を発見することができます。胃がんの原因となるピロリ菌が胃の中にいるかも検査できます。ピロリ菌を放置していると、胃炎が進行し、胃がんになるリスクが高くなります。飲み薬でピロリ菌を除菌することができますし、ピロリ菌を除菌すればがんや潰瘍といった大きな胃の病気を予防することもできますので、1度も受けたことがなくて心配という方は是非ご相談頂けたらと思います。
次に、大腸カメラはどんな方に、どんな状況のときに検査をおすすめしますか?
当院では、会社での便潜血検査でひっかかったり、腹痛・便秘・下痢といったお腹の不調で検査を受けられる方が多いです。個人的な感想ですが、40歳をすぎると大腸にポリープや早期の大腸がんが見つかる割合が増えてくる印象を受けます。大腸にポリープや早期のがんがあっても自覚症状はありませんし、たまたまそれらが見つかって患者様が驚かれるケースも少なくありません。ですので、お腹の調子が悪い方は、40歳を超えたら一度は大腸カメラの検査をオススメしています。
ポリープなどがあった場合、どのように対応するのでしょうか?
小さいポリープは検査中にその場で切除します。ポリープが大きく出血のリスクがある場合や、がんが疑われる場合には大きい病院へ紹介をします。定期的に検査をしていれば、新しいポリープができていたとしても小さいポリープですむので、大きい病院へ紹介しなくてもよいケースがほとんどです。大腸ポリープを切除した場合は日帰り手術(※術後の経過観察のため通院いただく場合があります)となりますので、日帰り手術でお金がもどってくる医療保険や生命保険に加入されている方は給付金の対象となるケースが多いです。
胃カメラも大腸カメラも定期的に受けることが大切だと思います。先生は特に大腸カメラを定期的に受けた方が良いとオススメされておりますが?
もちろん胃カメラも大腸カメラも定期的に検査した方が良いのですが、特に大腸カメラの方が定期的に検査をする意義があると個人的には考えています。
ピロリ菌の除菌が進んで、胃がんに罹る人は減ってきています。しかし、大腸がんは部位別のがん罹患数は第1位で、一生のうちに大腸がんと診断される確率は10人に1人と推計されています。また、大腸の場合は、いきなり大腸にがんができることは珍しいです。大抵の場合は、まず小さいポリープができて、それが大きくなって、がんへと進行していきます。これは意外と知られていない事実なので、ぜひ知っておいていただきたい大切なポイントです。そのため、定期的に検査をして、小さいポリープのうちに切除しておくことが大腸がんの予防になります。何年毎に1回は受けた方が良いという方針は存在しないのですが、大腸ポリープができやすい体質の方は数年に1度は受けた方が良いのではないかと考えています。

大腸カメラを受けることに躊躇われる患者様も多いのではないでしょうか?
確かに診察をしていても、大腸カメラを受けることに抵抗感がある人が未だ多い印象を受けます。大腸カメラは痛い・恥ずかしいといったイメージがあるように思います。もし抵抗があるなら、まず便潜血検査(便に血が混じっていないかの検査)は受けておいた方が良いでしょう。大腸の病気を見つける万能な検査ではありませんが、腸の病気が見つかるきっかけとなることも少なくありません。私自身も胃カメラ・大腸カメラ両方受けたことがあります。確かに下剤を飲むのには苦労しましたが、検査自体は大腸カメラの方がしんどくなかったと感じています。ですので、検査を躊躇われている方は是非当院へ相談して頂ければ、本当に検査が必要かも含めて診察を行います。
最後に、貴クリニックで体の不調について診察を受けようと考えている方、Medical DOCのサイトを訪れている読者に対してメッセージをお願いします
最後までお付き合い頂きありがとうございました。本来であればここで述べたことは当院へ来院される患者様全員に伝えたいことなのですが、診察の時間も限られているので、なかなかできないのが正直なところです。世の中には様々な考え方を持った先生方がおられるので、ご自身に合ったかかりつけ医が見つかると良いですね。私の話を聴いて共感できる部分がございましたら、是非当院へ相談に来てください。
編集部まとめ
普段から病院に行き慣れていない人ほど、軽度な体の不調でも自己完結させてしまいます。しかし、放置をして重大な疾患に発展してしまってからでは手遅れになることも。そうならないためにも、「体調不良=内科受診」という意識を常に持ち、医師とともに体調管理を徹底することがとても重要です。内視鏡検査などで自分の体と向き合い、早い段階で不安を取り除き、健康的な生活を目指しましょう。

医院名
なかむら内科・内視鏡クリニック
診療内容
⽣活習慣病 内視鏡検査 健康診断・人間ドック など
所在地
大阪府東大阪市源氏ケ丘6-5
アクセス
近鉄大阪線「長瀬」駅より徒歩7分
近鉄大阪線「弥刀」駅より徒歩10分



