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不安なく、気軽にインプラント治療が受けられる環境をつくる【千葉県鎌ケ谷市 みつはし歯科医院】

 公開日:2024/04/25

不安なく、気軽にインプラント治療が受けられる環境をつくる
不安なく、気軽にインプラント治療が受けられる環境をつくる

歯周病やむし歯、外傷など、さまざまな理由で失った歯を補う治療法として定着しつつあるインプラント現在では多くの歯科クリニックで治療が受けられるようになったが、その分「どこで治療を受けたらいいのかわからない」と悩んでいる方も増えているのではないでしょうか。そこで今回は、ICOI(国際インプラント学会)認定医として数多くの治療経験を持つ、みつはし歯科医院の三橋淳也院長に、インプラント治療の“現在地”と、自分に合ったクリニックの選び方についてお話を伺った。

Doctor’s Profile
三橋 淳也(みつはし・じゅんや)
みつはし歯科医院 院長

1981年に日本大学松戸歯学部、1984年に日本大学大学院を卒業後、1985年千葉県鎌ケ谷市にみつはし歯科医院開院。むし歯や歯周病などの一般歯科治療はもちろん、早くからインプラント治療の知識・技術の研鑽に励み、現在、ICOI(国際インプラント学会)、日本歯科先端技術研究所に所属し活躍。

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インプラント治療のメリット・デメリットを「正しく」理解

むし歯や歯周病で歯が抜けた状態を放置してしまうことのリスクを教えてください

歯が抜けた状態を放置する一番のリスクは、噛み合わせが変わってしまうことです。それによって噛む力や咀嚼能力が低下するのはもちろん、噛み合わせが変わることで欠損している部分へとほかの歯が動いてしまいます。たとえば、下の歯が欠損すると、同じ位置にある上の歯が下に降りていくといったように、隣接する歯にも大きな影響をもたらします。
また、永久歯は人により28本~32本生えていますが、そのうちの2、3本が抜けてしまった場合、残された歯に大きな負担がかかり、それが原因でさまざまな不都合が起こる可能性も出てきます。特に歯周病が進んでいる方などは、それが原因で急に歯がグラグラし始めるということもあり得ます。
歯が抜けても「痛みがないから」と放置するのではなく、できるだけ早く歯科医院で治療を受けるようにしてください。

インプラント治療のメリット・デメリットを「正しく」理解

さまざまな治療法の中で、インプラントが優れている点はどこにありますか?

歯が抜けてしまった場合の治療としては、入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントの3つがあります。入れ歯は装着が簡単で治療が短期間、そして保険適用のものを選べば比較的安価で治療することができます。また、ブリッジは取り外しの必要がなく、自分の歯と同様に違和感なく噛める点に優れているといえます。ただ、入れ歯もブリッジも残った歯に装着するので、どうしてもその部分に負担がかかってしまうといったデメリットもあります。
その点、インプラントは歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上から人工の歯を取り付けるので、天然歯に近い噛み心地と自然な見た目を得ることができます。また、隣接する歯を削る、装置を取り付けるということもないので、周囲の歯への負担が少ない点も大きなメリットだといえますね。

では逆に、インプラント治療のデメリット、注意すべき点はありますか?

やはり初期に手術をしないといけないこと、そして症例によっては治療に長い期間がかかることでしょうか。そして、保険適応外の自費診療となる点もデメリットかなと思います。
また、インプラントを入れて「治療終了」ではなく、その後のメンテナンスは必須となります。特に喫煙者や治療後に糖尿病となった、有病者になったという方は、しっかり定期的にメンテナンスや健診を行い、状態を確認する必要があります。そういった面倒さ、大変さをデメリットに感じる人もいると思います。

インプラント治療のメリット・デメリットを「正しく」理解

なるほど、インプラント治療にはちょっと悩ましい面もあるのですね

そうですね。ただし、デメリット部分を差し引いても、インプラント装着後の快適さは入れ歯やブリッジの比ではないと思います。

技術・環境が進化。今やインプラントは「特別な治療」ではない!

技術・環境が進化。今やインプラントは「特別な治療」ではない!

インプラントの場合、メンテナンスが必須と聞いています。それを怠るとどんな不具合が起きる可能性がありますか?

インプラントは「入れたらその後、ずっと使える」ことが約束された治療ではありません。長く使用している間には、噛み合わせの変化や、その後糖尿病に罹患したなど、体調面の変化によってインプラントの状態に変化が出ることもあります。
そうした変化を早期に発見して、早めにケアする。そしてそのような不具合をなるべく起こさせないためにインプラントの周りをキレイに清掃することが大切なのです。

インプラント治療が登場してから長いですが、技術や環境はどう変化していますか?

治療器具がシンプルになり、使う数が少なくなったことで、インプラントを埋めるための手術時間は大幅に短縮しました。また、顎の骨に空洞があって、そのままではインプラントを入れるのが難しい場合には、粘膜を持ち上げて部分的に骨を増肥させるのですが、そうした治療に使用する器具も多彩になり、そのおかげで治療成功率もグンとアップしています。
こうした進歩によって、10年前は治療をお断りせざるを得なかったような症例も、治療に取り掛かれるようになりました。治療を受ける患者さんの負担も軽減されたのではないでしょうか。

かつて「インプラント治療が難しい」といわれていたのはどのような症例ですか?

たとえば、歯周病などを長く放置しすぎたとか、長期間入れ歯を使い続けたことによって顎の骨が痩せすぎていて、インプラントを入れるスペースがないというケースですね。
たとえば上顎の奥歯の場合、今は上顎洞という部分にある粘膜を持ち上げて、そこの空間に補填剤を充填し、骨を増肥させる治療を行い、その上でインプラントを入れることができます。また、下顎に関しても以前は神経や動脈が入った管があって治療が難しい部分がありましたが、今はショートタイプのインプラントが登場しています。状態を拝見して、神経があまりにも近いケースを除いては、「できない」とお断りすることも少なくなってきています。

技術・環境が進化。今やインプラントは「特別な治療」ではない!

インプラント治療の医院選びは症例数や治療経験なども参考に

インプラント治療の医院選びは症例数や治療経験なども参考に

インプラント治療は手術が怖い、痛いというイメージもあるようですが?

先ほどもお話ししたように、「器具の進化」によって手術の時間が短くなり、以前なら1本で30分くらいかかっていたものが、今では5~10分程度で済むくらいになっています。何本もインプラントを入れた症例などを見ると「痛そう」と感じるかもしれませんが、痛みはほとんど感じることなく治療できるようになっています。
事実、当院で一度インプラント治療を経験された方は、もし次になんらかの事情で歯を失った場合、迷うことなくまたインプラント治療を選択されます。その点からも、インプラント治療は患者さんにとってそのくらい「辛くない治療」になっているのだと感じています。

どこでインプラント治療を受けるか、歯科医院選びのポイントがあれば教えてください

まずは、これまでの症例をきちんと見せてくれるかどうかというのは大きなポイントだと思います。カウンセリングのときなどに「自分と同じような症状の方の治療事例を見せて欲しい」とか「インプラントの本数が多い方の症例はどんなものがありますか?」などと聞いてみるのもおすすめです。やはり歯科医師の技術の高さはさまざまな症例を治療した経験があるかないかによって変わってきますので、少なくともその歯科医院・医師の症例数や治療経験は事前にチェックしておくほうがよいでしょう。
あとは、価格についてもしっかり確認しておくこと。インプラント治療は自費診療になりますので、医院ごとに価格は変わってきます。たとえば見積りの段階で提示された金額があまりに高額など、少しでも疑問を感じる点があれば、きちんとその内訳を提示してもらうことも大切です。

では、貴院でインプラント治療を受ける場合の費用を教えていただけますか?

その方の状態によって変わりますが、当院ではインプラント1本あたり121,000円。それ以外に骨の欠損部分があり、その部分の骨をつくる処理をする場合は1カ所につき33,000円。重度の骨の欠損があり、メンブレン(摸)を使用して骨を造成する場合は1カ所につき66,000円。さらにチタンメッシュを使用する高度な骨造成が必要な場合は、1カ所につき88,000円となっています。
また、インプラント埋入時、1回につき5,500~7,700円の手術料をいただいています。いずれも税込み価格です。
今は材料費が高騰しておりますから、この価格を続けることが難しくはなっていますが、今後もできる限り価格を抑えて、多くの方に受けやすい治療として提供していきたいと思っています。

インプラント治療の医院選びは症例数や治療経験なども参考に

インプラント治療を行う上で先生が大切にしていること、心がけていることはありますか?

インプラント治療は保険治療ではありませんので、患者さんも治療の内容や価格などを調べ、ある程度の知識を持って来院される方がほとんどです。ですから私たち医師も、自分たちの思いだけで治療を進めるのではなく、患者さんとお互いにコミュニケーションを取りながら進めて行くことが大切だと感じています。
当院ではカウンセリングで患者さんの声に耳を傾け、また治療のリスクなどもしっかりと説明し、理解していただいた上で治療を行うよう徹底しています。インプラント治療はそれなりに長い期間の治療になりますので、信頼関係を築く上でも、シンプルですがそれが一番大切なことではないでしょうか。

最後に今後、インプラント治療を検討している方へメッセージをお願いします

現在も年間1,000件以上のインプラント治療を行い、豊富な治療経験を重ねるなかで、当院ではインプラント治療は、もう以前のような「特別な治療」「難しい治療」ではなく、一般歯科治療とかわらないものだと考えるようになっています。
私たち医師も症例が増え、知識も技術も高まっていますし、器具が進化したことでインプラントを入れる際にも適した位置にピタッと入れることができるようにもなっています。ですからもっとインプラントを身近なものとして、感じていただきたいです。
そのためにも技術、そして価格の両面から、誰もが気軽にインプラント治療が受けられる環境をつくっていきたいと思っています。

編集部まとめ

豊富な治療経験で培われた確かな技術を、決断しやすい価格で提供してくれるみつはし歯科医院。入れ歯やブリッジより、見た目的にも機能的にも優れているけれど、手術が必要で保険適用外の自費診療であるため、「怖い」「高価で手が出ない」と敬遠されがちなインプラント治療を「誰もがもっと気軽に受けられる治療にしたい」との想いで日々研鑽に励んでいます。こちらの質問にわかりやすく丁寧に答えてくださった三橋先生の誠実な姿に、それまで抱えていたインプラントへの不安や疑問もスッキリと解消できるはずです。

みつはし歯科医院

医院名

みつはし歯科医院

診療内容

インプラント治療 入れ歯義歯) 予防治療 など

所在地

千葉県鎌ヶ谷市東道野辺7-19-44

アクセス

東武野田線「馬込沢」駅より徒歩6分

この記事の監修歯科医師