美しさと機能性が両立! 美容院のように気軽に通える審美治療【小樽市稲穂 アップル歯科】
「前歯を白くしたい」「銀歯を白い歯に換えたい」など、審美治療を受けてみたいと思っていても、治療費が心配で躊躇している人は多くいる。たしかに、一般的な審美治療は決して安価とはいえないだろう。しかし、小樽市稲穂のアップル歯科では、CAD/CAMの導入により費用を抑えた審美治療を受けることが可能。また、審美治療は単に見た目だけでなく、二次カリエスの予防など機能面でも有効であるという。同院の迫健太郎院長に、審美治療についてわかりやすく解説していただいた。
迫 健太郎
アップル歯科・院長
長崎生まれの長崎育ち。大学入学を機に北海道に渡り、2006年に北海道医療大学を卒業。ちりべつファミリー歯科医院、手稲イースト歯科クリニックで臨床経験を積み、2011年にアップル歯科を開院。「怖い」「痛い」といった歯科医院のイメージを変え、誰もが美容院のような感覚で、気軽に通える歯科医院を目指している。
セラミックは見た目だけでなく、歯の健康にもよい影響
歯の美しさにこだわる人が増えている現代、前歯の色や銀歯などにストレスを感じている人も多いかと思います。審美治療を受けに貴院を訪れる患者さんで、一番多い悩みや要望はどのようなことですか?
やはり、歯を白くしたいという人は多いですね。でも、あまり高額の審美治療は受けられないということで、当院を選んで来られます。従来の審美歯科治療は、職人さんがセラミックを焼いて歯をつくるので、どうしても費用が高額になります。ただし、それでは一般の方が気軽に審美治療を受けることができません。
当院は金銭的に余裕のない方でも歯を白くすることができるシステムをつくろうと思い、開業時から「CAD/CAM」を導入しています。というのも、審美歯科治療のハードルを下げたかったからです。「CAD/CAM」を導入することで、費用を抑えることが可能となり、若い方や主婦の方でも気軽に治療を受けることができます。
また、子どもの歯の治療に、あまりお金をかけないという保護者の方も多くいらっしゃいます。子どもこそ、銀歯などの金属はよくないですから、セラミックを入れてあげたほうがいいと思います。金属アレルギーの人も、セラミックに替えることで、症状をかなり抑えられるケースが多くあります。
白い歯というと、やはり前歯のイメージがあります。奥歯に関してはどうなのでしょうか?
審美治療を受けたほうがよいのに、ためらう人がいる理由はどこにあると先生は思われますか?
なぜ、セラミックは歯の健康によいのですか?
これは意外と知られていないのですが、セラミックを入れることで、金属を入れるよりもむし歯になる確率を大幅に下げることができるのです。ブリッジにセラミックを使う場合でも、金属に比べて支えている歯にかかる負担は格段に低くなります。というのも、金属は「しなる」性質があり、「側方圧」といって倒れる力が働くため、歯にどうしても負担がかかってしまうからです。
また、セラミックを使うことで、「二次カリエス」になりにくいというメリットもあります。セラミックは金属に比べて密着度が高いので、細菌が侵入しにくいためです。
さらに、セラミックを使うことで「歯周病」にもなりにくくなります。金属は炎症性の物質なので歯茎が腫れたりしますが、セラミックにはそれがありません。開院して10年以上セラミックを使い続けてきて、いまそれを実感しています。
セラミックを入れると「二次カリエス」になりにくいとのこと。そもそも、二次カリエスとはどのような状況でしょうか?
CAD/CAMは従来のセラミックよりも品質の差が少ない
先生から見て、審美治療を受けたほうがよい患者さんとはどのような方でしょうか?
本来は「すべての人」ではないかと思います。若い方ももちろんですし、70代、80代の方も、生活の質を上げるために審美治療をされる方はたくさんいらっしゃいます。やはり歯が白いと、気持ちも明るくなりますし、生活が楽しくなりますからね。
貴院では、CAD/CAM冠を早くから導入されて、もう12年以上と伺いました。CAD/CAMとはどのようなものかご説明をお願いします
逆に、CAD/CAM冠の治療に問題点などはないのでしょうか?
従来のセラミックに比べて、治療が早いのと治療費が安くなる点については、CAD/CAM冠の最も大きなメリットです。それ以外にも、CAD/CAMは口内のデータをレーザーでスキャンするので、歯型を取る必要がありません。
わかりやすくいえば、3Dスキャナーのようなイメージです。レーザーで口内の型のデータを取り、そのデータに合わせて機械が歯を削り出し、それを患者さんの口内に接着するという流れです。早ければ1日で治療が終わります。
よく「人の手をかけてつくった歯の方が、クオリティが高いのでは?」と聞かれるのですが、そんなことはありません。人がつくったものはどうしてもエラーが生じるので、機械の方がかえって品質がいいと私は思います。当院にはセレックを扱える歯科技工士がいますので、製作を外注する必要もなく、その分価格を抑えることができます。
ただし、口内の型を取らない場合は、保険外の取り扱いになります。型を取れば、歯の位置によっては保険適用になるので、大幅に安い金額で治療を行うことができます。また、CAD/CAM冠はオールセラミックに比べると、耐久性の面で若干劣るというデメリットもあります。
貴院で審美治療を行う場合、費用はどのくらいになりますか?
CAD/CAM冠の費用は、1歯30,000円~130,000円(税込)です。保険適用になる場合は、数千円で治療することもできます。
オフィスホワイトニングは1回2,200円~33,000円(税込)、ホームホワイトニングは1回22,000円(税込)、マウスピース型矯正は800,000円(税込)です。それぞれのデメリットとして、オフィスホワイトニングは比較的後戻りしやすく、ホームホワイトニングは白さを実感するまでに時間がかかります。また、マウスピース型矯正治療は虫歯や歯周病になりやすい恐れがあります。続いて、治療期間についてです。オフィスホワイトニングは院内で1.5時間~2.0時間の治療をし、通院回数は1~3回です。ホームホワイトニングは4.0H~毎日、自宅などで装着していただき、約2~4回通院をしていただきます。マウスピース型矯正治療の治療期間は約1~2年で月に約1~2回通院していただきます。
見た目ばかりでなく、歯周病をおろそかにしないことが大切
審美治療を行う上で、患者さんが気をつけておきたいことはありますか?
見た目ばかりを重視して、歯周病をおろそかにされている患者さんも多いので、その点は注意していただきたいですね。どんなに見た目が美しくなっても、土台が駄目になってしまっては水の泡です。やはり最も大事なのは歯周病予防です。
たとえば、いま若い人の中で意外と多いのが、隠れ歯周病です。歯周病は徐々に進行するので、最初のうちは気づきません。しかし、そのままにしておくと後で大変なことになります。歯科医院に通って、そうしたことも定期的にチェックしながら、健康な歯を保ち続けましょう。
当院は、私と歯科技工士以外のスタッフは全員歯科衛生士ですので、歯周病の予防についても気軽にご相談ください。
貴院で審美治療を受けた患者さんからはどのような声が届いていますか?
歯科医院というと、どうしても「怖い」「痛い」というイメージがあり、通うのが億劫な人も多いかもしれません。当院は、そういう歯科医院のイメージを払拭したいと考えています。幸い、美容院のように誰もが気軽に通えるクリニックとして、多くの方にご来院いただいています。