進化を続けるインプラントは予防と診断重視のクリニックで【東京都品川区 西大井駅前歯科クリニック】
更新日:2023/05/18
大切な歯を失ってしまった人にとって、インプラントは希望を感じさせる選択肢のひとつだ。しかし保険外診療という側面もあり、歯科医院ですすめられても何を基準に決断すればよいのか、それしか選択肢はないのか、新たな悩みを抱える人も多いようだ。そこで補綴・インプラント両方の専門医である西大井駅前歯科クリニックの小澤宏亮理事長に悩める患者へのメッセージを伺ってみた。
Doctor’s Profile
小澤 宏亮
医療法人社団BLISS 西大井駅前歯科クリニック 理事長
小澤 宏亮
医療法人社団BLISS 西大井駅前歯科クリニック 理事長
2004年昭和大学歯学部卒業。2008年昭和大学大学院歯学部歯学研究科にて歯学博士号修得。出身大学の高齢者歯科学講座、インプラントセンターで経験を積み、高齢者歯科学講座では助教、兼任講師を務める。2011年オザデンタルクリニック開業。2018年より医療法人社団BLISS西大井駅前歯科クリニック 理事長。補綴・インプラントの専門医として、それぞれに専門の強みを持つスタッフとともに患者一人ひとりの口腔に向き合っている。
インプラントのメリットについて教えていただけますか。
まず少数歯欠損の場合ですが、口の中は髪の毛が一本入っただけで異物を感じますよね。ですから、粘着させるタイプの入れ歯は大きな異物として違和感を持たれる方も多いんです。入れ歯は保険内で安く装着できますし、人によってはインプラントと遜色ない噛み合わせを実現することもできますが、なかには「外れやすい」「違和感が取れない」という方もいらっしゃいます。
また、ブリッジは健康な2本の歯を削らなくてはなりません。そういった入れ歯やブリッジの悩みを救ってくれて、なおかつ噛み合わせの機能も果たしてくれるのがインプラントといえます。
次に多数歯欠損の場合ですが、多くの歯を失っている場合、入れ歯では歯が揃っている状態の40%程度の咬合力しか発揮できないんです。そんな多数歯欠損の方の咬合力を100%に近づけるにはインプラントが有効だと考えています。以前のように全部をインプラントにしなくても、少ない本数のインプラントを入れて、そこに入れ歯を固定するオーバーデンチャーという方法もあります。
また、ブリッジは健康な2本の歯を削らなくてはなりません。そういった入れ歯やブリッジの悩みを救ってくれて、なおかつ噛み合わせの機能も果たしてくれるのがインプラントといえます。
次に多数歯欠損の場合ですが、多くの歯を失っている場合、入れ歯では歯が揃っている状態の40%程度の咬合力しか発揮できないんです。そんな多数歯欠損の方の咬合力を100%に近づけるにはインプラントが有効だと考えています。以前のように全部をインプラントにしなくても、少ない本数のインプラントを入れて、そこに入れ歯を固定するオーバーデンチャーという方法もあります。
インプラントを視野に入れて相談するならどんな歯科医院がよいと思われますか。
「インプラントありき」という考え方ではない歯科医院ですね。それよりも総合的に口腔内を見て、予防や歯周病治療に力を入れている歯科医院をおすすめします。なぜかというと、インプラントを考えるということは歯の欠損があるということで、そこには欠損に至る過程があるからです。
もともと歯磨きがうまくない、菌の多い口腔だったなどの原因が考えられるんですね。そういう方の場合、ケアを得意とする歯科医院のほうがインプラントを維持できる可能性が高いんです。
2つ目はやはりインプラントの専門医のいる歯科医院。インプラントで事故が起きるとしたらそれは技術の問題ではなく、最初の診断ミスの場合がほとんどなんです。しっかりとした診断能力で、難しいケースは難しいと言える歯科医院を選ぶべきだと思いますね。
3つ目は、ちゃんと連携している総合病院があるかどうか。そして4つ目は、どんなインプラントのメーカーを使用しているかです。歴史の浅いメーカーの場合、患者さんに10年後どうなるかと聞かれてもこちらも答えられません。せっかくインプラントをするなら、20年後・30年後を想定して安心して装着できるものを選んだほうがよいと思います。
もともと歯磨きがうまくない、菌の多い口腔だったなどの原因が考えられるんですね。そういう方の場合、ケアを得意とする歯科医院のほうがインプラントを維持できる可能性が高いんです。
2つ目はやはりインプラントの専門医のいる歯科医院。インプラントで事故が起きるとしたらそれは技術の問題ではなく、最初の診断ミスの場合がほとんどなんです。しっかりとした診断能力で、難しいケースは難しいと言える歯科医院を選ぶべきだと思いますね。
3つ目は、ちゃんと連携している総合病院があるかどうか。そして4つ目は、どんなインプラントのメーカーを使用しているかです。歴史の浅いメーカーの場合、患者さんに10年後どうなるかと聞かれてもこちらも答えられません。せっかくインプラントをするなら、20年後・30年後を想定して安心して装着できるものを選んだほうがよいと思います。
確かな診断力と専門性による安全安心なインプラント治療
西大井駅前歯科クリニックでインプラント治療を行う際の治療の流れを教えてください。
初診では何をお悩みなのかをしっかりとお聞きします。「入れ歯で噛めない」と言われたからといって、すぐにインプラントをおすすめすることはありません。私はインプラントだけでなく入れ歯の専門医でもあるので、まずは入れ歯で徹底的に治療することを考えます。しかし今以上に噛みたい、ストレスを軽減したいなどの要望があり、それに対してインプラントが有効であれば、インプラントを選択していただきます。
ケースによりますが、CT撮影し、インプラントを埋め込む骨があるかどうかを確認できたら即手術し、その日に日帰りで歯を入れて帰れる方もいます。しかし、当院の場合は、基本的にしっかり骨とくっついて安全性を確保してから噛ませるようにしています。したがって、骨がくっつくまで約3~4カ月。個人差はありますが長い方でもだいたい半年で完了します。
ケースによりますが、CT撮影し、インプラントを埋め込む骨があるかどうかを確認できたら即手術し、その日に日帰りで歯を入れて帰れる方もいます。しかし、当院の場合は、基本的にしっかり骨とくっついて安全性を確保してから噛ませるようにしています。したがって、骨がくっつくまで約3~4カ月。個人差はありますが長い方でもだいたい半年で完了します。
インプラントを行った患者さんで印象に残っている方はいらっしゃいますか。
食べるのが趣味なのにほとんどの歯がグラグラしているという70歳くらいの患者さんですね。社会的に地位もある方で、「最後は好きなものをたくさん食べてきれいな歯で死にたい」とおっしゃって。「それでは入れ歯じゃだめですね」ということでインプラントを行い、さらに当院の専門医による矯正も行いました。
まったく噛めなかったのに、歯並びもきれいになり、「しっかり噛んで食べられるようになったし、人前で歯を見せて笑えるようになった」と大変喜んでくださいました。現在は80歳を超えられましたが、今も問題なく過ごしていらっしゃいます。
もうお一人は、交通事故で前歯を欠損し、3年くらいずっと他院で施術を断られていたという40代の女性です。骨も欠損していたので、まず骨を造成するところから始め、1年余りかけて前歯にインプラントを入れました。「うまくいかないかもしれない」とリスクをお伝えしての施術でしたが、幸い成功しました。女性らしくきれいな歯に戻れたと、とても喜んでいただけましたよ。
まったく噛めなかったのに、歯並びもきれいになり、「しっかり噛んで食べられるようになったし、人前で歯を見せて笑えるようになった」と大変喜んでくださいました。現在は80歳を超えられましたが、今も問題なく過ごしていらっしゃいます。
もうお一人は、交通事故で前歯を欠損し、3年くらいずっと他院で施術を断られていたという40代の女性です。骨も欠損していたので、まず骨を造成するところから始め、1年余りかけて前歯にインプラントを入れました。「うまくいかないかもしれない」とリスクをお伝えしての施術でしたが、幸い成功しました。女性らしくきれいな歯に戻れたと、とても喜んでいただけましたよ。
口の中の細菌をコントロールするインプラントのメンテナンス
インプラントのフォローにも力を入れていらっしゃるそうですね。
実は口の中の細菌の種類や量は人によってまったく違うんです。インプラントはその後のケアが非常に重要になりますので、当院は位相差顕微鏡で患者さんの口の中の細菌を撮影し、モニターで動画をお見せしています。菌の種類や量に合わせたケアでなければ有効に菌をコントロールできないからです。
ご自分でご自身の菌を見て知っていただき、意識を高めた上で、その方に合った成分の入った洗口液や歯ブラシをおすすめします。そうして菌をコントロールし、定期健診の頻度も決めていきます。
皆さん、言葉だけで「菌が多い」と言われるより、モニターで見ることでしっかりケアしようと思われるようです。口腔内の個人差は遺伝的要素によるところも大きいのですが、生活習慣によってもある程度改善できます。今後は唾液の成分の測定も考えており、インプラントの患者さんに限らず科学的なアプローチで患者さんの歯の健康をより守っていきたいと考えています。
ご自分でご自身の菌を見て知っていただき、意識を高めた上で、その方に合った成分の入った洗口液や歯ブラシをおすすめします。そうして菌をコントロールし、定期健診の頻度も決めていきます。
皆さん、言葉だけで「菌が多い」と言われるより、モニターで見ることでしっかりケアしようと思われるようです。口腔内の個人差は遺伝的要素によるところも大きいのですが、生活習慣によってもある程度改善できます。今後は唾液の成分の測定も考えており、インプラントの患者さんに限らず科学的なアプローチで患者さんの歯の健康をより守っていきたいと考えています。
編集部まとめ
品川からひと駅の西大井駅から徒歩30秒という好立地にある西大井駅前歯科クリニック。理事長の小澤先生のお話しからは、インプラントの進化した情報のほか、患者のお口の健康を守りたいという強い想いを感じ取ることができました。明るくリラックスできるスタッフと内装で女性スタッフが優しく迎えてくれるので、一度お気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
医院情報
医療法人社団BLISS 西大井駅前歯科クリニック
所在地 | 〒140-0015 東京都品川区西大井1-3-3 コア・スターレ西大井第2ビル 3階 |
アクセス | JR湘南新宿ライン・横須賀線 西大井駅 徒歩30秒 |
診療内容 | 歯科一般 小児歯科 矯正歯科 義歯 ホワイトニング 他 |