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小児骨格矯正とは

 更新日:2023/03/27

小児骨格矯正とは

小児骨格矯正とは、顎の骨などの骨格の成長を利用して行う矯正治療を指します。
顎の骨の成長は矯正治療と大きく関わっており、上顎の成長のピークは7~8歳、下顎の成長のピークは11~13歳頃とされています。この成長の差を利用して、例えば反対咬合(受け口)では、上顎の成長を促進して下顎の成長を抑制することで矯正治療を行っていきます。
小児矯正は基本的に第1期矯正治療と第2期矯正治療にわかれており、第1期では乳歯から永久歯に生え変わる時期に行われこの段階で装置を使ってアプローチすることで反対咬合(受け口)、上顎前突(出っ歯)の治療を行いつつ永久歯の正しい萌出(生え代わり)を目指します。
第2期は生えそろった永久歯を整えるために行われるものですが、第1期のみで矯正治療が終了する場合もあります。

メリット

・顎の骨の成長を利用するため、姿勢など健康にも良い影響があるとされる
・成人矯正と比べ費用が抑えられる
・ワイヤー矯正などと比べ痛みが少ない

デメリット/副作用

・治療できる時期が決まっている
・矯正装置は自宅や学校での装着が中心のため、患者さんや親御さんの協力が必要不可欠である

治療期間

小児骨格矯正は3~4年程度、時間をかけて行われる矯正方法です。

費用相場

小児骨格矯正の費用相場は、第一期なら20~50万円程度、第二期なら30~80万円程度と治療する医院によって大きく異なります。生まれつき多数の歯がない場合や、顎の骨が大きくズレているケースなど、場合によっては健康保険が適用されるケースもあります。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師