インプラント治療に詳しい医師が語る!痛みと腫れを軽減する秘訣【横浜市都筑区 センター北駅前歯科】
インプラントは、咀嚼(そしゃく)や会話の違和感が少なく、見た目が自然といったように、メリットの多いことから、近年その需要が伸びています。一方で手術が伴う治療のため、痛みや腫れを気にする方も少なくないようです。
そこで今回は、インプラントに対する多くの知見をお持ちの【医療法人社団陽太会センター北駅前歯科 高井雄太先生】に、「インプラント治療における痛みと腫れ」についてお話を伺いました。
センター北駅前歯科 院長
日本歯科大学を卒業後、2院(後楽園デンタルオフィスと赤坂デンタルクリニック)でインプラント治療をはじめ多くの歯科に関する知見や技術を習得。センター北駅前歯科を開院し歯の治療は怖い・痛いというイメージを少しでも軽減してもらえるよう「できる限り削らない」「麻酔の工夫による」痛みの少ない治療を提供している。また、歯の治療を行うだけでなく審美性の高い歯科治療にも注力している。
耐えられる?!インプラント治療の痛みや腫れについて
痛みの感じ方や腫れ方には、個人差があるようです。そこで、実際にインプラントの治療の症例を多く知る【センター北駅前歯科の高井先生】に、インプラント治療における痛みや腫れについて、詳しくお話を伺ってみました。
とはいえ、不安や恐怖心が影響して痛みを感じる場合もあります。
このような心配がある方は、治療を決める前に、痛みに弱いことを医師に相談し、安心して治療に望みましょう。
また万が一治療中に痛みを感じたら、遠慮せず医師に伝えることも大切です。その際、激しくなる前に麻酔を追加することが重要となるでしょう。
さらに治療後の痛みも同様に我慢しすぎず、痛みを感じたら痛み止めを服用してください。こうすることで、通常の生活とほぼ変わらなく過ごすことができます。そして痛み止めを服用しても、痛みが軽減されない場合には、すぐに医師へ相談してください。
このようにインプラント治療に伴う痛みは、比較的少ないと予想できます。しかし、気になるのは痛みばかりではなく、術後の腫れについても確認したいのではないでしょうか?
そこでインプラント治療における腫れについて、引き続き高井先生に見解を伺ってみましょう。
また腫れやすい期間については、次の通りです。
通常のインプラント:抜歯とインプラント埋入が同時の場合約1週間
メンブレンテクニックを用いた場合2〜3日
抜歯の場合:治療当日から5日程度 少し頬が腫れる可能性あり
骨造成を行う場合:1週間程腫れる可能性あり
特に前歯を骨造成する場合には、一時的ではありますが顔の印象を変えるほど腫れることがあります。この背景を考えても、腫れる期間や程度に関する質問や、職業や大切な面接がある場合は治療時期の相談等は、医師へ積極的に確認するといいでしょう。
ちなみに当院では、腫れを含めたデメリットやメリットなどインプラント治療における説明を丁寧に行っています。また、患者様の症状から他の選択肢がある場合は、インプラント以外の治療もご提案します。
ここで高井先生から教えていただきましたインプラント治療における痛みと腫れについて、
治療工程別に程度や期間を下記にまとめましたので、参考にしてください。
治療プロセス | 内容 | 痛みの度合い・持続期間 |
一次手術 | インプラントを埋め込む手術 | 治療中は麻酔をしているため、ほぼ痛みは感じません。治療後、麻酔が切れると、痛みを感じることがありますが日常生活に支障をきたすような強い痛みにはほぼなりません。ただし、万が一痛みが我慢できない場合は、医師が処方する痛み止めを服用してください。痛みは治療後1~3日程度で収まります。 |
治療期間 | インプラントのチタンと骨が結合するのを待つ | ほぼ痛みを感じることはありません。 |
二次手術 | 2回法でインプラント手術した場合インプラントと人工歯(被せ物)を連結させる「アバットメント」というパーツを取り付けられるようにするための手術 | 埋まっているインプラントの頭を出す簡単な手術をするときに、歯に圧迫感を感じるまたは響くような痛みを感じることがありますが、麻酔を使用しますが痛みの長さは2〜3日程です。 |
人工歯(被せ物)装着 | 被せ物をネジまたはセメントで固定 | ほぼ痛みを感じません。 |
この表を確認すると、インプラント治療に伴うどの工程においても、痛みと腫れに対する必要以上な不安を感じる必要性は、ほとんどないということが伺えますね。
とはいえ繰り返しになりますが、痛みや腫れの感じ方には個人差があります。気になる症状は放置せず、医師に相談することが大切なのではないでしょうか。
歯茎や頬の腫れは、人体的に問題はない?
では次に、インプラント治療において、歯茎や頬が腫れること自体は人体上問題ないことなのか、という疑問について、高井先生の見解をお伺いしてみましょう。
そのため当院では、治療後に違和感がないよう、腫れる可能性が少しでもある場合は、過去の症例を参考に施策を考えています。また患者様の体質や治療部位を考慮し、腫れの程度や腫れが引くまでの期間を丁寧にご説明するといった対策も怠りません。
このように腫れる可能性だけでなく、なぜ腫れるか理由を事前に把握できるということはとても安心ですね。
痛みや腫れ以外にもある?インプラント治療後に発生する可能性がある症状
次に、痛みや腫れ以外にも治療後発生する可能性のある症状について、高井先生にお話を伺いました。
また、前歯のインプラント治療を行う場合、埋入の位置や治療のタイミングによっては歯肉が下がってしまうケースも考えられます。このような事態にならないためにも、抜歯するタイミングから施術プランをしっかりと考えてくれる医師を見つけることが重要です。
ここまでのまとめとして、痛みや腫れは体質や治療部位によって異なることや、痛みは内服薬で抑えられる程度であることがわかりました。
それでもやっぱり痛みが不安という方に向け、注目のインプラント治療をご紹介します。
【痛みに弱い方必見】痛みの少ないインプラント治療とは
痛みの感じ方には個人差があります。全く痛みを感じずにインプラント治療を行うことは難しいものですが、恐怖心から痛みを感じる方が実際かなり多いようです。この不安や恐怖心から感じる痛みを軽減できることで注目を浴びている静脈内鎮静法についてご紹介します。
静脈内鎮静法
静脈内鎮静法とは、睡眠をしているような、うとうとしている状況で受ける治療のことを言います。静脈内鎮静法は麻酔科医により、徹底した衛生管理のもと治療をすることが成功の秘訣となります。また、治療中の音や治療内容を気にせず治療を受けることができるため、恐怖感を感じることなくリラックスした状態で治療を受けられることが大きなメリットです。さらに、副作用や後遺症もないことも嬉しい特徴と言えるでしょう。
さて、静脈内鎮静法は、治療を受ける側にとってメリットが高い治療ということがわかりました。しかし静脈内鎮静法はインプラント治療において、一般的な治療法なのでしょうか。こちらについてもインプラント治療に詳しい、高井先生にお話を伺ってみました。
静脈内鎮静法は、すべての患者に対応する治療法でなくても、年齢や治療状況によっては問題なく実施できるということがわかりましたね。
【実際の患者の声】思っていた以上に痛くない!
ここまで歯科医院目線で見解を伺ってきましたが、実際にインプラント治療を経験された方の声も聞きたくありませんか?そこで高井先生より、実際にインプラント治療を受けた方の感想を伺ってみましょう!
早く治したい!術後の痛みや腫れを回復するための秘訣
また生活上では、治療した傷口を広げないように注意が十分な必要です。口を大きく開け過ぎたり、引っ張ったりしないよう心がけてください。そして治療後は医師の指示に従うことが何より大切です。洗口剤で口内を殺菌し、一定の用法・要領を守るといった、処方薬の服用も欠かさないようにしてくださいね。
・大きく口を開けない
・口内環境を清潔に保つ
・処方薬を医師の指示に従い服用する
これら3つを守ることが重要ということがわかりました。
さらに、これに加えて、以下の点にも注意をするといいでしょう。
・痛みや腫れがある場合は、我慢せず医師の処方薬を服用する
・処方の抗生物質は最後まで飲み切る
・飲酒・入浴・激しい運動など血行が促進される行動は控える
・ダウンタイム中の禁煙
・舌や指で患部に触れない
・術後は患部を避けて咀嚼する
・強い痛みや腫れが引かない場合など異常がある場合は、早めに医師に相談する
このように、ダウンタイムを早める方法は、少しの心がけで実施できる内容が多いと言えます。医師に頼るだけでなく、自分自身でできる対策は積極的に実施しましょう。
医師のアドバイス!痛みや腫れは不安になりすぎないで
インプラント治療において多少の痛みや腫れは、いわば自然な現象と言えます。そして、これらには必ず理由があるのです。
実際に痛みのメカニズムがわかっているからこそ、医療技術の進歩で少しずつ軽減できることが増えています。
メリットは感じていても痛みが不安でインプラント治療に踏み切れないという方は、不安が解消されるまで医師に相談するといいでしょう。
医学的根拠に基づいた医師のアドバイスに沿うことで、理解・納得できれば必要以上の不安は感じることなくインプラントを受けることができるのではないでしょうか。