ワイヤーかマウスピースか。メリット・デメリットから考える矯正治療【愛知県長久手市 クララスデンタル長久手】
更新日:2024/01/17
歯並びをよくするために行う矯正治療。日本では従来からあるワイヤー矯正が主流だが、最近では人に知られることなく行える「インビザライン治療」などのマウスピース型矯正も徐々に普及をし始めている。「治療法の判断基準がコストになってしまわないように」との考えで、ワイヤー矯正もマウスピース型矯正も同額で行っているクララスデンタル長久手の佐々木隆之先生に、それぞれの矯正法のメリット・デメリットを伺った。
Doctor’s Profile
佐々木 隆之
医療法人創準会
クララスデンタル長久手院長
佐々木 隆之
医療法人創準会
クララスデンタル長久手院長
愛知学院大学歯学部卒業。口腔外科を専門に、大垣市民病院口腔外科、愛知学院大学顎顔面外科などを歴任。2012年に父・佐々木瞻氏が約40年前に開院した「クララスデンタル長久手」を移転開業し現在に至る。
日本口腔外科学会認定医、臨床研修指導歯科医。
従来型のワイヤーか、見た目のいいマウスピースか
基本的な質問ですが、先生は歯並びを治すことをどのようにお考えでしょうか?
まず歯並びが悪いと虫歯や歯周病のリスクが高まります。これは、歯と歯の間に食べ物が挟まりやすく、歯磨きのみでは取り除ききれないことが多いからです。歯並びがよければ歯磨きもしやすく、口の中がきれいに保たれるため、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
また、歯並びの悪さは噛み合わせにも影響を及ぼし、噛み合わせが悪いと顎に負担をかけるだけでなく、全身のバランスもし悪くなってしまうと考えられているのです。
そして、なによりも綺麗な歯並びだと、写真の中や鏡に映った自分の笑顔が何倍も素晴らしく見え、笑顔に自信が持てるので気持ちも明るくなりますよね。
このように、歯並びを治すことはお口の中だけでなく、体や心の健康にも繋がることだと考えています。
また、歯並びの悪さは噛み合わせにも影響を及ぼし、噛み合わせが悪いと顎に負担をかけるだけでなく、全身のバランスもし悪くなってしまうと考えられているのです。
そして、なによりも綺麗な歯並びだと、写真の中や鏡に映った自分の笑顔が何倍も素晴らしく見え、笑顔に自信が持てるので気持ちも明るくなりますよね。
このように、歯並びを治すことはお口の中だけでなく、体や心の健康にも繋がることだと考えています。
矯正治療にはどんな方法がありますか?
大きく分けると、ワイヤー矯正とマウスピース型矯正の2つ。どちらも仕組みは同じで、ワイヤーあるいはマウスピースの力を使って歯を少しずつ動かし、歯並びを治していきます。もちろんそれぞれにメリット・デメリットがあります。
ではまず、ワイヤー矯正のメリット・デメリットを教えてください。
メリットとしては、昔から行われていて技術が確立しているため、どんな歯並びであっても確実に直すことができるというのが一番ではないでしょうか。また、あくまでも一般的な話ですが、ほかの治療法と比べて安価です。
デメリットは、歯の表面にワイヤーを装着するため、どうしても見映えが悪いこと。歯に強い力がかかることが原因で、痛みを感じる方も少なくありません。また、矯正中は装置を取り外すことなくずっと固定しているため、歯磨きなどのケアに手間がかかることもデメリットといえるでしょうね。
デメリットは、歯の表面にワイヤーを装着するため、どうしても見映えが悪いこと。歯に強い力がかかることが原因で、痛みを感じる方も少なくありません。また、矯正中は装置を取り外すことなくずっと固定しているため、歯磨きなどのケアに手間がかかることもデメリットといえるでしょうね。
マウスピース矯正についてはどうでしょうか?
費用を治療法の判断材料にしないために
先ほど金額が安いことがワイヤー矯正のメリットだという話をされていましたが…。
矯正治療はどのような手順で進めていくのですか?
まずは患者さんのお話をしっかり聞くことから始めます。歯並びに関して、何を悩んでいるのか、今後どうしていきたいのかを伺い、解決策を探っていきます。
ヒアリングの結果、矯正治療を進めていくことになったら、次はお口の検査を行います。
「アイテロ(iTero)」というデジタルスキャナーで口腔内を撮影し、直後に簡易的なシミュレーションをお見せします。
その後、「クリンチェック」というシミュレーションを行います。これは治療開始から終了までの歯の動きを3D画像で確認するもので、様々な情報を入力し修正を重ねる必要がありますので、完成までに約2週間をいただいております。
当院では、この「クリンチェック」を確認後にマウスピースかワイヤーかを患者さんと相談しながら決定していきます。
治療後の歯並びを患者さんが自らの目で確認することで、安心して治療に踏み切ることができるようになると考えています。
ヒアリングの結果、矯正治療を進めていくことになったら、次はお口の検査を行います。
「アイテロ(iTero)」というデジタルスキャナーで口腔内を撮影し、直後に簡易的なシミュレーションをお見せします。
その後、「クリンチェック」というシミュレーションを行います。これは治療開始から終了までの歯の動きを3D画像で確認するもので、様々な情報を入力し修正を重ねる必要がありますので、完成までに約2週間をいただいております。
当院では、この「クリンチェック」を確認後にマウスピースかワイヤーかを患者さんと相談しながら決定していきます。
治療後の歯並びを患者さんが自らの目で確認することで、安心して治療に踏み切ることができるようになると考えています。
クリンチェックには高額の費用がかかるのですか?
通常は3~5万円ほどかかりますが、当院では無料で行っております。「歯並びが気になる」という方に気軽に相談に来ていただきたいという思いがあるので、実際に治療に入るまでは無料としました。
それは患者さんの立場からすると、とてもありがたい話です。
患者さんに納得して治療をしてもらいたい。そのためには、私と患者さんとで「治療後の歯並びはどうなっているのか」というゴールイメージを共有しておくことが大切ではないかと考えています。
それにより、お互いの齟齬がなくなり、治療にも前向きに臨めるようになると思います。事実、当院で矯正治療を行っている患者さんに治療を途中で止められた方はひとりもいらっしゃいません。
それにより、お互いの齟齬がなくなり、治療にも前向きに臨めるようになると思います。事実、当院で矯正治療を行っている患者さんに治療を途中で止められた方はひとりもいらっしゃいません。
インビザライン治療は1年半ほどで完了
実際に治療を開始した後の流れはどのようになりますか?
精密検査で得られたデータをもとに、1~2週間ほどで患者さん一人ひとりの状態に合った矯正装置(マウスピース)が製造されて届きます。そこからいよいよ治療の本番となります。
治療中、クリニックにはどのくらいの頻度で通うものなのでしょうか。
一定期間分のマウスピースをお渡しして1〜2週間ごとにご自身で交換してもらいますので、交換の度に通院してもらう必要はありません。多くは1~3ヶ月に1回の来院です。毎月通院していただくワイヤー矯正と比べて通院頻度が少ないのも、マウスピース型矯正のメリットのひとつといえますね。
矯正が完了するまでには、どのくらいの時間がかかりますか?
スピードを上げる装置とはどのようなものですか?
実際に治療を行った患者さんの反響はいかがでしょう?
患者さんからは、「歯並びがよくなり、自分に自信が持てるようになった」「思い切って治療してみてよかった」といった、歯並びが良くなったことによる喜びの声に加え、「誰にも気付かれずに治療ができてよかった」などと見映えのよさに驚きの声が上がっています。
患者さんにどれだけ満足いただけるかということを一番に考えて治療を行っていますので、そのような声をいただけることは非常に嬉しいことです。
患者さんにどれだけ満足いただけるかということを一番に考えて治療を行っていますので、そのような声をいただけることは非常に嬉しいことです。
ほかにクララスデンタル長久手の強みがあれば教えてください。
最後に読者へのメッセージをお願いします。
矯正治療は、虫歯の治療などと違って治療した後どうなるかのゴールイメージがわかりにくく、治療の過程や費用の面でも何かと不安を感じることも多いのではないかと思います。そうした不安を取り除くため、当院では、治療終了時の歯並びと終了までの期間をお伝えできるシミュレーションを「無料」で行っています。
「どうなるかわからない」「いつまでかかるかわからない」を少しでも減らすことができるように治療を行ってまいりますので、歯並びが気になる方はぜひお気軽にご来院ください。
「どうなるかわからない」「いつまでかかるかわからない」を少しでも減らすことができるように治療を行ってまいりますので、歯並びが気になる方はぜひお気軽にご来院ください。
編集部まとめ
歯の矯正は、治療が完了するまで年単位の期間を要するため、治療の途中で止めてしまう人も少なくないようです。その点、カウンセリングをしっかり行い、治療後のゴールイメージを納得いくまで一緒に考え、共有してくれるような「患者ファースト」の立場に立った歯科医なら安心して治療が任せられるのではないでしょうか。
医院情報
クララスデンタル長久手
所在地 | 〒480-1152 愛知県長久手市打越1812-2 |
アクセス | 地下鉄『藤が丘駅』より 徒歩17分 リニモ『はなみずき通駅』より 徒歩 8分 リニモ『杁ヶ池公園駅』より 徒歩12分 |
診療内容 | 歯科一般 小児歯科 矯正歯科 歯科口腔外科 予防他 |