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「口内炎が急にたくさんできる」のは何の病気?正しい対処法を医師が解説!

 公開日:2026/04/08
「口内炎が急にたくさんできる」のは何の病気?正しい対処法を医師が解説!

口内炎が多発する疾患の種類と対処法とは?メディカルドック監修医が、ヘルペスや手足口病等のウイルス性疾患の特徴のほか、免疫を高める生活習慣や正しいケアを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「口内炎が急にたくさんできる」のはがんの可能性がある?考えられる病気を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

豊栖 久美子

監修歯科医師
豊栖 久美子(歯科医師)

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国立大学歯学部卒。一般開業医にて勤務後、医療法人の歯科部門として開業する。一般診療に加え訪問診療に携わる。出産後は歯科医師国家試験の予備校に勤務。生徒の指導に加え、記事の執筆・監修、国試の解説動画の作成を行う。現在は歯科医院のHPの記事・コラム作成などWebライターとして活躍中。

「口内炎が急にたくさんできる」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「口内炎が急にたくさんできる」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

ウィルス性口内炎

「口内炎が急にたくさんできる」ときに考えられる口内炎のメジャーな原因にウイルス性口内炎が考えられます。主なウイルス性口内炎と原因ウイルスを表にまとめました。

ウイルス性口内炎ができる疾患 原因ウイルス 症状 治療
ヘルペス性口内炎 単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1) 痛みの強い口内炎、発熱、歯肉の発赤・腫脹など アシクロビルなどの抗ウイルス薬
手足口病 コクサッキーウイルス、エンテロウイルス 口の中や手の平、足に水疱が見られる。発熱があることも 特効薬はなし、対症療法が主
ヘルパンギーナ コクサッキーウイルス、エンテロウイルス 発熱、のどの痛みと水疱など 特効薬はなし、対症療法が主
水痘(水疱瘡) 水痘・帯状疱疹ウイルス 発熱、紅い発疹、水疱、嚢胞などを経てかさぶたになる。 アシクロビルなどの抗ウイルス薬,ワクチンによる予防
帯状疱疹 水痘・帯状疱疹ウイルス 皮膚に痛みやかゆみ、身体の左右どちらかに帯状の赤い発疹が見られる アシクロビルなどの抗ウイルス薬,ワクチンによる予防

発熱や全身症状がある場合は内科や皮膚科に受診することをおすすめします。受診の目安はこちらです。
・38度以上の高熱
・普段と違うピリピリするような痛みがある
・全身症状がある
・我慢できない痛みである
・食べ物や飲み物を摂取できない
上記のような症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

アフタ性口内炎

アフタ性口内炎は最も多く見られる口内炎で、口腔粘膜や舌や唇の裏などにできやすいです。境界線が明確な小さい潰瘍で、表面が白っぽい膜で覆われており、周囲が赤くなっているのが特徴です。
痛みがあり、飲食物がしみることがありますが、通常1〜2週間で自然に治ります。繰り返しできるものは再発性アフタ性口内炎と呼ばれます。
原因は免疫力の低下が考えられます。生活習慣の乱れやストレスにより、免疫力が低下したときによく見られる口内炎です。栄養バランスの良い食事、充分な睡眠時間の確保、ストレスを減らすなどして免疫力が向上するように心がけましょう。
他には、ホルモンバランスの乱れやベーチェット病・潰瘍性大腸炎、白血病の可能性も考えられるので、2週間以上治らない場合、再発を繰り返す場合は医療機関を受診しましょう。

その他の口内炎

口内炎には他にも種類があるので表でご紹介します。参考にしてください。

口内炎の種類 原因 特徴 治療法
カタル性口内炎 入れ歯や矯正器具などの刺激や火傷などの物理的な刺激など 粘膜に炎症や発赤が見られる。 刺激物の除去,ビタミン摂取
壊疽性口内炎 細菌・ウイルスの感染、自己免疫疾患など 潰瘍の表面が黄白色の膜に覆われ出血しやすく激痛がある。発熱することも。 抗生物質の投与など
口腔カンジダ症 カンジダ菌(カビの一種) ぬぐい取れる白い苔のような偽膜がみられる 抗真菌薬の投与,免疫力をあげる,薬による菌交代現象がおこっていないか調べる

「口内炎が急にたくさんできる」症状の正しい対処法は?

口内炎は痛いし、食事もままならず、とても不快ですよね。口内炎が痛い場合は、まず市販薬を試してみましょう。鎮痛剤や刺激を遮断したり抗炎症作用がある塗り薬、抗菌作用のあるうがい薬などが市販されているので、ご自身の使いやすいものを購入することをおすすめします。
口内炎は刺激にさらされると、痛みが強くなります。辛い物や熱い物は避け、刺激の少ない柔らかいものを摂取するようにしてください。特にビタミンB2やビタミンB6は粘膜の新陳代謝を亢進する働きがあるのでレバーや納豆、にんにく、魚などをすすんで取り入れるようにしましょう。サプリメントで摂取するのもお手軽でおすすめです。
また、口内炎を改善するには、生活習慣を見直して免疫を向上させることが大切です。栄養バランスの取れた食事、充分な睡眠時間を取ってストレスの少ない生活を目指しましょう。応急処置をしても症状が2週間以上続く場合は、重篤な病気が隠れている可能性があるので医療機関を受診することをおすすめします。

「口内炎が急にたくさんできる」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「口内炎が急にたくさんできる」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

全身性疾患と口内炎は関係ありますか?

豊栖 久美子医師豊栖 久美子(医師)

全身性疾患が原因で、口内炎ができることもあります。たかが口内炎と侮ることなく、2週間以上治らない、何度も再発する場合は医療機関を受診してください。口腔癌やベーチェット病、潰瘍性大腸炎などの重篤な病気が隠れている場合があります。また、発熱や皮膚にも症状があればウイルス性の感染症の疑いがあります。内科を受診しましょう。

口内炎が繰り返しできる場合は何科に受診するのが良いですか?

豊栖 久美子医師豊栖 久美子(医師)

歯科、内科、耳鼻咽喉科などの医療機関を受診しましょう。口腔内や舌、唇に症状が限局している場合は歯科に、全身症状がある場合は内科、のどに痛みや口内炎があり全身症状がある場合は耳鼻咽喉科をおすすめします。検査をしてもらえたり、お薬を処方してもらえます。

特に危険な口内炎の症状について教えてください。

豊栖 久美子医師豊栖 久美子(医師)

危険な口内炎の症状についてまとめました。参考にしてください。
・2週間以上治らない
・頻繁に再発する
・出血を伴う
・徐々に大きくなっている
・境界が不明瞭
・しこりがある
上記のような症状があれば医療機関を受診することをおすすめします。

まとめ

口内炎が急にたくさんできると、気になりますよね。口内炎はよくある症状ですが、たかが口内炎と侮るのではなくいつもと違う症状がある、全身症状がある、治りが悪いなど、気になることがあればお気軽に医療機関を受診してください。

「口内炎が急にたくさんできる」症状で考えられる病気

「口内炎が急にたくさんできる」から医師が考えられる病気は10個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

歯科系の病気

  • ヘルペス性口内炎
  • 口腔癌
  • カンジダ性口内炎
  • ニコチン性口内炎

内科系の病気

消化器系の病気

口腔内に限局した症状の場合は歯科を受診することをおすすめします。たくさんの口内炎が急にできる場合は、発熱などの全身症状があることも多いのでその場合は内科を受診してください。

「口内炎が急にたくさんできる」に似ている症状・関連する症状

「口内炎が急にたくさんできる」と関連している、似ている症状は4個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 口内炎のようなものが広範囲に広がる
  • 白色や赤色をしたものが広範囲に見られる
  • 口内炎が消えては繰り返し再発する
  • 水ぶくれのような口内炎ができる

「口内炎が急にたくさんできる」症状の他に、上記のような症状がある場合は口腔癌やカンジダ、ウイルス性疾患の疑いがあります。全身疾患をお持ちの方や、口内炎がどんどん広がり、2週間以上治らない場合はなるべく早く医療機関で相談することをおすすめします。

この記事の監修歯科医師